「女性の活躍推進に係るアンケート結果を公表(名古屋商工会議所)」
2021年9月13日
日本商工会議所ホームページ、
ニュースラインのトピックスです。
今回のコラムは、
公表された調査結果をピックアップ、
求人票の書き方も検証します。
[名古屋商工会議所]女性の活躍推進に係るアンケート調査結果の概要
本調査は、
名古屋商工会議所と名古屋市が共同で
定期的に実施している調査
・「従業員に占める女性の割合」
・「女性管理職比率」
・「女性の活躍推進に係る意識」
・「男性社員による育児休業の利用実績」
などの推進状況に関するデータのほか
具体的な企業の取組みについて
本年度は以下の調査結果が報告されています
■ 女性の活躍に向けて推進している取り組み
回答の上位は
「短縮勤務・フレックスタイム等、勤務時間の柔軟化」:53.4%
「女性従業員の採用拡大、パート契約社員から正社員への登用」:47.7%
「出産や育児による休業がハンディとならないような人事制度の導入」:35.5%
従来から課題とされていたリテンション施策
出産・育児などに対する就業環境整備や人事制度整備が上位に
また
「女性従業員の採用拡大・正社員登用」が50%近くで
「女性の管理職への積極登用」よりも上位に
など、取り組みの特徴がうかがえる結果となっています。
■ 女性の活躍推進にあたっての課題
回答の上位は
「家事や育児の負担を考慮する必要がある(時間外労働・深夜勤務をさせにくい)」:26.6%
「活躍を望む女性が少ない」:24.9%
「女性が就ける業務が限られている」:20.2%
両立支援やロールモデル
業務内容の検証などの課題が挙がる反面
「特にない」が 31.6%と毎年増加
報告書でも特徴的な結果として付記しています。
※ここまでの図表出典:名古屋商工会議所「女性の活躍推進に係るアンケート調査結果」
調査結果の詳細は、
下記【出典・引用】からご確認ください。
【出典・引用】
日本商工会議所ホームページ 地域最前線 2021.09.13
女性の活躍推進に係るアンケート結果を公表(名古屋商工会議所)
▽
https://www.jcci.or.jp/news/local-front/2021/0913174446.html
欲しい人材に響く! 求人票の書き方 ( 女性の活躍と求人票の書き方 ※連載コラムバックナンバーより )
「女性従業員の採用」
本連載コラムでは、
女性の活躍推進・採用に関する
トピックスをタイムリーにご紹介、
求人票の書き方も検証してきました。
■ 「女性活躍推進法」と求人票
本連載コラムでは、昨年
「女性活躍推進法」をピックアップ
改正法の動向をご紹介致しました。
令和2年4月1日からは
・一般事業主行動計画策定「情報公表項目」の変更
令和2年6月1日からは
・情報公表の強化
・勧告違反の公表
・プラチナえるぼしの創設
また来年 令和4年4月1日から
「一般事業主行動計画」の策定を義務付けられる事業主は、
常用労働者301人以上から101人以上の事業主へと
対象拡大が予定されています。
【関連コラム】
[4月から順次]女性活躍・パワハラ対策法改正と"女性採用"求人票の連携【求人票の書き方 #16-2020】
【ご参考】
厚生労働省 女性活躍推進法特集ページ
▽
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/AA10K-0000091025.html
厚生労働省では、
企業の取り組みの推進施策として
・女性活躍推進法に基づく「えるぼし」認定制度
・子育てサポート企業の認定制度
「くるみんマーク・プラチナくるみんマーク」
などの認証制度を設けています。
先般の連載コラムでもご紹介の通り
「くるみん・プラチナくるみん」については
事業主に対し内閣府所管の新たな助成制度がスタートします。
【関連コラム】
[令和3年10月施行] 内閣府"くるみん認定"の助成金と求人票への活用法【求人票の書き方 #34-2021】
■ 求人コピーと求人票の書き方
「女性歓迎!」/「主婦歓迎!」
巷の求人広告でよくみかける
キャッチコピーです。
しかし、
求人情報適正化推進協議会が発行した
「求人情報提供ガイドライン」に照らすと
その表現が適正かどうか悩ましいコピーです。
本連載コラムでは、
「求人情報提供ガイドライン」で読み解く
・求人キャッチコピーの書き方
・職種名の書き方
・就業時間の書き方
をご紹介致しました。
【関連コラム】
「女性歓迎!」/「主婦歓迎!」この求人キャッチコピー アウト?セーフ?【求人票の書き方 #05-2021】
「勤務時間は応相談/自由に選べます」この求人コピー アウト?セーフ?【求人票の書き方 #06-2021】
また、本連載コラムでは、
・テレワーク時代と求人票の書き方
・DX人材の確保と求人票の書き方 など
ニューノーマル時代なテーマもピックアップ
求人票の書き方を検証してきました。
【関連コラム】
[令和3年版労働経済白書] 2020年のテレワーク 各社の取組みと求人票【求人票の書き方 #29-2021】
ものづくり産業 DX人材の確保 企業が求める人材像と求人票の書き方【求人票の書き方 #18-2021】
仕事を探している人(求職者)は
「いまの時代」を生き、
「いまの時代」に仕事選びをしています。
ワークスタイルやライフスタイル、
キャリア志向の変化をはじめ
仕事選び・会社選びの価値観や優先順位
求人情報への興味・関心のポイントが
時代時代で移ろうであろうこと
そして、そこに
「こう書けば応募が増える」といった
絶対法則など存在しないこともまた、
想像に難くありません。
2012年(平成24年)以来、
本連載コラムや商工会議所などでの
「求人票の書き方セミナー」で
繰り返しお伝えしていることは
「求人とは、集客。」
「求人票も、広告。」です。
広告コピーの世界がそうであるように
求人コピーの世界もまた、
時代の空気感を的確にキャッチアップした
求人情報のチョイスや言葉選びが
「求人票の書き方」で大切なポイントです
求人票も書き方次第
求人情報も伝え方次第
「自社で働く魅力」
仕事を探しているみなさん向けて
みなさんは求人票で
「なにを・どう」伝えたいですか?
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
みなさまのご参考になれば幸いです。
※本連載コラムは、各省庁ホームページ公開情報等
取材した内容を基に、記事として掲載しています。