今回ご紹介するデータは
令和5年度厚生労働省委託事業「職場のハラスメントに関する実態調査」
「労働者等調査」のうち
特別サンプル調査にかかる結果です。
・インターンシップ中に就活等セクハラを一度以上受けたと回答した者の割合:30.1%
・インターンシップ以外の就職活動中に受けた者の割合:31.9%
図表出典:厚生労働省 職場のハラスメントに関する実態調査報告書
本調査では「頻度」についても調査
インターンシップ中では
何度も繰り返し:18.9%
時々:42.5%
一度だけ:38.6%
インターンシップ以外では
何度も繰り返し:20.0%
時々:48.9%
一度だけ:31.6%
などの結果が報告されています
令和2年度に実施された
2017~2019年度卒業生を対象とした前回調査では、
「就職活動」又は「インターンシップ」を経験した男女の中で、
「就活等セクハラを一度以上受けた」と回答した者の割合は、25.5%
※出典:厚生労働省 職場のハラスメントに関する実態調査 報告書(概要版)令和3年3月
・前回調査は「4人に1人」
・今回調査は「3人に1人」
「就活等セクハラ」の事態の深刻さと
企業の対策が急務であることが
浮き彫りになった結果が報告されています
ここからは、さらに深掘りした
調査結果をご紹介致します。
■ 受けた就活等セクハラの内容
【インターンシップ中】
・性的な冗談やからかい:38.2%
・食事やデートへの執拗な誘い:35.1%
・不必要な身体への接触:27.2%
【インターン以外の就職活動中】
・食事やデートへの執拗な誘い:33.2%
・性的な冗談やからかい:28.9%
・性的な事実関係に関する質問:26.0%
※ご参考:前回(令和2年度)調査
・性的な冗談やからかい:40.4%
・食事やデートへの執拗な誘い:27.5%
・性的な事実関係に関する質問:26.3%
※注:令和2年度調査では
「就職活動中のセクハラ」と「インターンシップ参加中のセクハラ」の
経験について分けずに集計。
■ 就活等セクハラの行為者
【インターンシップ中】
・インターンシップで知り合った従業員:47.4%
・インターン先での上司・指導役(役員以外):32.0%
・インターン先の顧客等(患者やその家族等を含む):26.3%
【インターン以外の就職活動中】
・大学のOB・OG訪問を通して知り合った従業員:38.3%
・学校・研究室等へ訪問した従業員、リクルーター:37.0%
・採用面接担当者:25.1%
※ご参考:前回(令和2年度)調査
・インターンシップで知り合った従業員:32.9%
・採用面接担当者:25.5%
・企業説明会の担当者:24.7%
ここまでの図表出典:職場のハラスメントに関する実態調査 結果概要
※第6回雇用の分野における女性活躍推進に関する検討会 資料
食事やデートへの執拗な誘いや
就活・インターンの初期に知り合った従業員などに
特徴が見られる結果となっています
厚生労働省では
「就活ハラスメント防止対策企業事例集」のほか
ポータルサイト「明るい職場応援団」内に
「学生向け」・「企業向け」
就活ハラスメント コンテンツページを開設しています。
以上の詳細は、下記【出典・引用】
各URL掲載のコンテンツからご確認ください。