今般ご紹介するデータは
厚生労働省 第201回労働政策審議会職業安定分科会
令和6年1月10日にホームページで公開された資料
求職者の転職活動に関する
以下の調査データが公開されています。
■ 転職活動で企業に提示してほしいこと
「転職活動で企業に提示してほしいこと」
主要な項目の全体・年代別状況は以下の通りです
・「募集している職場の具体的な仕事内容やミッション」
全体:21.5%
20代:14.2% 30代:19.6% 40代:19.6% 50代:32.7%
・「勤務時間や休日休暇、リモートワーク実施率等
働き方に関する詳しい情報」
全体:14.1%
20代:23.5% 30代:16.2% 40代:8.8% 50代:8.1%
・「募集している職場の上司やメンバーの経歴や能力」
全体:13.4%
20代:13.8% 30代:16.2% 40代:15.4% 50代:8.1%
・「募集しているポジションの評価指標」
全体:12.1%
20代:10.8% 30代:12.3% 40代:11.9% 50代:13.5%
・「企業や組織が目指す戦略や目標」
全体:11.1%
20代:7.3% 30代:10.8% 40代:14.2% 50代:11.9%
・20代:勤務時間・休日などの働き方を重視
・30代:職場のメンバーを含めた働き方を重視
・40代:仕事内容・職場メンバー・企業戦略を重視
・50代:募集職種のミッションや成果の評価指標を重視
企業や組織の戦略・目標も重視
そんな年代別の特徴・傾向が
見てとれる結果となっています。
■ 求職者が得られなかった情報
この調査は「知りたくても自分で調べきれなかった情報」
こちらも「20代・30代・40代以上」の年代別の集計結果が
公開されています。
全ての年代で過半数を超えた項目は「職場の雰囲気・社風」
「社員の定着率」・「仕事内容」・「経営者の人柄・考え」
などがこれに続いています。
「自分が働くことになったら、馴染めそうな仕事か?職場か?会社か?」を
ジャッジしたいが、情報が不十分
そんな転職者のジレンマが垣間見れる結果となっています。
ここまでの図表出典:厚生労働省 第201回労働政策審議会職業安定分科会資料【資料2】