求人倍率初の4倍超 7月1日解禁 ハローワーク高卒求人票 書き方のポイント
[求人票の書き方 #12-2025]
2025/06/19
***ハローワーク高卒求人票 書き方のポイント2025***
「令和8年3月新規高等学校卒業者の採用選考」
6月1日に求人申込書の受付がスタート
7月1日からは学校訪問などが解禁されます。
今年度も激戦が予想される
高卒求人と採用
今回のコラムでは
今春令和7年3月卒の状況を確認し
「求人票の書き方・伝え方」を検証します。
※以下の資料は、厚生労働省ホームページ等で
公開されている資料等より引用します。
令和7年3月卒 ハローワーク高卒求人の求人・求職・就職内定状況
厚生労働省では、
令和7年3月に高校を卒業した生徒について
ハローワーク求人における
求人・求職・就職内定状況を
取りまとめたデータを公表しています。
主な指標は以下の通りです。( )内は前年同期比
・就職内定率 99.0%(0.2pt減)
・就職内定者数 約12万人(0.3%増)
・求人数 約49万9千人(3.5%増)
・求職者数 約12万1人(0.6%増)
・求人倍率 4.10倍(0.12pt上昇)

図表出典:厚生労働省ホームぺージ
令和6年度「高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る
求人・求職・就職内定状況」取りまとめ(令和7年3月末現在)
求人倍率は、
令和3年卒の2.64倍から毎年上昇
・令和4年卒:3.98倍
・令和5年卒:3.49倍
・令和6年卒:2.89倍
・令和7年卒:2.64倍
先細りする高卒求職者と
急増する高卒求人企業。
そんな近年の傾向と推移
そして、昨今の
大卒採用から高卒採用シフトの
ムーブメントの影響もあってか
昭和63年以来初の「4倍超え」に。
今年度の動向がどのように推移するかが
注目されます。
ご参考までに
令和8年3月新規高等学校卒業者の
採用選考にかかる期日は以下が公表されています。
・ハローワークによる求人申込書の受付開始 : 6月1日
※高校生を対象とした求人については、
ハローワークで求人の内容を確認したのち、
学校に求人が提出される
・企業による学校への求人申込及び学校訪問開始 : 7月1日
・学校から企業への生徒の応募書類提出開始 : 9月5日(沖縄県は8月30日)
・企業による選考開始及び採用内定開始 : 9月16日
※出典:厚生労働省ホームページ
令和8年3月新規高等学校卒業者の就職に係る採用選考期日等を取りまとめました
詳しくは
下記【出典・引用】各URLからご確認ください
求人票の書き方・伝え方(ハローワーク高卒求人票 書き方のポイント2025)
「ハローワーク高卒求人票」
「求人票」として見慣れた一般求人票とは、
かなりデザインが異なりますが
求人票の書き方・伝え方の本質は
本連載コラムでお伝えしていることと
変わるところはありません。
ここからは、高卒求人票各項目について
書き方のポイントを解説致します。
■ 「事業内容」欄・「会社の特長」欄
「事業内容」欄・「会社の特長」欄は
「事業所情報」から転載される情報。
3行90文字以内は一般求人のそれと同じです。

・「事業内容」欄は、
商業登記にあるような表現ではなく
わかりやすく・簡潔な文章・表現で
事業の種類、取扱商品、自社ブランド、
顧客層、店舗数、事業展開のビジョンなど
・「会社の特長」欄は、
会社の経営方針・社風・社会や地域への貢献活動から
上段の「事業内容」を"受けて"さらに具体的な社歴や
製品・サービスの特長・オリジナリティも
各欄で「絶対これを書かなければならない」にとらわれることなく
トータルで読者が「会社の現在・将来」を的確イメージでき、
興味・関心を覚えるような情報・ストーリーを載せておきたいところです。
また、
求人票デザインをみると
ホームぺージURL欄が近い位置にあります。
字数の制約はありますが、
採用ツールとしてSNSを活用している場合にも
閲覧の動機付け・誘導動線としても活用したいエリアです。
【関連コラム】
■ 「職種」欄・「仕事の内容」欄
「職種」欄は、全角40文字以内
「仕事の内容」欄は、全角300文字以内
一般求人より60文字少ない仕様です。

・「職種」欄は、一般求人の28文字よりも
字数が多いメリットを活用して、仕事内容の
情報と連携した書き方を意識したいところです。
・「仕事の内容」欄は、厚労省による
「就職希望の生徒の皆さま向けリーフレット」でも
学生が最も重要視する項目の一つです。詳しく説明することで、
求職者の方の疑問やとまどいを解消し、応募者が増えることにつながります
と"書き方のポイント"を解説しています。
ここで大切になことは「詳しく説明する」の捉え方
あくまでも目線は応募者にあることもちろんですが、
文字数の多さ・冗長な文章が「詳しい説明」であるかは
よくよくご検討ください。
本連載コラムで終始一貫してお伝えしている通り
「求人票も広告」です。
・独善的でダラダラした冗長な文章で埋まった求人広告
・既視感満載なコピーの羅列で内容ペラペラな求人広告
そんな"自称:詳しい求人票"が、
読者の記憶に残り、望む行動を起こしてくれるかは
十分にお考えください。
なお、ハローワーク求人票は"半角"文字が入力できませんから
英語・英文記載は行またぎのオーバーフローとなり見栄えが悪く
なりがちですですので、こちらもご注意ください。
■ 「応募前職場見学」欄
「応募前職場見学」とは、企業に応募する前に
実際の就業環境や業務内容を見学できる機会のこと
この項目(下図⑨欄)は、一般求人票にはない特徴的な項目
「可」の入力でのアピールしかできません

ですが「就職希望の生徒の皆さま向けリーフレット」では
職場の雰囲気なども自分の目で見て実感し、イメージと合うのか、
考えていたものとは異なるのか確認できる機会にもなります。求人票を見て疑問に思ったことも確認しましょう。「百聞は一見にしかず」です!
と就職先選択でのメリットを解説しています。
しかし職場見学は
「”疑問に思ったこと”の確認機会」だけではありません。
「求人票で興味・関心を持ったこと」を
自分の目でみて実感できる機会でもあります。
このあとご紹介する
「補足事項」欄・「求人条件にかかる特記事項」欄などもフル活用して
"ポジティブな参加モチベーション"も刺激しておきたいところです。
そして「百聞は一見にしかず」の”一期一会”を逃さないよう
職場見学会のメニュー・コンテンツも
行き当たりばったりではなく、事前にしっかりと
ビルドアップしておきたいところです。
■ 「補足事項」欄・「求人条件にかかる特記事項」欄
「補足事項」欄は、全角300文字以内
「求人条件にかかる特記事項」欄は、全角300文字以内
一般求人票の「求人条件にかかる特記事項」欄を
均等に2分割して横展開したイメージです。

ここは、厚労省のリーフレット・マニュアルでも触れているように
「(求人票の)各欄に書ききれなかった内容や応募上の注意事項などを記入」
するエリア
・職場の雰囲気や働きやすさなどの情報
・数値では伝わらない「定性情報」
など
「会社・職場で働くイメージ」や
「自社で働く魅力」を抜かりなく訴求しておきたいところです。
※ここまでの図表・コメント出典:
厚生労働省
・高等学校卒業予定者で就職を希望される皆さまへ 会社選びのポイント
・求人申込書(高卒)の書き方のポイント(PL070328首02)
そして、ハローワーク高卒求人票は、
大卒等求人票・一般求人票と比べて
読者層(進路選択のキャスト/ステークホルダー)が
明らかに違うことが大きな特徴です。
※その意味では、高卒求人票は
大卒等・一般求人のそれより遥かに
書き方・伝え方の難度が高い媒体です
訴求ターゲットに刺さる・認知される
広告として機能させるためには、
わかりやすさも詳しさも、
その読者層をもれなくフォローし満足させる
そんなコンテンツの在り方をしっかりと
意識しておきたいところです。
そして、求人票も広告である以上、
その活動の本質は「販促・プロモーション」と同じです。
たとえば、7月に学校訪問が解禁となっても、
両手に手提げ袋いっぱいの会社案内を持っていくことが
果たして、プロモーションとして効果的かどうかも
昨今の求人倍率上昇の背景からも
しっかり検討しておきたいところです。
高卒採用は、
求人票→学校訪問→応募前職場見学→採用面接と
”自社採用活動の総合力”が試される場です
そのフロントライン・起点となる
求人票も書き方・伝え方次第で
その印象はガラリと変わります。
みなさんの求人票は
想定する読者のみなさんが
「読みたい・興味を覚える」内容となっていますか?
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
みなさまのご参考になれば幸いです。
【出典・引用】
令和6年度「高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る求人・求職・就職内定状況」取りまとめ(令和7年3月末現在)
▽
中学校・高等学校卒業予定者の就職・採用活動時期について
▽
高卒就職情報WEB提供サービス
▽
※本連載コラムは、各所ホームページ公開情報等
取材した内容を基に、記事として掲載しています。
