2012年開業、求人ひとすじ10年超「求人から相談できる社労士」
求人とは集客、求人票も広告です。Web/紙媒体も書き方次第、
求人票コピーライターが御社の求人票をバージョンアップ!
仕事に関係のない営業/勧誘等一切お断りします
大阪府社労士会 北東支部所属 Since 2012.06.15
  1. [求人ジャーナリストの連載コラム] Heart Rock Frontline NEWS
  2. 【連載コラム:求人票の書き方 】:欲しい人材に響く! 求職者から「選ばれる」求人票の書き方
  3. [2024年版小規模企業白書] 転職者が自己都合退職する理由と求人票の内容 [#21-2024]
 

[2024年版小規模企業白書] 転職者が自己都合退職する理由と求人票の内容
[#21-2024]

2024/06/11

***転職者が離職する理由と求人票***

 

「2024年版中小企業白書・小規模企業白書が閣議決定されました」 

経済産業省は、2024年5月10日 ニュースリリース

中小企業庁は、ホームページにその全容を公開しました。


本連載コラムでは毎年、本白書から

企業の求人・採用活動に参考となるデータを

紹介していますが

  

本年度の白書でも

「人材不足・人材確保」に関する興味深い

データがさまざまな切り口で報告されています。


本連載コラム、本年も最新版の

中小企業白書・小規模企業白書から

「求人・採用」に気になるデータを

ピックアップしてご紹介致します。


※以下の資料は、中小企業庁等

 ホームページで公開されている資料等より引用します

[2024年版小規模白書より] 転職者が自己都合退職する理由


今般ご紹介するデータは
2024年版「小規模企業白書」
第2部 経営課題に立ち向かう小規模事業者
第1章:小規模事業者の経営課題と対応 から

転職者の離職理由について
以下のデータが報告されています

■ 転職者の自己都合による離職の理由

「自己都合退職」の理由 上位は

「労働条件(賃金以外)がよくなかったから」:28.2%
「満足のいく仕事内容でなかったから」:26.0%
「賃金が低かったから」:23.8%

「会社の将来に不安を感じたから」:23.3%
「人間関係がうまくいかなかった」:23.0%
がこれに続きます


他の選択肢の状況は
「他によい仕事があったから」:16.1%
「いろいろな会社で経験を積みたいから」:15.9%
「能力・実績が正当に評価されないから」:15.3% など

白書での分析コメントでも指摘している通り
業務(仕事)内容や労働(就業)環境の
不具合による離職が特徴的な結果となっています。

ここまでの図表出典:
中小企業庁 2024年版「小規模企業白書」第2部 第1章:小規模事業者の経営課題と対応

詳細は【出典・引用】URLからご確認ください

なお、先に本【連載コラム】で紹介致しましたが
「2024年版中小企業白書」では
「今の勤務先で働こうと思った理由」
関する調査データを掲載しています。

詳しくは、下記【関連コラム】から
ご確認ください

【関連コラム】
 
【出典・引用】
経済産業省 2024.05.10
2024年版中小企業白書・小規模企業白書が閣議決定されました

中小企業庁 2024.05.10 中小企業白書
 
中小企業庁 2024.05.10 小規模企業白書


   

欲しい人材に響く! 求人票の書き方 ( 転職者が離職する理由と求人票 


今回のコラムでは、
「転職者の自己都合による離職の理由」を
ご紹介致しましたが

「今の会社を離職した理由」と
「次の転職先で重視したい内容」は

「次の応募先の選定」から見れば
オモテとウラやニコイチの関係にあると言えます。

離職した理由が
「労働条件(賃金以外)がよくなかったから」であれば、求人票の労働条件に
「満足のいく仕事内容でなかったから」であれば、求人票の仕事内容に
「賃金が低かったから」であれば、求人票の賃金・諸手当に
に仕事探しの興味・関心が向くことは

「次の転職は失敗したくない」
そんな求職者心理を慮ると
ご理解頂けようかと存じます。

しかし、
ここで注意しておきたいことは
 ・労働条件の良し悪し
 ・仕事内容の満足度
 ・賃金の高い/低い
など、転職先に求める条件は
あくまでも「求職者自身の主観と基準」に
委ねられているということです。

考えてもみてください
 だれもがよいと感じる労働条件
 だれもが満足できる仕事内容
 だれもが納得できる高い賃金
そんな「絶対的な正解」はありますか???

求人票の読み手である求職者は
 自分に良い労働条件か?
 自分が満足できる仕事内容か?
 自分に適正な賃金か?
そんな視点と判断の物差しをもって、
各社の求人票を見比べながら、
応募先を選んでいることは
想像に難くないはずです。

採用活動での求人票の機能と役割は
「応募者を集めること」

「求人とは、集客。求人票も、広告です」
本連載コラムや各所での
求人票の書き方セミナーで
10年来ブレることなくお伝えしていますが

自社求人に応募してもらうためには
自社求人に興味・関心を持ってもらうこと

つまり、
自社の求人票を広告として機能させ、
内容にフックしてもらうことが
求人票の書き方で目指す方向性です。
  
そして
「自社求人に興味・関心を持ってもらう」ためには
「手に取ってもらう・読んでもらう求人票」に仕立てることは
広告のチラシ・WEBコンテンツのそれと同じです。

いくら
好条件・高待遇を"それっぽいキャッチコピー"でアピールしても
求人票を"これでもか"な文字量で真っ黒にして"詳しく書いて"みても

初見・見た目で「チャラい求人・ヤバそうな求人・面倒臭い求人」など
求職者がネガティブイメージを持ってしまい、最後まで読んでもらえなければ、
そこには報われない・残念な結果が待っています。

自社が求める人材(求人ターゲット)のニーズ・ウォンツを探り
読み手である求職者のニーズに応え
応募する・しないを判断できる

そんな求人情報を
"よみやすく・わかりやすく"
求人票に落とし込んで求職者に届けるには
 ・伝えたい情報の選定
 ・明瞭な言葉・表現
 ・わかりやすい文章構成
 ・情報を伝える流れと配置
 ・読みやすいレイアウト
などの諸々の要素があります。
 
広告の諸々の事例がそうであるように
気の利いたキャッチコピー・ボディコピーだけが
人を惹きつけるのでないはずです

・休日・休暇・休憩などの労働条件に関する情報
・入社したら担当する具体的な仕事
・入社したら配属される職場の雰囲気
・賃金・処遇の決め方・人事制度

たった1枚の求人票であっても
求職者に応募してもらうための
興味・関心を惹く求人情報の選定や
読んでもらうための表現の創意工夫には
各社各様のアプローチがあり
「絶対法則」な定型句や正解はない
クリエイティブな作業であるはずです。

「どこに求人を出せば、人が集まるか」から
「どう伝えれば、求職者に選ばれるか」へ
 
求人票も書き方・伝え方次第で印象が変わります。
 
みなさんの求人票は
求職者に選ばれる内容になっていますか???

最後までお読み頂き、ありがとうございました。
みなさまのご参考になれば幸いです。

【関連コラム】


※本連載コラムは、各所ホームページ公開情報等
取材した内容を基に、記事として掲載しています。




Office Heart Rockは、2012年6月の開業以来
「ハローワーク求人票の書き方・活用ノウハウ」をメインコンテンツに 
人材確保にお困りのみなさまに 求人・採用活動のサポートメニューをお届けしています。
 ・求人票の書き方セミナーなど講演のご相談
 ・求人票・各種求人媒体コピーライティングのご相談
 ・ホームページ・採用ページ・会社案内ライティング など
お問い合わせ・ご相談はこちらのWebフォームからお願い致します。
 ▽     ▽     ▽     ▽     ▽       
お問合わせ・お申込みWebフォーム