ホーム
[求人ジャーナリストの連載コラム] Heart Rock Frontline NEWS
【最新! 賃金動向・求人動向】：最新統計情報
3月全国の有効求人倍率 1.10倍新規求人は前年同期比15か月連続の減少

3月全国の有効求人倍率 1.10倍新規求人は前年同期比15か月連続の減少

2021/04/30

「3月有効求人倍率」
　
2021年4月30日
厚生労働省・大阪労働局から
最新データが公表されました。
　

今回のコラム 「速報！」で
その概要をご紹介致します。

※以下の資料は、厚生労働省・大阪労働局
　各ホームページで公開されている資料より引用します。

令和3年3月大阪府の状況 ※有効求人倍率は3か月ぶりに低下

大阪労働局が発表した
「大阪労働市場ニュース（令和3年3月分及び令和2年度分）」
大阪府の主な求人指標は以下の通りです

・有効求人倍率（季節調整値）1.14倍(前月より0.02pt低下)
　※有効求人倍率は3か月ぶりに低下
　
・有効求人数（季節調整値）180,960人
　前月より 0.3%増加(2か月ぶりの増加)
・有効求職者数（季節調整値）158,561人
　前月より 2.2%増加(3か月ぶりの増加)

新規求人倍率は 2.29倍 2か月連続で低下

その内訳をみると
前年同月比 5.1%減となった新規求人数は、
15か月連続の減少

前年同月比 17.1%増となった新規求職申込件数は、
2か月連続で増加しています。
　
正社員の有効求人倍率は0.88倍

21か月連続で前年同月を下回り、
令和2年5月以降引き続き1.00倍を下回っています。

※図表出典：大阪労働市場ニュース（令和3年3月分及び令和2年度分）

　
正社員の有効求人倍率は0.88倍

21か月連続で前年同月を下回り、
令和2年5月以降引き続き1.00倍を下回っています。
　
なお、
近畿有効求人倍率（季節調整値）は、
前月より0.01ポイント低下し、1.05倍。
こちらも3か月ぶりで低下しています。

令和3年3月全国の状況 ※有効求人倍率は2か月ぶりに上昇

・令和3年3月の有効求人倍率は、1.10倍(前月比0.01pt低下)
・令和3年3月の新規求人倍率は、1.99倍(前月比0.11pt上昇)

※図表出典：一般職業紹介状況（令和3年3月分及び令和2年度分）について

【参考データ】
2020年(令和2年)1月以降有効求人倍率の推移
■ 2020年
　1月：1.51倍 2月：1.45倍 3月：1.40倍
　4月：1.30倍 5月：1.18倍 6月：1.12倍
　7月：1.09倍 8月：1.05倍 9月：1.04倍
10月：1.04倍 11月：1.05倍 12月：1.05倍
■ 2021年
　1月：1.10倍 2月：1.09倍 3月：1.10倍
※出典：一般職業紹介状況（令和3年3月分及び令和2年度分）

新規求人数（原数値）は、前年同期比で0.7%減
この"前年同期比の減少"は、
令和2年1月から15か月連続

「産業別」では
■ 前年同期比で"増"
　・建設業：16.3%
　・製造業： 8.5%
　など
■ 前年同期比で"減"
　・生活関連サービス業,娯楽業：14.8%
　・卸売業,小売業：12.6%
　・情報通信業：11.0%

　・宿泊業,飲食サービス業： 6.0%
　・運輸業,郵便業： 6.7%
　などとなっています。

【参考データ】
「新規求人数」前年同期比増減率の推移
■ 2020年
　1月：▲16.0% 2月：▲13.5% 3月：▲12.1%
　4月：▲31.9% 5月：▲32.1% 6月：▲18.3%
　7月：▲28.6% 8月：▲27.8% 9月：▲17.3%
10月：▲23.2% 11月：▲21.4% 12月：▲18.6%
■ 2021年
　1月：▲11.6% 2月：▲14.6% 3月：▲ 0.7%

■ 都道府県別有効求人倍率（受理地別）

・最高は福井県の1.62倍
　島根県：1.37倍
　岡山県：1.37倍
　岐阜県：1.34倍
　秋田県：1.33倍
　茨城県：1.32倍
　鳥取県：1.30倍
　山口県：1.30倍　
　香川県：1.30倍
　がこれに続きます　

・最低は沖縄県の0.69倍　
「1.00倍割れ」となったのは
　北海道　：0.95倍
　青森県　：0.97倍
　栃木県　：0.99倍
　埼玉県　：0.92倍
　千葉県　：0.83倍
　神奈川県：0.74倍
　滋賀県　：0.90倍
　京都府　：0.90倍
　兵庫県　：0.94倍
の10道府県に　
　　　

また、上記大阪府を除く、
近畿各府県は
　・滋賀県：0.90倍(0.90倍)
　・京都府：1.00倍(0.98倍)
　・兵庫県：0.94倍(0.94倍)
　・奈良県：1.15倍(1.10倍)
　・和歌山県：1.06倍(1.00倍)
　　※1.季節調整値
　　※2.( )内は前月値
で推移しています。

なお、今回の報道発表では
「令和2年度平均の有効求人倍率」も公表

2020年度平均 1.10倍は、

前年比0.45ポイントの低下
　
この下げ幅は
オイルショックの影響を受けた
1974年度の下落幅 0.76ポイント
以来の大きさ

1.10倍の有効求人倍率は

「7年ぶりの1倍台」と報道された

2014年度の1.11倍とほぼ同水準

引き続き、今後の動向が注目されます。　　　　　

【参考データ】

■ オイルショック時の年度推移

　・1973年度平均：1.74倍
　　　　▽
　・1974年度平均：0.98倍

■ 2007年度⇒2020年度の推移

　・2007年度：1.02倍

　　　　　▽

　・2008年度：0.77倍

　・2009年度：0.45倍

　・2010年度：0.56倍

　・2011年度：0.68倍

　・2012年度：0.82倍

　・2013年度：0.97倍

　　　　▽

　・2014年度：1.11倍

　・2015年度：1.23倍

　・2016年度：1.39倍

　・2017年度：1.54倍

　・2018年度：1.62倍

　・2019年度：1.55倍

　　　　▽

　・2020年度：1.10倍

　　
以上、最新データの概要をお伝え致しました。
詳しくは、下記【出典・引用】URLからご確認ください。

　
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
みなさまのご参考になれば幸いです。
　
※本連載コラムは、各省庁ホームページ公開情報等
取材した内容を基に、記事として掲載しています。

【出典・引用】

厚生労働省報道発表 2021.04.30
一般職業紹介状況（令和3年3月分及び令和2年度分）について
▽
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_18223.html

大阪労働局　報道発表 2021.04.30
大阪労働市場ニュース（令和3年3月分及び令和2年度分）
▽
https://jsite.mhlw.go.jp/osaka-roudoukyoku/content/contents/20210428133001.pdf

Office Heart Rockは、2012年6月の開業以来
ハローワークの求人票の書き方・活用ノウハウを
メインコンテンツに　
人材確保にお困りのみなさまに
　◆求人コンサルティング
　◆求人票ライティング　など
求人・採用活動のサポートメニューを
提供しています。
　　　　
当サイトの【連載コラム：求人票の書き方】は
2020年1月に記載項目が拡充・リニューアルされた
"新求人票"に完全準拠
　
欲しい人材に響く求人票ライティングの
ノウハウ・お役立ち情報を随時更新しています。　
　◆御社の求人・採用活動のヒントに
　◆御社の求人票ブラッシュアップに
ご活用ください。

最新の統計データ・エビデンスで読み解く

【連載コラム:求人票の書き方】

バックナンバーはこちらからご覧ください。

　▽　　　　▽　　　　▽

[求人ジャーナリストの連載コラム] Heart Rock Frontline NEWS

【ご参考】
■求人票の書き方セミナー・講演実績
求人とは、集客。欲しい人材に響く！「求人票の書き方」セミナー　

 Office Heart Rock 講演実績（求人票の書き方・採用面接の進め方）　

求人票の書き方セミナー　お客さまの声　

■求人票コンサルティング・ライティング
求人とは集客、求人票も広告です。求人票コンサルティング・ライティング　

 求人票コンサルティング　お客さまの声・事例　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

■解説動画・オンライン講座
3分でわかる欲しい人材に響く！求人票の書き方※2015.06.30

求人コンサルティング・セミナー等のお問い合わせは、
下記お申込みフォームからお願い致します。
▽　　　▽　　　▽