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大阪府社労士会 北東支部所属 Since 2012.06.15
  1. [求人ジャーナリストの連載コラム] Heart Rock Frontline NEWS
  2. 【連載コラム:求人票の書き方 】:欲しい人材に響く! 求職者から「選ばれる」求人票の書き方
  3. [大阪の成長を支える37業種調査]正社員1人あたり採用コストは〇〇万円 [#37-2020]
 

[大阪の成長を支える37業種調査]正社員1人あたり採用コストは〇〇万円
[#37-2020]

2020/07/19
 

【連載コラム:求人票の書き方 #37-2020】

 
「中堅・中小企業における
若者・女性の正社員採用」

 
高い能力・就業意欲を
有する社員の確保は、
企業の競争力向上を左右する
大きなポイントのひとつです。
 
大阪府商工労働部は、
大阪の成長を支える37業種を対象
正社員採用・登用に焦点を絞り調査を行い、
集計・分析結果を公表しました。
 
今回のコラムは
「正社員の採用コスト」
ピックアップ
 
調査結果の概要と
求人戦略を検証します。
 
※以下の資料は、
大阪産業経済リサーチ&デザインセンター(orcie)
ホームページ公開資料等から引用します。

「規模別・産業別 採用コスト」令和元年度調査研究 No.181より


前回と今回のコラムで
ピックアップする調査報告書は
 
令和元年度調査研究 No.181
〜大阪の成長を支える37業種の中堅・中小企業に
 おける若者・女性の正社員採用・登用〜

第3章のテーマは、
「企業における正社員採用への取組と成果」
 
以下の調査結果が報告されています。   
 
■ 規模別・産業別 採用コスト総額の傾向

報告書本文によれば、
広告代・紹介料等の
各社採用コスト(自社人件費を除く)総額は、
平均で2,071,438円
 
全体の分布でみると
 ・50万円未満       :29.8%
 ・50万円〜100万円未満 :18.2%
 ・100万円〜200万円未満:26.4%
 ・200万円〜300万円未満: 3.3%
 ・300万円以上      :22.3%
 
企業規模別に
上位3つの分布をみると
・社員数 100人以上
 300万円以上     :35.7%
 100万円〜200万円未満:21.4%
 50万円未満      :21.4%
 
・社員数 50〜99人
 300万円以上     :28.2%
 100万円〜200万円未満:28.2%
   50万円未満      :28.2%
 
・社員数 20〜49人
 50万円〜100万円未満 :34.8%
 100万円〜200万円未満:30.4%
   50万円未満      :30.4%
 
・社員数 19人以下
   50万円未満      :53.3%
 100万円〜200万円未満:26.7%
 50万円〜100万円未満 :13.3%

産業別の相対的な傾向について
報告書のコメントによれば
 
・卸売・小売業では、200万円以上の企業の比率が低い
 200万円〜300万円未満: 8.0%
 300万円以上      : 8.0%
 
・製造業では、100万円未満の企業の比率が約5割
   50万円未満      :30.6%
 50万円〜100万円未満 :19.4%

・運輸業では、100万円未満の企業の比率が全体の3分の2
   50万円未満      :44.4%
 50万円〜100万円未満 :22.2%
などのデータが報告されています。

 
 
■ 規模別・産業別 1人当たり採用コストの傾向
 
本調査では、
上記採用コスト総額を採用者人数で割った
「採用者1人当たり採用コスト」に関する
データも公表されています。
 
報告書本文によれば、
平均コストは、492,053円
 
企業規模別で
「50万円以上」の回答割合は

 ・社員数 100人以上:35.0%
 ・社員数 50〜99人 :32.4%
 ・社員数 20〜49人 :19.0%
 ・社員数 19人以下 :33.3%
 
その対極にある
「10万円未満」の回答割合は
 ・社員数 100人以上:22.5%
 ・社員数 50〜99人 :24.3%
 ・社員数 20〜49人 :14.3%
 ・社員数 19人以下 :16.7%
 
報告書本文でも指摘している通り、
1人当たり採用コストについては、
 
企業規模にかかわらず、
"高い企業・低い企業が存在している"
傾向が特徴的な結果に
 
産業別では、
 ・情報通信業では、50万円以上が41.2%
 ・建設業では、10万円が未満が33.3%
 ・運輸業では、10万円が未満が37.5%
 
先のコラムでご紹介した
採用手段の選択との関連なども
うかがえる結果となっています。



 
【出典・引用】
大阪経済リサーチセンター 2020.04.15
産業・経済に関する調査結果
 ▽
http://www.pref.osaka.lg.jp/aid/sangyou/sangyoukeizai.html
 
令和元年度調査研究 No.181(令和2年4月15日更新)  
大阪の成長を支える37業種の中堅・中小企業における若者・女性の正社員採用・登用
 ▽
http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/1949/00051733/181wakamono.pdf
 
大阪府 報道発表資料 2020.04.15
大阪産業経済リサーチ&デザインセンターにおける政策立案支援調査の報告
 ▽
www.pref.osaka.lg.jp/hodo/index.php?site=fumin&pageId=37915
※本調査のねらい・使用データの出所・調査回答企業の概要など
 全容と詳細は上記からご確認ください。

欲しい人材に響く! 求人票の書き方( 媒体の選定と費用対効果 )

    

「求人媒体の選定」

 

就職ポータルサイト/人材紹介会社の仲介/
自社ホームページでの告知・・・

 

自社ホームページでの告知は、
各社によって事情は異なりますが

一般的に、ハローワーク以外は、
広告費用・仲介手数料がかかる媒体です。

 

当然、お金をかければ
採用コストも上がります。

 

2012年(平成24年)以来、
本連載コラム・求人票セミナーなどで
繰り返しお伝えしていますが、 
「求人とは、集客。」
「求人票も、広告。」
です。

 

広告である以上、
経営判断として考慮すべきは、
その媒体の"費用対効果"

  
「よそがここに出しているから、うちも・・・」
「みんな『ここがいい』って言ってるから・・・」
「『採用ページは外せませんね』って書いていたし・・・」
ではありません。
 
さきほど、

1人当たり採用コストデータでも
傾向と特徴をご紹介した通り   

 

「お金をかければ、採用は上手くいく」

   
採用活動の現場が、
そんなパワーゲームで進まないことは、
採用に関わったことがあるみなさまには
納得・実感頂けることかと存じます。 
  
そこで
他社に差をつけるために大切なことは、
「よそはよそ、うちはうち」の発想
 
媒体の選定もそうですが
求人票の書き方・求人情報の内容を
変えることも、そのアイデアのひとつ。

 

同じ事象・物事でも
言い回しや伝え方の順序を変えれば
全く違う印象で伝わることは
日常のコミュニケーションでも
よくあることです。

 

求人媒体を使って求職者に
自社の求人情報をPRすることもまた、
コミュニケーションの一種

 
応募から採用実績へ繋げるための
コピーライトに大切なことは

 
「PRしたい自社の魅力はなにか」と
「だれに・なにを・どう伝えるか」の
組み合わせの発想と言葉のチョイス

  

想像してみてください、
その表現のバリエーションを。

  
その発想からは、
「こう書けば応募者が増える」
そんな絶対法則や魔法のフレーズは
存在しないこと
  
もしあったとしても、
そんな定番フレーズは、
すぐに陳腐化して賞味期限切れに
なることがオチであること

 

これもまた、
採用に関わったことがあるみなさまには
納得・実感頂けることかと存じます。
 
求人票も書き方次第
求人情報も伝え方次第 

          
みなさんは、まだ見ぬ"欲しい人材"に
どんな言葉で・なにを・どう伝えますか? 
    
弊社では、
ハローワーク求人票、求人・事業所PRシートをはじめ
採用ページ・各種媒体のリライトなどのご相談も対応しております。
よい採用の実現に、弊社のノウハウをご活用頂ければと存じます。 
 

最後までお読み頂き、ありがとうございました。
みなさまのご参考になれば幸いです。
 
※本連載コラムは、各省庁ホームページ公開情報等
取材した内容を基に、記事として掲載しています。


 



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