6月19日。
派遣法改正法案が衆院を可決通過しました。
改正案の概要については、
各メディアで報道されていますが、
「人材確保・育成」が経営課題な昨今、
自社にマッチした派遣社員を正社員として
「直接雇用」することも、
人事戦略の一つの選択肢といえます。
「キャリアアップ助成金」パート社員に対する
「有期実習型訓練」などの助成金と捉えがちですが、
その本来の目的・趣旨は、
「非正規→正規」への転換に関する助成金。
「派遣社員を直接雇用」した場合にも、
この助成金の対象となる場合があります。
今回は、派遣社員にフォーカスしてご紹介を。
※以下の資料は、厚生労働省公開資料等から引用します。
1.キャリアアップ助成金「正社員転換コース」
(1)助成金の概要

このように、直接雇用した場合に
通常の助成+加算助成が用意されています。
(2)対象となる派遣社員

この「正社員転換コース」の(3)が、
派遣社員に関する要件となっています。
(3)対象となる事業主
主な要件です(※この他にも幾つかの該当要件があります)


2.キャリアアップ助成金「多様な正社員コース」
(1)助成金の概要

このように、直接雇用した場合に
通常の助成+加算助成が用意されています。
(2)対象となる派遣社員
このような要件となっています。


(3)対象となる事業主
主な要件です(※この他にも幾つかの該当要件があります)

3.まとめ キャリアアップ助成金対象労働者の整理と派遣社員を巡る統計データ
まとめとして、ご参考までに、
「キャリアアップ助成金」各コースの
対象となる労働者の横断整理表をご紹介します。

また、派遣社員を巡る統計データもいくつかご紹介します。
※出典:厚生労働省 職業安定局


最後までお読み頂き有難うございました。
※本コラムは、関係各所から入手したネタを元に記事として掲載しております。