2012年開業、求人ひとすじ10年超「求人から相談できる社労士」
求人とは集客、求人票も広告です。Web/紙媒体も書き方次第、
求人票コピーライターが御社の求人票をバージョンアップ!
仕事に関係のない営業/勧誘等一切お断りします
大阪府社労士会 北東支部所属 Since 2012.06.15
  1. [求人ジャーナリストの連載コラム] Heart Rock Frontline NEWS
  2. 【連載コラム:求人票の書き方 】:欲しい人材に響く! 求職者から「選ばれる」求人票の書き方
  3. [厚労省 企業調査資料]過去1年で求人を出した媒体 / 媒体別平均コスト [#06-2022]
 

[厚労省 企業調査資料]過去1年で求人を出した媒体 / 媒体別平均コスト
[#06-2022]

2022/06/19

***求人媒体 選定の視点***

   

「過去1年間に求人を出した方法」
「媒体別採用1件当たり平均コスト」

 

求人を出している/出そうとする企業には、
各社がどんな求人媒体を選択し、
どれほどコストをかけているかは
とても気になる事柄

   

昨年の9月中旬、
厚生労働省ホームページに、
興味深い調査結果が公表されました。 

 

求人企業・求職者・職業紹介事業者など、
求人募集に関わる当事者を広く対象とした本調査
     
今回のコラムは

「求人企業調査」にフォーカス
その概要をご紹介致します。
 
※以下の資料は、厚生労働省ホームページ等で
 公開されている資料より引用します。

【求人企業調査】 過去1年の求人を出した方法 / 採用1件当たり平均コスト

 

今般公表された調査データは、
「採用における人材サービスの利用に関するアンケート調査」

 

昨年の9月13日、厚生労働省
「第326回労働政策審議会職業安定分科会労働力需給制度部会」の
配付資料として公表されました。

 

≪調査概要≫ ※公開資料より抜粋
・調査対象:求人企業 12.800社
・調査方法:郵送したURL等を通じたインターネット調査
・調査期間:2021年6月16日~30日        
・有効回答数:1,142社
   
本コラムでは、調査結果から
いくつかをピックアップしてご紹介致します。
   
■ 過去1年間に求人を出した方法(雇用形態・企業規模別)

 

本調査結果は、
 ・正社員・非正社員の雇用形態別
 ・従業員100人以上/100人未満の企業規模別
に過去1年間に求人を出した方法(=選択した求人媒体)を
集計したものです(複数回答)

 

図表出典:厚生労働省 2021.09.13
第326回労働政策審議会職業安定分科会労働力需給制度部会 資料

※本調査では「ハローワーク」と「ハローワークインターネットサービス」を
 各々別の選択肢として設問・集計

 

全体を俯瞰してみると
 ・雇用形態・企業規模を問わず
  ハローワーク/求人情報サイトの利用率が高い
 ・100人以上企業では
  自社HPは利用率が高い
 ・情報誌・折り込み・チラシの媒体は
  非正社員での利用率が高い
 ・民間職業紹介事業者(紹介会社)は
  100人以上企業・正社員で高利用率
などの傾向がうかがえます。
  
また、
「知り合い・社員等紹介(縁故)」について
雇用形態・企業規模を問わず、
20%~30%の企業が利用しているなど
アナログな採用手法も、
以前として高い支持を得ていること

 

反面、
「SNS」利用による求人採用活動は
100人以上・正社員でも7.2%程度

そんな求人活動の現状も報告されています。


■ 採用1件当たりにかかる平均コスト

 

採用1件当たりにかかる平均コスト(単一回答)は
以下の結果が公表されています。

 

図表出典:厚生労働省 2021.09.13
第326回労働政策審議会職業安定分科会労働力需給制度部会 資料

 

各媒体の平均コストもさることながら、
相対的に
・紹介会社・スカウトサービスは高額
・求人情報サイトのコストは、
 正社員採用は非正社員採用の倍
などの特徴もうかがえる結果となっています。
  
なお、本調査では
「各採用手段を利用する理由」
報告されています。

 

詳しくは下記【出典・引用】
厚生労働省URLからご確認ください


欲しい人材に響く! 求人票の書き方 (求人媒体 選定の視点)

 

ハローワークや
求人情報サイト/情報誌
自社HPに人材紹介会社 
 
求人コンサルの現場でも
「どこがいいんですか?」
ご質問・ご相談も多々頂きます
  

一般的に、求人情報サイト/情報誌への
広告出稿は"料金先払い"が原則


また、広告掲載後・掲載期間中に
「反響をみながら内容を微調整する」
ことはかなりの困難を伴います。
※最近は、掲載情報は企業がセルフ入力・
費用は成功報酬型などの求人情報サイトも
いくつか見かけますが...
  
反面、
ハローワークの求人票
掲載期間中の修正は、無料でフリー

 

2020年1月のシステム大リニューアルにより、
毎回、管轄ハローワークの窓口で手続きせずとも


"ハローワークインターネットサービス"上に設けた
自社アカウント「求人者マイページ」から
会社のPCで求人票の作成・メンテナンスが
以前より容易にできるインフラが整備されています。
 
また、今回ご紹介した「求人企業調査」では
「職業紹介事業者(人材紹介会社)のサービスの利用」について
 ・紹介された人材がすぐやめてしまう:40.8%
 ・条件とマッチしない応募者を紹介、お勧めされた:37.7%
 ・提供した情報と異なる就業条件を応募者に提示された:11.0%
などの"困りごと・トラブル"も報告されています。
 
どの求人媒体にも
媒体の特性・強み/弱みがあります
一長一短があることを踏まえて
 
「よそがここに出したらしいから」
「ここがいいと噂になっているから」
ではなく
「よそはよそ、うちはうち」

  

自社にとって"最適な組み合わせ"
検討しておきたいとこです。

 

また、本連載コラムで繰り返しお伝えしていますが
「どこに出すか?」以上に
「そこで、だれに・なにを・どう伝えるか?」
は、求人採用活動では、とても大事な視点です。

 

2012年(平成24年)以来、10年にわたって

弊所が本連載コラムや商工会議所などでの
「求人票の書き方セミナー」で
繰り返しお伝えしていることは 

  
「求人とは、集客。」
「求人票も、広告。」

という視点・考え方

  

求人広告である以上、広告の読み手が存在します。

  

どんなに評判のよいマーケットに出店しても
そこでのPRがイマイチであればどんな結果となるか・・・

 

それは、求人でも同じです。

 

求人を出す媒体の選定以上に、
求人情報の内容もしっかりと
検討・吟味しておきたいところです。
 
求人票も書き方・伝え方次第で
その印象はガラリと変わります。
      
みなさんは、仕事を探しているみなさんに
求人票で「なにを・どう」伝えたいですか?

  

【出典・引用・参考】

厚生労働省 2021.09.13
第326回労働政策審議会職業安定分科会労働力需給制度部会 資料

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_20859.html

 

 

最後までお読み頂き、ありがとうございました。
みなさまのご参考になれば幸いです。

 

※本連載コラムは、各省庁ホームページ公開情報等
取材した内容を基に、記事として掲載しています。

 



Office Heart Rockは、2012年6月の開業以来
「ハローワーク求人票の書き方・活用ノウハウ」をメインコンテンツに 
人材確保にお困りのみなさまに 求人・採用活動のサポートメニューをお届けしています。
 ・求人票の書き方セミナーなど講演のご相談
 ・求人票・各種求人媒体コピーライティングのご相談
 ・ホームページ・採用ページ・会社案内ライティング など
お問い合わせ・ご相談はこちらのWebフォームからお願い致します。
 ▽     ▽     ▽     ▽     ▽       
お問合わせ・お申込みWebフォーム