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大阪府社労士会 北東支部所属 Since 2012.06.15
  1. [求人ジャーナリストの連載コラム] Heart Rock Frontline NEWS
  2. 【連載コラム:求人票の書き方 】:欲しい人材に響く! 求職者から「選ばれる」求人票の書き方
  3. [2020年版小規模企業白書]女性・シニアの選択 復職先の従業員規模 [#25-2020]
 

[2020年版小規模企業白書]女性・シニアの選択 復職先の従業員規模
[#25-2020]

2020/05/03
 

特集! 白書で読み解く求人戦略/求人票の書き方-6
【連載コラム:求人票の書き方 #25-2020】


「2020年版 中小企業白書」
「2020年版 小規模企業白書」

 
2020年4月24日
経済産業省/中小企業庁
各ホームページにその全容が
公表されました。
 
本連載コラムでは、両白書を特集
人材採用・人材確保に関するデータから
求人戦略/求人票の書き方を読み解きます。
  
本特集の最終回となる第6回目
引き続き、小規模企業白書から
女性/シニア雇用にフォーカス
・従業員規模別 復職先の選択
に関するデータをピックアップします。
 
※以下の資料は、経済産業省・中小企業庁
各ホームページの公開資料から引用します。

[2020年版小規模企業白書] 女性・シニアの選択 復職先の従業員規模 調査の概要

 
白書では、従業員規模を5つのカテゴリに分類
女性/高齢者の復職先に関する調査結果を報告しています。
 
■ 従業員規模別 女性/高齢者の復職先

【女性の復職先従業員規模】
 1〜  4人:  8.9%
 5〜 19人: 22.0%
20〜 49人: 14.6%
50〜299人: 22.8%
300人以上: 31.7%


【シニアの復職先従業員規模】
※定年退職からの復職先
 1〜  4人:  6.1%
 5〜 19人: 19.8%
20〜 49人: 17.7%
50〜299人: 29.7%
300人以上: 26.6%


 
対比データとして
女性では「新卒女性」が
シニアでは「59歳以下の従業者」が
示されていますが
  
女性・シニアともに、選択した復職先は
「規模の小さな企業の割合が高い」
そんな特徴が伺える結果となっています。

欲しい人材に響く! 求人票の書き方( 白書で読み解く求人戦略/求人票の書き方-6 )

    

白書データで俯瞰した
女性・シニアの復職先
    
そして 
「欲しい人材に響く! 求人票の書き方」
 
「復職先は、規模の小さな企業の割合が高い」
そんな傾向からも、

女性・シニアが企業の知名度などで
復職先を選択していないことは
想像に難くありません。
 
「自分には、この求人はアリかナシか」

 

そんな、
求職者自身の職業経験・
生活背景など諸々の要素を踏まえ
さまざまな感情も抱えながら、
眼前の求人票・求人情報を検索して
情報収集していることもまた、
想像に難くありません。
  
 
2012年(平成24年)以来、
本連載コラム・求人票セミナーなどで
お伝えしていますが、 
「求人とは、集客。」
「求人票も、広告。」
です。

 

広告である以上、そこには
 ・自社の広告を読んでほしい相手
 ・自社の広告に興味を持ってほしい相手
 ・自社の広告で行動してほしい相手
「広告の読み手」が必ず存在します。

 

そこで広告の書き手として、
大切な視点のひとつが
「読み手(求職者)の感情」です。

 

私自身、バブル崩壊⇒リーマンショックの
渦中に訳あって5回の転職を経験しました。
  
各回の転職活動では、
転職サイトへの会員登録はもちろん
複数の人材紹介会社にも登録
当然、求人票も情報誌もチェック
フリーワード検索でヒットした採用ページもチェック
 
当時のあらゆるチャンネルを使って
情報を収集し、気になる求人票を見つけたときには、
「もし自分が、この会社に勤めることになったら」
そんな視点・そんな場面を想定したうえで
 
■ 自分とその仕事との相性

(不安)
 「自分のキャリアが通用するのか?」
 「自分の経験・スキルがマッチするのか?」

(期待)     
 「こういう仕事ならやってみたい・できるかも」
 「あー、こういう人が欲しいのかな」

 

■ 自分とその会社との相性

(不安)
 「この会社はどんな会社か?(規模・事業内容・特長など)」
 「働きやすそうな職場か?(配属先・職場の雰囲気など)」

(期待)

 「この会社って、そんなことやっているんだ」
 「ここって、通勤も楽そうだし、いい職場かも」
 
などなど
新しい就職先候補への"不安と期待"
そんな感情も入り混じながら、
求人票・求人サイトの情報を見ていました。
 
ところで、「必要な経験」について
中途採用の求人情報では
・「〇〇業務の経験n年以上」
・「〇〇ができる方歓迎」

などの表現をよく見かけます。

 

ですが、

この「n年以上」・「できる方」
といった表現から伝わるニュアンス  

 

ともすれば読み手にとっては、
"応募へのハードルの高さ"
印象付けてしまうやも知れません。 

 

たとえば、
・「〇〇業務の経験が活かせる仕事です」
・「〇〇業界でのキャリアがある方歓迎します」

 

同じ"求める経験"を読み手に伝えていても
受け取る印象・ニュアンスが少し変わります。
 
また、
「仕事に必要な経験」について
求人票・求人情報サイトなどでは
独立した項目として
・「必要なPCスキル」欄
・「必要な免許・資格」欄
などが設けられています
  
そこには、具体的なPCスキル、
免許・資格名称の明記だけではなく
 
そのスキルのレベル感や
自社の募集職種での職務遂行への
影響度などの簡潔な説明もですが

 

そして、それに加え
そのスキル・経験が

「必須」なのか
「歓迎」なのか
「尚良」なのか
 
最後にそんな一言の添書きをするだけでも
文章全体のトーンが変わり、
読み手に伝わるハードルの高さの
ニュアンスも変わります。

 

ネットでは一部で
"求人票の書き方ノウハウ"として 
「各欄何文字・全部で何文字書けます」
「ここに〇〇を書いてアピールしましょう」
などと語られていますが
   
「そこに、これを書く」ではなく
「そこに、どう書く」ことが
求人票の書き方の本質です

 
求人票も書き方次第
求人情報も伝え方次第
    
求人公開から応募へと繋げるための
コピーライトに大切なことは
自由な発想とオリジナリティあふれる言葉

 

「見慣れた表現」・「ありがちな言葉」ではない
"自分の・自社の言葉"で紡ぐ「自社で働く魅力」
 

みなさんは、まだ見ぬ"欲しい人材"に
なにを・どんな言葉で・どうやって伝えますか?

 

   
弊社では、
ハローワーク求人票、求人・事業所PRシートをはじめ
採用ページ・各種媒体のリライトなどのご相談も対応しております。
よい採用の実現に、弊社のノウハウをご活用頂ければと存じます。

 


最後までお読み頂き、ありがとうございました。
みなさまのご参考になれば幸いです。
 
※本連載コラムは、各省庁ホームページ公開情報等
取材した内容を基に、記事として掲載しています。

 
【出典・引用】
経済産業省ホームページ 2020.04.24 ニュースリリース
「2020年版中小企業白書・小規模企業白書をまとめました」

https://www.meti.go.jp/press/2020/04/20200424002/20200424002.html
  
中小企業庁 2020年版「中小企業白書」ページ

https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/index.html
 
中小企業庁 2020年版「小規模企業白書」ページ

https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/syoukiboindex.html

 

 


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