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大阪府社労士会 北東支部所属 Since 2012.06.15
  1. [求人ジャーナリストの連載コラム] Heart Rock Frontline NEWS
  2. 【連載コラム:求人票の書き方 】:欲しい人材に響く! 求職者から「選ばれる」求人票の書き方
  3. [東商 2021年度新入社員意識調査] 入社後感じる不安/魅力に感じる制度 [#22-2021]
 

[東商 2021年度新入社員意識調査] 入社後感じる不安/魅力に感じる制度
[#22-2021]

2021/07/02

   

「2021年度 新入社員意識調査」
   

2021年6月29日

東京商工会議所は、主催する
新入社員向け研修講座受講者を対象に
調査を実施、その結果を公表しました。
  
コロナのため、2020年度は
未実施となった本調査
   
今回のコラムは、
この調査結果をピックアップ、
求人票の書き方/伝え方を検証します。
 

※以下の資料は、東京商工会議所ホームページで
 公開されている資料より引用します。

東商「2021年度 新入社員意識調査」にみる新入社員の意識

  

東京商工会議所「2021年度 新入社員意識調査」

≪調査概要 抜粋≫
・調査対象:東京商工会議所 研修センター主催
      新入社員ビジネス基礎講座 受講者 870名
     【高校卒:16.6% 大学(文系)卒:47.2% 大学(理系)卒:15.3%】
・調査期間:2021年3月26日〜4月23日
・回答者数:791名(回答率:90.9%)


 
以下のデータが公表されています。
 
■ 社会人生活で不安に感じること

 

・上司・先輩・同僚とうまくやっていけるか:51.5%
・仕事が自分に合っているか:50.8%
・仕事と私生活とのバランスが取れるか:47.9%
が上位に

 

反面
・今後も満足いく給料をもらえるか:19.2%
・やりたい仕事ができるか:16.3%
・安定していまの会社で働き続けられるか:15.7%

 

・職場の人間関係への不安
・「自分がやりたい仕事」よりも
 「自分の仕事への適性」への不安

などの特徴がうかがえる結果となっています。
 
■ 魅力に感じる企業の制度
  
回答結果は
・年次有給休暇取得の推進:53.7%
・時差出勤・フレックスタイム制勤務:44.2%
 
・資格(検定)等の取得支援:42.0%
・人材育成体系(研修計画)の充実:40.7%
 
・テレワーク(在宅勤務):33.4%
・出産・育児との両立支援:29.7%
・介護との両立支援:7.1%
 
就活時の興味・関心に近いであろう
「働き方改革関連」・「人材育成関連」項目が上位

占めていることが特徴的な結果となっています。
 
また、本調査では
・就職活動の感想
・1人あたり平均内定企業数
・オンライン就活で苦労したこと・よかったこと
などのデータも報告されています。

  

詳しくは、下記【出典・引用】の
URLからご確認ください。


【出典・引用】

東京商工会議所 2021.06.29
「2021年度  新入社員意識調査の集計結果について」

https://www.tokyo-cci.or.jp/page.jsp?id=1025193

 

欲しい人材に響く! 求人票の書き方( コロナ禍の新卒採用 求人票の書き方/伝え方

   

今般ご紹介した東商意識調査の対象者は、
今春学校を卒業して入社したばかりの新入社員
  
その意識は就活生のそれに
近しいであろうことは
想像に難くありません。

 

本連載コラムでは、前回の
「2019年度新入社員意識調査」
ピックアップ致しましたが

 

2019年度調査で「社会人生活で不安に感じること」の上位
 ・仕事と私生活とのバランスがとれるか:51.4%
 ・上司・先輩・同僚とうまくやっていけるか:50.0%
 ・仕事が自分にあっているか:48.0%
今回調査との意識の違いがうかがえます。

 

【関連コラム】

【東商 意識調査】中堅・中小企業新入社員 "入社した会社を選んだ理由"【求人票の書き方 #17-2019】
   


「2021年度意識調査」では、

"コロナ禍の就活"についても

調査を行っています。

 

その項目ひとつ
「オンラインによる就職活動で苦労したこと」では
 ・会社の雰囲気が分かりづらかった
 ・会社の情報を得ることが難しかった
 ・オンラインだと気軽に質問できないことが多かった
などの回答が紹介されています。

 

コロナ前の就活とは異なる
「会社選びの情報収集難度の違い」の実感
  
この結果からも
就活で職場の雰囲気を掴みきれなかった不安感
そのまま、
入社後の職場の人間関係への不安感に影響・反映

したであろうことがうかがえます。
   
コロナ禍の就活

PC・タブレット画面からでしか
伺うことができない会社・職場の雰囲気

就活生が抱える会社選びの不安感
 
とすれば、
求人情報を発信する企業側は
今まで以上に就活生のニーズ・ウォンツを先取りして、
的確に丁寧に「自社で働くことの不安感」を払拭できるような
コンテンツを提供しておきたいところです。 
   
「自社が求める人材像」に重きを置いて就活生に情報発信するのではなく
その人材に対して「どんな就業環境・育成制度を用意しているか」など
   
どんなコンテンツを・どんな構成で・どう伝えれれば
「自社の雰囲気」に親しみ・興味を持ってくれるのか


求人票の書き方や採用ページコンテンツの作り方で大切なことは
「自社の求人情報を読んで欲しい相手(=ターゲット)」がいること

そして、ターゲットの興味・関心事は時代時代で変わります。
   
・ターゲットに応じて興味・関心がありそうな情報を
・ターゲットに伝わる表現・見せ方で伝える 
  
2012年(平成24年)以来、
本連載コラムや商工会議所などでの
「求人票の書き方セミナー」で
繰り返しお伝えしていることは 
「求人とは、集客。」
「求人票も、広告。」

 
その視点・考え方の本質は広告・広報の

それとなんら変わるところはありません。
  
求人票や採用ページなどのコンテンツは
「求職者に入社を促すツール」ではなく、
「求職者に応募を促すツール」が本質的な役割
    

求人票も書き方次第
求人情報も伝え方次第

     
みなさんは、まだ見ぬ"欲しい人材"に
どんな言葉で・なにを・どう伝えますか?  

   

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

みなさまのご参考となれば幸いです。 



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