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大阪府社労士会 北東支部所属 Since 2012.06.15
  1. [求人ジャーナリストの連載コラム] Heart Rock Frontline NEWS
  2. 【連載コラム:求人票の書き方 】:欲しい人材に響く! 求職者から「選ばれる」求人票の書き方
  3. データでみる転職者が求める求人情報(欲しい情報・得られなかった情報) [#08-2024]
 

データでみる転職者が求める求人情報(欲しい情報・得られなかった情報)
[#08-2024]

2024/04/05

***応募を検討できる情報と「選ばれる求人票」***

 

「労働者とのミスマッチの防止や人手不足の解消」


2024年3月29日

厚生労働省がリリースした

「求職者等への職場情報提供に当たっての手引」


手引き策定のプロセスに公開された資料にも

求人票の書き方に参考となるデータが

公開されています。

 

今回のコラム、

その概要をご紹介致します。


※以下の資料は、厚生労働省等

 ホームページで公開されている資料等より引用します。

データで見る「転職活動で企業に提示してほしいこと」・「求職者が得られなかった情報」


今般ご紹介するデータは
厚生労働省 第201回労働政策審議会職業安定分科会
令和6年1月10日にホームページで公開された資料

求職者の転職活動に関する
以下の調査データが公開されています。

■ 転職活動で企業に提示してほしいこと

「転職活動で企業に提示してほしいこと」
主要な項目の全体・年代別状況は以下の通りです

・「募集している職場の具体的な仕事内容やミッション」
 全体:21.5% 
 20代:14.2% 30代:19.6% 40代:19.6% 50代:32.7% 

・「勤務時間や休日休暇、リモートワーク実施率等
  働き方に関する詳しい情報」
 全体:14.1% 
 20代:23.5% 30代:16.2% 40代:8.8% 50代:8.1% 

・「募集している職場の上司やメンバーの経歴や能力」
 全体:13.4% 
 20代:13.8% 30代:16.2% 40代:15.4% 50代:8.1% 

・「募集しているポジションの評価指標」
 全体:12.1% 
 20代:10.8% 30代:12.3% 40代:11.9% 50代:13.5% 

・「企業や組織が目指す戦略や目標」
 全体:11.1% 
 20代:7.3% 30代:10.8% 40代:14.2% 50代:11.9% 


・20代:勤務時間・休日などの働き方を重視
・30代:職場のメンバーを含めた働き方を重視
・40代:仕事内容・職場メンバー・企業戦略を重視
・50代:募集職種のミッションや成果の評価指標を重視
    企業や組織の戦略・目標も重視

そんな年代別の特徴・傾向が
見てとれる結果となっています。

■ 求職者が得られなかった情報

この調査は「知りたくても自分で調べきれなかった情報」

こちらも「20代・30代・40代以上」の年代別の集計結果が
公開されています。



全ての年代で過半数を超えた項目は「職場の雰囲気・社風」

「社員の定着率」・「仕事内容」・「経営者の人柄・考え」
などがこれに続いています。

「自分が働くことになったら、馴染めそうな仕事か?職場か?会社か?」を
ジャッジしたいが、情報が不十分

そんな転職者のジレンマが垣間見れる結果となっています。


ここまでの図表出典:厚生労働省 第201回労働政策審議会職業安定分科会資料【資料2】

詳細は【出典・引用】URLからご確認ください 

【出典・引用】
厚生労働省 報道発表 2024.03.29
「求職者等への職場情報提供に当たっての手引」を策定しました

第201回労働政策審議会職業安定分科会資料令和6年1月10日


   

欲しい人材に響く! 求人票の書き方 (応募を検討できる情報と「選ばれる求人票」)


今回ご紹介した
「転職活動で企業に提示してほしいこと」は、見方を変えれば

「これが知ることができれば、応募を検討できる情報」
つまり
「求職者に選ばれる求人票」となりうる"ネタ"と言えます。

12年前から一貫してお伝えしていますが
「求人とは、集客。求人票も広告です。」

・求職者が欲しい情報を求人企業が発信し
  ▽
・求職者の興味・関心を惹き
  ▽
・求職者に自社求人票を選んでもらう

この応募行動へのプロセスは
消費者と広告のそれと同じなはずです。

ハローワーク求人票の
主な活用エリアは
 1.「職種」欄
 2.「仕事内容」欄
 3.「事業内容」欄
 4.「会社の特長」欄
 5.「求人に関する特記事項」欄

「1行30文字」の標準仕様で
"自社が求める"求職者が知りたい情報を
バランスよく・わかりやすく・ていねいに
伝えておきたいところです。

また、
「知りたくても自分で調べきれなかった情報」は、
見方を変えれば
「知らないままで入社前にモヤモヤが残る情報」

特に、過半数を超えた「職場の雰囲気・社風」は
入社直後に「こんなはずじゃ・・・」なギャップを感じやすく
早期離職の引き金ににもなる情報と言えます。

早期離職を避けるには、求人票だけではなく
採用活動のプロセスの各フェーズ
説明会や採用面接の場でも企業側から積極的に
情報発信をしておきたいところです。

「だれに・なにを・いつ・どう伝えるか?」

「自社の求人票を、求職者に選んでもらい応募に繋げる」
求人票も求人コンテンツも書き方・見せ方次第で反響が変わります。

機会があればご検討ください。


最後までお読み頂き、ありがとうございました。

みなさまのご参考になれば幸いです。




※本連載コラムは、各所ホームページ公開情報等
取材した内容を基に、記事として掲載しています。




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