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  1. [求人ジャーナリストの連載コラム] Heart Rock Frontline NEWS
  2. 【連載コラム:求人票の書き方 】:欲しい人材に響く! 求職者から「選ばれる」求人票の書き方
  3. リーマンショック時の求人倍率 0.42倍 企業の人手不足感はいつ頃から? [#03-2021]
 

リーマンショック時の求人倍率 0.42倍 企業の人手不足感はいつ頃から?
[#03-2021]

2021/01/24
 

【連載コラム:求人票の書き方 #03-2021】


・有効求人倍率の推移
・企業の人手不足感の推移
  
「人手不足・採用難」
昨今、経営課題のトレンドの
ひとつに挙げられる"人材確保"

 
その源流はどこから?
  
年明けの1月初め、
厚生労働省ホームページに
興味深い資料・データが公表されました。
   
今回のコラムは、
そのデータの概要をご紹介し、
求人票の書き方も検証します。
 
※以下の資料は、
厚生労働省ホームページ公開資料等から引用します。

リーマンショック以降 求人・人手不足の状況と推移

 

今回ご紹介する資料・データは
2021年1月6日に公表された
「労働市場における雇用仲介の在り方に関する研究会」の
「(資料4)労働市場における雇用仲介の現状について」
 
「Ⅰ 労働市場の概況」では
・有効求人倍率と完全失業率の推移
・人員不足感の推移
各々について、以下のデータが公表されています。

 

■ 有効求人倍率と完全失業率の推移
 
リーマンショック(リーマンブラザーズ破綻)
2008年9月当時の有効求人倍率は0.42倍。

その前年の2007年11月に1.00倍を割り
2008年も下降基調で推移していましたが
翌年2009年の8月には、0.42倍まで急激に下降
 
その後、徐々に上昇基調で推移
2013年11月には、1.01倍となり
その後も右肩上がりで推移
 
2019年4月の1.63倍は
1973年(昭和48年)4月以来の水準となりました。
 

 

※詳しくは、本コラム末尾【出典・引用】のURLからご確認ください。

  
【参考データ】
リーマンショック2008年から 2013年迄 有効求人倍率の推移
※各数値は、左から1月-12月 各月の有効求人倍率
 
+------------------------1----2----3-----4----5---- 6----7-----8-----9---10---11---12--+
・2008年(1月-12月):0.97 0.96 0.96 0.96 0.95 0.92 0.89 0.86 0.83 0.79 0.75 0.71
・2009年(1月-12月):0.64 0.57 0.52 0.49 0.46 0.44 0.43 0.42 0.43 0.44 0.44 0.44
・2010年(1月-12月):0.45 0.46 0.48 0.49 0.50 0.51 0.53 0.54 0.55 0.56 0.58 0.59
・2011年(1月-12月):0.60 0.62 0.62 0.62 0.61 0.62 0.64 0.65 0.67 0.69 0.71 0.72
・2012年(1月-12月):0.74 0.75 0.77 0.78 0.79 0.80 0.81 0.82 0.81 0.82 0.82 0.83
・2013年(1月-12月):0.84 0.85 0.87 0.88 0.90 0.92 0.93 0.95 0.96 0.99 1.01 1.03
+--------------------------------------------------------------------------------------------+ 

 
上記【参考データ】や

本引用資料「有効求人倍率と完全失業率の推移」グラフ横軸の始点、

2005年3月以前の有効求人倍率の状況・推移は、厚生労働省が

毎月公表する「一般職業紹介状況」の"第5表-2"で確認できます。
    
下記、【参考コラム】からもご覧頂けます。
【参考コラム】


■ 人員不足感の推移
 
企業の人手不足感(過剰 - 不足)の推移は、下表の通り
  


 
リーマンショックの2008年以降、
一旦は、不足から過剰に振れたものの
2013年を契機に"不足"に
 
以降は毎年"不足"基調で推移し
製造業と非製造業での温度感はあるものの
全体の傾向として、引用資料でも 

 
「リーマンショック後、特に2013年以降は
全体的に人員不足の状況が続いている。
足下では新型コロナウイルス感染症の影響もあるものの、
全体としてはなお人員不足の基調が見られる。」

  
とコメントしています。

 

欲しい人材に響く! 求人票の書き方( 2012年からお伝えしていること )

     

2013年から続く「企業の人手不足感」
  
・「求人票の書き方セミナー」商工会議所様から
 初めて登壇機会を頂いたのは2014年1月24日
・通算115回目の登壇機会を頂いたのは2020年1月24日
・この連載コラムの執筆は2021年1月24日
     
開業当初から・初めての「求人票の書き方セミナー」から・
そして今現在も終始一貫して、ブレずにお伝えしていることは
「求人票も書き方次第・求人情報も伝え方次第」という視点。
      
今でこそ、あちらこちらで
"求人票の書き方云々"を語るコンテンツをみかけますが 

   
弊所が連載コラム・セミナー登壇を始めた頃は、
先の連載コラムでもご紹介したように
求人メディアへの求人件数が上昇基調な時代。

 

まだまだ求人採用や人材確保を巡る論調は、採用ページも含め 

「どこに出せばいいか・どんな求人メディアがキテるか」が主流でした。

     ▽      ▽      ▽ 

※上記資料 関連コラム

ハローワーク・求人メディア 各媒体の「職種別掲載求人数」TOP10は【求人票の書き方 #02-2021】

   

そんな中、2012年(平成24年)以来、弊所が
本連載コラム・各所での求人票セミナーで
繰り返し・一貫してお伝えしてることは
「求人とは、集客。求人票も、広告。」
というシンプルで本質的な考え方。
      
「どこに出すか」ばかりを意識して
自社の求人広告の露出を増やしたり 
自社の採用ページの見栄えを良くしたり
何十回・何百回とクリックされようと
何百人・何千人・何万人に閲覧されようと
            
読者である求職者にヒットせず応募に繋がらなければ、
その媒体の求人広告にいくらお金をかけたとしても、
それは、集客効果はゼロの「集客できていないコンテンツ」  
      
大切な視点は、
「どこに出すか」よりも
「そこで、だれに・なにを伝えるか?」

  
そして、応募者を集客する広告である以上
そこで、他社と同じような・似たようなフレーズや
テンプレートやサンプルに頼った既視感満載の
陳腐な求人コピーで求職者に訴求しても、
集客効果は見込めないことは想像に難くありません。
   
私もそうですが求人広告のライターは、
「いかに読み手に広告を全部読ませるか(完読)」
頭において、それを目指して素材を集めて言葉を紡ぎます。
       
求人票の書き方で意識しておきたいことは、
 ・「よそとうちは、なにが違うのか」の着眼点
 ・「よそはよそ、うちはうち」なオリジナリティ
 ・「その違いを的確にイメージ」させるファクト  

「他社とはここが違う」・「ここはしっかり読んで欲しい」など
読者に自社の求人に興味・関心を持ってもらうための素材集めと、
その素材をどんな言葉に変換してどう伝えるか。です。
       
その思考プロセスにおいて、

「どこに何行書く」は小手先の些末な微差
フォーカスすることは、その何行の中身をどうするかです。
 
「どこにどれだけ書く」ただそれだけの
"絶対法則なお決まり事"の類いは
求人広告の本質をついていない
"浅いノウハウ"であることは
ご理解頂けようかと存じます。

   
   
求人とは、集客。
求人票も、広告。
求人票も書き方次第。

   
ハローワークの求人票も
書き方・伝え方の工夫次第で
読み手の印象が、ガラリと変わります。
    
みなさんは、まだ見ぬ"欲しい人材"に
どんな言葉で・なにを・どう伝えますか?   
 



    
弊社では、
ハローワーク求人票をはじめ、

採用ページ・各種求人媒体のリライトなどのご相談も対応しております。
よい採用の実現に、弊社のノウハウをご活用頂ければと存じます。

 


最後までお読み頂き、ありがとうございました。
みなさまのご参考になれば幸いです。
 
※本連載コラムは、各所ホームページ公開情報等
取材した内容を基に、記事として掲載しています。

 

【出典・引用】

厚生労働省ホームページ
「労働市場における雇用仲介の在り方に関する研究会」

https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/jc-kenkyu_00003.html
 
第1回「労働市場における雇用仲介の在り方に関する研究会」資料

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_15874.html

 


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