【調査対象は、2,000名以上】「女性活躍推進の現状」(from en人事のミカタ）から求人広報戦略を検証しました。

「女性の活躍推進」

このテーマ。

「女性の活躍推進法案」は、
衆議院の年末解散の影響で、
一旦、廃案となりましたが、
労働力人口減少局面を迎え、
採用・人事の現場では、
今後とも、一つの経営課題な感があります。

エン・ジャパンが運営する「エン人事のミカタ」
では、「女性の活躍推進」をキーワードに
過去のアンケート調査を基に、レポートを
リリースしました。

今回は、
入手したリリース資料のデータを基に
「女性の採用」に効果のある求人広報戦略を
検証しました。

※以下、出典　：
　2014.10.22 エンジャパン株式会社
　News Release No.2263

１．企業の取組みに関するデータ

（１）取組みの変遷

レポートでは、
「女性活用に取り組む企業はこの2年で急増」
とサマライズしています。

（２）取組みの具体的内容

レポートでは、
「女性活躍・定着への取り組みは出産後の働きやすさを重視した制度設計が中心」
とサマライズしています。

２．女性の意識に関するデータ

（１）就労意欲

（２）長期勤続のための要因

レポートでは、
「働き続ける上で譲れないことは『転勤』」
とサマライズしています。

とすると、リテンションのための人事施策として、

「勤務地限定正社員」の導入

も選択肢になろうかと考えます。

（３）転職活動で重視する項目

レポートでは、
「転職時に重視することは『職場の雰囲気』」
とサマライズしています。

３．求人広報戦略の検証

（１）「女性が多い職場です」で伝わりますか？？？（データから見えてくるもの）

このデータから、「女性の採用」にフォーカスしてみると、

求人募集に効果的な情報発信のキーワードは、



であることが見えてきます。


では、その「職場の雰囲気」
例えば、

・「”女性が多い”職場です。」
・「”アットホーム”な職場です。」
・「”フレンドリー”な職場です。」

といった、言葉で正しく伝えることができるでしょうか？？？


私見ながら、
求人コンサルの現場からお話させて頂ければ、
「甚だ、心もとない」と言わざるを得ません。


なぜなら、この”　”で囲った言葉。

これだけでは、

からです。



「女性が多い職場」。

沢尻エリカさん主演のドラマ
”ファーストクラス”の
舞台となっている会社も、
言いようによっては、
思いっきり、「女性が多い職場」ですしね。。。
※蛇足ながら。

（２）求人コンサル事例のご紹介

ここで、
求人コンサルでの実際の事例をご紹介します。

求人票でなく、有料の求人フリーペーパーの事例なのですが、



※この向かって左側が求人コンサル事例。


このクライアントさまの求人ターゲットは、
地元の女性（主婦層）

求人コンサルでアドバイスさせて頂いたのは、
この赤枠の情報発信の考え方と視点。

右側との比較で、
「職場の雰囲気」の伝え方の
温度感をご理解頂けるかと思います。


この赤枠の文言、
当初の求人広告案では、
「アットホームな職場」
だったそうです。

ですが、
この赤枠の”３行”を変えただけで、
広告掲載から
したそうです。

（３）求人票での求人広報戦略

求人コンサル事例は、有料の求人媒体の
キャッチな部分での「職場の雰囲気の伝え方」でした。


では、求人票では、どのように伝えていくかをご紹介します。


私見ながら、求人票を構造分析すると、
このような、「３つの情報エリア」にカテゴライズできます。


※弊社「求人票の書き方セミナー」資料から抜粋





ここに、求人ターゲットとして想定した女性が、

・「気になる情報」をネタ出しして、
・「響く言葉」に加工・変換して

伝えていくことがポイントになります。

しかも、この「特記事項」欄。

「２５０文字のスペース」がありますので、

十分なＰＲができるかと考えます。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

 

みなさまのご参考になれば幸甚です。

 

では、また。

 

 

※本コラムは、各情報メディア等から取材した内容を基にして、記事として掲載させて頂いております。