【連載コラム:求人票の書き方 #41-2020】
就活生が「就職先を決めるにあたって重視していること」(内閣府 調査報告書 より)
欲しい人材に響く! 求人票の書き方( 就活生が「重視すること」/求人票 書き方の視点 )
「就職先を決めるにあたって重視していること」
回答の6割を占めた項目は
「企業等の安定性」でしたが
もう一つ注目しておきたい項目は
「知名度が高い」です。
ここ数年の推移は
・2017年度調査:24.4%
・2018年度調査:23.9%
・2019年度調査:21.8%
・今年度度調査:18.5%
と年々重要度は低下しています。
"知名度よりも安定性重視"
就活生は、諸々企業情報を収集し、
その安定性を判断していることが
伺えます。
そして
「社会貢献度が高い」の推移も
注目しておきたい項目です。
ここ数年の推移は
・2017年度調査:30.6%
・2018年度調査:28.7%
・2019年度調査:32.6%
・今年度度調査:34.3%
年々その重要度が上昇しています。
このような、
就活生が重視していることの
推移や傾向からみえてくるのは
たとえ、知名度が低くても
・「自社の安定性」・「自社の社会貢献度」などを
裏付ける・根拠となる情報を丁寧に・わかりやすく
情報発信しておくことで就活生の興味・関心を惹くチャンスがある
ということ。
2012年(平成24年)以来、
本連載コラム・求人票セミナーなどで
お伝えしていますが、
「求人とは、集客。」
「求人票も、広告。」です。
企業広告の読み手である顧客と同じように
就活生が重視する求人情報も
時代によって変わっていくものです。
伝える言葉も、読み手の興味・関心も、生きもの。
「こう書けば、必ず応募者が集まる」
そんな絶対法則的な書き方・文章表現など
存在しないことは想像に難くありません。
求人票も書き方次第、
求人情報も伝え方次第。
広告の読み手も求人情報の読み手も欲しいのは
「他社とは違う、オリジナリティとリアリティを感じる情報」
求人情報では他社とは違う「この会社で働く魅力」です。
たとえ求人票の"文字数の制約"があったとしても、
自由な発想とオリジナリティあふれる言葉で
求人情報の読み手に伝えおきたいところです。
みなさんは、まだ見ぬ"欲しい人材"に
なにを・どう伝えますか?
弊社では、
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【近畿経済産業局調査:参考コラム】
「学生に響く中小企業の魅力発信」Vol.5 学生が就職を希望する企業規模(近畿経済産業局)【求人票の書き方 #01-2019】
「学生に響く中小企業の魅力発信」Vol.2 学生が会社選びで重視すること(近畿経済産業局)【求人票の書き方 #36-2018】
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