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  1. [求人ジャーナリストの連載コラム] Heart Rock Frontline NEWS
  2. 【連載コラム:求人票の書き方 】:欲しい人材に響く! 求職者から「選ばれる」求人票の書き方
  3. [2021年版中小企業白書]中小企業の新卒採用 10年ぶりチャンス到来か? [#13-2021]
 

[2021年版中小企業白書]中小企業の新卒採用 10年ぶりチャンス到来か?
[#13-2021]

2021/05/04

   

2021年4月23日 経済産業省は

「2021年版中小企業白書」を

リリースしました。

 

2021年版の白書 

第1部は「中小企業の動向」

 

第3節「雇用の動向」では

求人・採用戦略に興味深い

データが報告されています。

   

今回のコラムは、

新卒採用に関する動向をピックアップ、

求人票の書き方も検証します。

   

※以下の資料は、経済産業省ホームページ

 公開資料から引用します。

【2021年版中小企業白書】大卒予定者求人数・就職希望者数の推移

  

4月23日にリリースされた

「2021年版中小企業白書」

 

第1部のタイトルは

「令和2年度(2020年度)の中小企業の動向」

 

「従業員300人」は中小企業白書での

中小企業者の一つのメルクマール

 

大卒予定者(=新卒採用)の動向は

以下が報告されています。

 

■ 従業員300人以上の企業の動向

 

従業員300人以上の中堅・大企業は

求人数・就職希望者数ともに拮抗

 

求人倍率は、

"2018年卒"以来 0.9倍で推移

「買い手市場」の状況が続いています。


 

■ 従業員299人以下の企業の動向

 

2021年卒での求人数は減少するも

就職希望者は大幅に増加

 

その結果、求人倍率は、

前年の2020年卒:8.6倍から一気に3.4倍に

 

この推移は、

2010年卒:8.4倍 

⇒ 2011年卒:4.4倍に匹敵する下落幅

 

求人倍率3.4倍は、2012年卒と同水準

    

"従業員299人以下"の中小企業の新卒採用指標は、

10年ぶりのドラスティックな動きをみせています。

 

 

※以上、ここまでの図表出典:

 2021年版「中小企業白書」第1章 第1部 

 令和2年度(2020 年度)の中小企業の動向


欲しい人材に響く! 求人票の書き方( 10年ぶりのチャンス到来 中小企業の新卒採用 求人情報の伝え方 )

   

「ようやく、本当ひさびさに、

 うちの会社にもチャンスがきた。」

 

昨年、求人相談でお伺いした社長さんも

実感しておられた中小企業の新卒採用

 

クライアント様のご依頼を受け、

求人票や求人コンテンツの

コンサルティングやライティングを

生業としている商売柄、

トレンドリサーチや情報収集の一環として、

求人票や、さまざまな求人媒体で出している

各社の求人広告を拝見します。

   

就活生向け求人サイトや採用ページを眺めてみると

 

「革新を恐れず日々進化し、(なにかに)挑戦し続けている会社」が

 ・コミュニケーション能力がある人

 ・自ら考え主体的に行動できる人

 ・積極的にチャレンジできる人

を求めている。

 
大企業・中小企業を問わず
そんな構図・コピーのコンテンツをよくみかけます。

 

とはいえ、ここでは

そのような求人コピーの言葉・表現の

チョイス自体を問題としているのではありません。

   

2012年(平成24年)以来、

本連載コラム・求人票セミナーなどで

繰り返しお伝えしていますが、 

「求人とは、集客。」

「求人票も、広告。」です。

 

広告である以上、

自社の商品やサービスに

興味・関心を持ってもらって

買って欲しい"読み手"が存在します。

  

新卒採用の求人広告では

その読み手は"就活生"です。

 

コロナ禍の影響を受け就活の在り方は

大きく様変わりしているとはいえ

 

・なんらかの方法・媒体で求人情報をキャッチアップ

  ▽

・掲載コンテンツを見て、自分に合った会社・職場・仕事であるかを判断

  ▽

・インターンシップ・企業説明会・採用面接にエントリー

 

逆オファーやスカウト採用など、新しいトレンドはありますが

この流れには、大きな変化はないはずです。

 

大企業から中小企業まで求人情報があふれる中、

就活生はいったいどんな情報を欲しがっているのか?

 

人生で初めて経験する就職活動で

「ベストな選択」をしたい就活生が求める情報とは?

  

欲しいのは、

エントリーの判断をするための

比較対象となる具体性のある情報

 

比較できないほど、具体性がなく曖昧な求人コピーは、

就活生からみれば、既視感満載の"よくある求人情報の羅列"

 

エントリー企業の情報収集に忙しい就活生には 

インパクトのないスルーされるコンテンツであろうことは、

日々、巷にあふれる広告を目にする消費者のそれと変わるところはないはずです。 

    

先の「就活生の"勤続志向"コラム」でもご紹介しましたが

具体的な仕事の内容や、その会社の職場の状況など

 

「その会社だけ」のオリジナルな価値のある情報ほど

就活生の興味・関心にフックするであろうことは想像に難くありません。

  

・商品やサービス

・休暇制度や福利厚生

・自社のビジョンや将来性

  

大企業にも負けない・同業他社にも引けを取らない

自社の独自の「うちの会社で働く魅力」


そして

「人生の大きな選択のため、日々就活を頑張っている学生さんに

うちの会社は、どう寄り添い・どんな情報を提供することが適切か」

そんな"顧客志向"の情報素材のチョイス

   

そんな視点を"自分の言葉"で紡いだ、

「リアルで付加価値が高い」情報を

効果的に散りばめておきたいところです。

 

「広告予算」や「媒体選定」
そして「母集団形成」など
大企業の方法論をなぞることが得策か
大企業と同じ土俵に上がることが得策か
 
そして、
「どこに・いくらで広告を打つか」よりも
「だれに・なにを・どう伝えるか」
 
その本質は、販促・広報・広告戦略のそれと
なんら変わるところはないはずです。

 

求人票も書き方次第

求人情報も伝え方次第
  
言葉ひとつ・表現ひとつで
その印象は大きく変わります。

 
みなさんは、まだ見ぬ"欲しい人材"に
どんな言葉で・なにを・どう伝えますか?   

  

【関連コラム】


  

【10/30公表】H29年3月 大卒就職者の"3年以内離職率" 前年より悪化

  

【出典・引用】

経済産業省ホームページ 2021.04.23
2021年版中小企業白書・小規模企業白書をまとめました

https://www.meti.go.jp/press/2021/04/20210423001/20210423001.html
 
2021年版「中小企業白書」全文

https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/2021/PDF/chusho.html

 

 

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

みなさまのご参考となれば幸いです。 



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