自社の魅力は唯一無二。
他社がマネできない「無敵の求人票」の素材です。
ハローワークに取材に行くと
事業所向けの求人に関する
様々なリーフレットがあります。
入手したリーフレットから、私見ながら、”なるほど”と
思ったところを集めてみて、ご紹介していきます。
今回は、効果的な求人票の書き方。
「伝えておきたい会社のこと」篇
です。
1.どうして会社のことを???
一言で言うと。
求職者が重視しているから
なんです。
いくら仕事が合っていたとしても、一日の大半を会社で過ごす
わけですから、
会社そのものが自分に合った会社か?
ということは、重要視することは、私自身の転職経験からも
納得できる話しです。
2.では、どんなことを重視しているか?ということなんですが・・・
ハローワークの独自分析では、以下のような項目を求職者が重視する
とのことです。
① 事業内容や業績
② 経営方針
③ 職場環境
④ 昇進制度
⑤ 研修・教育制度
⑥ 福利厚生
私見ながら、
まずは、こういった項目で、
”会社が求める人が、ぜひとも応募したくなることは?伝えておくことは?”
という視点で検証することも、
一つの対策と考えるわけです。
3.では、求人票のどこに書けばいいのか?ということですが・・・
3つのエリアがあります。
① 「事業内容」欄
② 「会社の特長」欄
③ 「特記事項」・「備考」欄
ちなみに、②。
「会社の”特徴”」ではなく、「会社の
”特長”」です。
細かな話を思われるかもですが、特徴
≠特長です。
特徴 : 良し悪しを抜きにして特に際立ったところ。特に目立つところ。
特長 : 特に優れたところ。”他と比較して”優れているところ。
両者の決定的な違いは、
特徴には、欠点や悪い意味が含まれる。ところにあります。
つまり、
「特徴」には欠点も含まれ、「特長」には欠点は含まれない。
PCの漢字変換など、無意識に使いがちですが、
特徴>特長。このニュアンスの違い。
求人票での情報発信に対する
ハローワークのスタンスが窺えますし、
”会社のPR”という視点からは、
情報発信の際のネタのチョイスに大きな差異がありますよね。
ご注意頂きたいのですが、
①・②は、「求人申込書」には、欄がありません。
このような欄を使って、求職者が知りたい
情報を広く伝えることができます。
また、わたくしめ、
広報・労務ジャーナリストの視点からは、
伝える情報も、このようにネタ出しの時点で、
カテゴライズして、
整理してみることも有効だと考えます。
こうやって、分析してみると、
やっぱり、
求人票も求人広告の一種
なんですね。
ターゲットである求職者が、応募したくなる情報を絞り込んで伝えること。
私見ながら、求人票作成の”戦略”ポイントだと考えています。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。
みなさまのご参考になれば幸甚です。
では、また。
※本コラムは、各ハローワークに取材に伺い、入手したリーフレットを
基にして、記事として掲載掲載させて頂いております。