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  1. [求人ジャーナリストの連載コラム] Heart Rock Frontline NEWS
  2. 【連載コラム:求人票の書き方 】:欲しい人材に響く! 求職者から「選ばれる」求人票の書き方
  3. [令和3年版労働経済白書] コロナ禍で企業が実施した職場対応策と求人票 [#28-2021]
 

[令和3年版労働経済白書] コロナ禍で企業が実施した職場対応策と求人票
[#28-2021]

2021/07/23

   

「新型コロナウイルス感染症が雇用・労働に及ぼした影響」

 
2021年7月16日 厚生労働省が公表した
「令和3年版 労働経済白書」の分析テーマです

 

令和2年度は新型コロナウイルス感染症の影響に鑑み
作成が見送られた労働経済白書
 
令和3年版は2019年と2020年の2年間を対象に
雇用・失業情勢の動向や求人・求職の動向など
労働経済に関するさまざまな分析を行っています。
 

今回のコラムも、
白書の第Ⅱ部 第1章をピックアップ
求人票の書き方も検証します。

  

※以下の資料は、厚生労働省ホームページで
 公開されている資料より引用します。

「令和3年版 労働経済白書」より 企業が実施した感染症拡大への対応策

  

今回ご紹介するデータは
令和3年版 労働経済の分析(労働経済白書)
 
第Ⅱ部 第1章のテーマは
「新型コロナウイルス感染症の感染拡大下において
業務の継続を求められた労働者の働き方について」
 
「医療業」・「社会保険・社会福祉・介護事業」・「小売業(生活必需物資等)」の
3業種を中心とした25業種の「分析対象業種」について
以下の分析結果が報告されています。
   
■ 感染拡大への対応策として企業・施設が実施した各種制度の整備状況
 

白書では各社の施策の整備状況を
「感染拡大前から整備」と「感染拡大を受けて新たに整備」に
区分して調査・集計しています。

 

「感染拡大前の平時から整備していたもの」では
 ・従業員の希望に応じたシフトの融通:38.0%
 ・健康相談:36.3%
が上位に

 

「感染拡大を受けて新たに整備」では
 ・有事の際のイベントや集会、会議、懇談会などの中止・自粛:69.4%
 ・消耗品の配付または費用負担:63.9%
 ・咳や発熱などの症状がある人への適切な対応:49.3%
 ・有事の際の営業時間の短縮:31.9%
が施策の上位に


 ・有事の際の通勤方法の変更:19.9%
 ・テレワーク勤務:19.1%
 ・ラッシュを避けた時差通勤:17.5%
がこれに続きます。
 
また、

「特段実施していない」の回答は1.3%と、
各企業で何らかの対策を講じていることがみてとれます。

 

※図表出典:令和3年版 労働経済の分析 第Ⅱ部 第1章 第2-(1)-52図 

 

 

なお
「緊急事態宣言時に事業の継続が求められる事業者」から
選定された「分析対象業種(25業種)と職種」については
以下に区分・定義されています。

※図表出典:令和3年版 労働経済の分析 第Ⅱ部 第1章 第2-(1)-4図

 

 

詳細は、下記URLからご確認ください

 

【出典・引用】
厚生労働省 報道発表 2021.07.16
「令和3年版 労働経済の分析」を公表します

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_19846.html
 
【本文】令和3年版 労働経済の分析

https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/roudou/20/20-1.html

 

欲しい人材に響く! 求人票の書き方( 職場情報の素材(ネタ) 求人票の書き方 )

 


今回のコラムでご紹介した
「企業が実施した感染症拡大への対応策の状況」

 

特に「感染拡大を受けて新たに整備したもの」で
ご紹介した各社の動向については、
今現在、求人募集をしている各社でも、
なんらかの各社独自な対応策を講じているかと存じます。
  
たとえば、
設問項目のひとつ
「消耗品の配布・費用負担」をとってみても、 
業種・業態や事業内容・企業を取り巻く環境・事情によって、
その具体的な施策は、各社独自でさまざまな内容なはず

 

そして、その各社独自の取り組みは
今現在、自社の職場・就業環境を求職者に理解してもらえるHOTな素材(ネタ)
そして、コロナ禍で仕事を探す求職者が「知りたいトピックス」なはずです。
  
  
2012年(平成24年)以来、
本連載コラムや商工会議所などでの
「求人票の書き方セミナー」で
繰り返しお伝えしていることは 
「求人とは、集客。」
「求人票も、広告。」

という視点・考え方

 

求人広告である以上、その作成には
広告の読み手(=求職者)の存在がその前提。
 
そして、広告がそうであるように
読み手の興味・関心事は時代時代で変化していくものです。

 

コロナ禍での就職・転職活動

 

今現在の状況で、読み手である求職者が求める
「より良い職場の条件」の関心事
は、

求人関連のコンテンツで従来から語られていたような
"賃金・休日・残業時間"だけではないはずです。

 

そして「求人票を活用したアピール」とは、
 ・うちの会社の●●がスゴい!
 ・うちの福利厚生は〇〇がスゴい!
などの求人コピー例にみられるような
「自社のスゴさ(≒他社比較の優位点)を殊更に強調して、アピールすること」
だけではありません。 
   
読み手である求職者が"会社・職場選び"で抱えているであろう
「応募への不安要素」・「応募の判断に外せない要素」を先読みし、
その不安を解消したり、ニーズに応えた自社の素材(ネタ)を、
求人コピーに的確に落とし込み、求人票で発信しておくこともまた、
「求人票を活用したアピール」です。
   
広告でもそうであるように、
 ・訥々としたボディコピーでも、読み手に響く広告
 ・地味なキャッチコピーでも、読み手に響く広告
など、自社が広告を出す目的を達成するためのアプローチは、
"たったひとつの絶対法則"ではないはずです。
 
大切な視点は、
「うちの会社は、なにを・どう伝えるか」
 
2020年1月にそのデザインが一新されたハローワーク求人票では
 ・オモテ面の「仕事内容」欄に、最大360文字(1行 30字×12行)
 ・ウラ面の「求人に関する特記事項」欄に、最大600文字(1行 30字×20行)
このほか、
 ・「求人申込書」に新設された「事業所からのメッセージ」欄に、最大600文字
 ・「事業所登録シート②」に新設された「⑤ 福利厚生の内容」欄に、最大510文字
などの情報発信のエリアが確保されています。

 

これらのエリアを活用して、
今現在の求職者が知りたい、興味・関心がありそうな
的を射た「会社・職場の情報」を伝えておきたいところです。
    
求人票も書き方次第、
求人情報も伝え方次第
    

求人票も時流に合わせたアップデートが必要です。

「どんな素材(ネタ)を、どんな言葉で、どう伝えるか」

 
求人票も求人情報も書き方次第でその印象はガラリと変わります。

 

まずは、
今現在、求人票で伝えたい「ネタ」を集めてみてください。
 
いままでの求人票には書いたことがなかったような、
新しいネタがみつかるやもしれません。

   

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

みなさまのご参考となれば幸いです。 



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