”大卒等求人申込書”
ハローワークで新卒学生向けの求人を出す際の
求人申込書です。
この申込書。
”平成27年3月卒業予定者”から、記載項目欄が追加されました。
この項目。
就活生が最も気にする
”ブラック企業”のあらぬ誤解を受けないための
求人戦略(効果的な求人票の書き方など)の側面もあります。
今回は、そのお話を。
※資料は、公開されているリーフレットから引用

1.追加記載項目欄とは

求人申込書の(3/3)
22欄 「採用・離職状況」欄です。
アウトプットされる求人票は、このようなイメージになります。

2.追加の趣旨とは
入手したリーフレットではこのように記載されています。

さて、以前のコラムで特集しました。
「ブラック企業」の指標。”離職率=30%以上は要注意!”だったのですが、実は、”%”表示には、マジックがあります。
分母と分子の関係
例えば
採用 : 5人 離職 : 2人 離職率 : 40%
採用 : 50人 離職 : 10人 離職率 : 20%
捉え方は、さまざまあると思いますが、
私見ながら、実数表示のほうが、数字の信頼性は高いと考えます。
%は、電卓を叩けば出る数字ですので。
3.では、実績がゼロの場合は???
私見ですが、敢えて、
実績=ゼロを記載しておくほうがよいと考えます。
これは、ハローワークで取材して伺ったお話とも符合するのですが、
「今まで、採用を控えてきたが、今般、採用に転じた」
ことを裏付ける指標にもなりますし、
会社情報としても、
「なぜ、採用に転じたか?の背景」
例えば、
・業績好調
・新規出店
・新規事業拡大
などのPRの要素を裏付ける指標となりうるのでは?
と考える次第です。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
みなさまのご参考になれば幸甚です。
では、また。
※本コラムの内容は、各所取材の上、入手した情報を基に、
記事として掲載させて頂いております。