転職者が入社後に感じる意識と
就業モチベーションへの影響について
以下の調査データが公開されています。
■ 入社後(転職後)のギャップの有無
本調査での「入社後のギャップ」とは
「自身が経験した転職・就職活動の中で入手した企業の職場情報と比較し、
転職・就職後に働き始めてから知った実際の職場環境との間に
"自身にとって不都合なギャップ"があると感じたか」
※「非常にギャップを感じた」+「どちらかといえば、ギャップを感じた」
・前職正規:61.2%(18.3% + 42.9%)
・前職非正規:58.0%(17.2% + 40.8%)
・前職無業:51.2%(16.2% + 35.0%)
半数以上が転職後に「ギャップを感じている」
ことが報告されています。
図表出典:厚生労働省 第201回労働政策審議会職業安定分科会資料【資料2】
※集計カテゴリの「前職無業」
前職から現職への転職に際して少しでも無業期間が存在した者
および、就業経験を有さない者
また、本データの基となった調査研究では
更に深堀りした「ギャップによる影響」もアンケート
以下の「負の影響」が報告されています。
■ ギャップによる影響
※負の影響:「とても当てはまる」+「どちらかといえば、当てはまる」
・前職正規
「仕事への満足度や働きがいが低下した」:71.5%
「離職転職のきっかけ」:66.8%
「長期的に働き続ける意欲の低下」:74.3%
・前職非正規
「仕事への満足度や働きがいが低下した」:70.0%
「離職転職のきっかけ」:65.2%
「長期的に働き続ける意欲の低下」:71.3%
・前職無業
「仕事への満足度や働きがいが低下した」:65.9%
「離職転職のきっかけ」:56.5%
「長期的に働き続ける意欲の低下」:68.3%
ギャップを感じた人の約7割に
・仕事への満足度低下
・離転職のきっかけ
・勤務意欲低下
などの「負の影響」がみられ
「前職無業」のカテゴリでは、他と比して、
ギャップがあったことによる「負の影響」が
あった割合が低い傾向はうかがえるものの
3つの設問に「とても当てはまる」と回答した割合が
他のカテゴリに比して高い傾向などの特徴がうかがえます