「全ての都道府県で地域別
最低賃金の答申がなされました」
2021.08.13 厚生労働省は、
「令和3年度 最低賃金」に関する
全国の地方最低賃金審議会の答申を
取りまとめた資料を公表しました。
全国平均では引上げ額28円 で930円に
7県では平均額を超える引上げ額が
答申されています。
今回のコラムは、
その概要をご紹介致します。
※以下の資料は、厚生労働省ホームページで
公開されている資料より引用します。
令和3年度 地方最低賃金審議会答申の概要 ※厚生労働省 2021.08.13報道発表
今般、報道発表されたのは
都道府県労働局に設置されている
「地方最低賃金審議会」が答申した
令和3年度の地域別最低賃金の改定額
先般、本連載コラムでご紹介した
7月16日に「28円引上げ」の改定目安が示された
「令和3年度地域別最低賃金額改定の目安について」
を受けてのものです。
■ 全国の状況
改定額の全国加重平均額は
・昨年度:902円
・引上げ額:28円
▽
令和3年度は、930円に
この全国平均の
引き上げ額動向を
各都道府県の答申内容でみると
・28円は40都道府県
・29円は4県(岩手県・山形県・鳥取県・佐賀県)
・30円は2県(秋田県・大分県)
・32円は1県(島根県)
となっています。
都道府県別の改定額をみると
令和3年度「1,000円台」で答申されたのは
・東 京:1,041円
・神奈川:1,040円
低い額は
・沖縄、高知で 820円
・岩手、鳥取、愛媛、佐賀、長崎、熊本、宮崎、鹿児島の8県で821円
10月からは全ての都道府県で時間給800円を超えることとなります。
【図表出典】
厚生労働省 プレスリリース 2021.08.14
「(別紙)令和3年度地域別最低賃金額答申状況」
今般答申された改定額は、
・都道府県労働局での関係労使からの異議申出の手続
▽
・都道府県労働局長の決定
のプロセスを経て、
10月1日から10月上旬までの間に
順次発効される予定です。
■ 関西2府4県の状況
・滋 賀:896円(868円)
・京 都:937円(909円)
・大 阪:992円(964円)
・兵 庫:928円(900円)
・奈 良:866円(838円)
・和歌山:859円(831円)
※( )内は昨年度
各府県とも、
2021年10月1日からの発効が予定されています。
ご参考までに
大阪府 直近15年の時間額推移は、以下の通りです。
以上、最新データの概要をお伝え致しました。
詳しくは、下記【出典・引用】URLからご確認ください。
【出典・引用】
厚生労働省 報道発表 2021.08.13
全ての都道府県で地域別最低賃金の答申がなされました
▽
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_20421.html
【参考コラム】
最低賃金 過去最大の引き上げ 全国平均930円を答申 「賃金額」と求人票 【求人票の書き方 #24-2021】
【ご参考サイト】
■ 厚生労働省 最低賃金特設サイト
▽
https://pc.saiteichingin.info/
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
みなさまのご参考になれば幸いです。
※本連載コラムは、各省庁ホームページ公開情報等
取材した内容を基に、記事として掲載しています。
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