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大阪府社労士会 北東支部所属 Since 2012.06.15
  1. [求人ジャーナリストの連載コラム] Heart Rock Frontline NEWS
  2. 【連載コラム:求人票の書き方 】:欲しい人材に響く! 求職者から「選ばれる」求人票の書き方
  3. 2020年版ものづくり白書にみる製造業の求人戦略(経営課題と人材) [#30-2020]
 

2020年版ものづくり白書にみる製造業の求人戦略(経営課題と人材)
[#30-2020]

2020/06/09
 

【連載コラム:求人票の書き方 #30-2020】


「ものづくり白書」
  
経済産業省/厚生労働省/
文部科学省 3省共同執筆による
ものづくり基盤技術の振興に関して
講じた施策に関する報告書です。
 
20回目となる今回の
メインテーマは「企業変革力」 
そして、第2章のタイトルは
「ものづくり人材の確保と育成」
    
企業変革力を高めるために必要な
"人材強化"についてさまざまな
角度から分析・レポートしています。
   
本連載コラムでは、
ものづくり白書を特集。
 
第2回目の今回は、
・ものづくり現場の経営課題と人材
をピックアップ
 
人材採用・確保に関するデータから
製造業の求人戦略/求人票の書き方を
読み解きます。

  
※以下の資料は、経済産業省等
各ホームページ公開資料から引用します。

ものづくり現場の経営課題と人材(「2020年版ものづくり白書」第2章より)

 
 
白書では、ものづくり企業を
"大企業と中小企業"に区分
 
各々が認識する経営課題の
傾向・特徴をレポートしています。
 
上位に挙がる経営課題

大企業では
・価格競争の激化:43.0%
・人手不足:41.9%
・人材育成・能力開発が進まない:40.9%
・原材料費や経費の増大:36.8%
の順に
 
中小企業では
・人材育成・能力開発が進まない:42.8%
・人手不足:42.2%
・原材料費や経費の増大:32.1%
・価格競争の激化:29.1%
の順に
 
中小企業では、
人材確保・育成に関する課題認識
より鮮明な結果となっています。
 
また、同じ人材関連項目のうち、
「後継者不足」については
大企業:22.7% に対し 
中小企業:17.1%
 
後継人材確保の課題認識についても
特徴がみられる結果となっています。

 

 

【出典・引用】
経済産業省ホームページ 2020.05.29 ニュースリリース
「令和元年度ものづくり基盤技術の振興施策」(ものづくり白書)を取りまとめました

https://www.meti.go.jp/press/2020/05/20200529001/20200529001.html
 
2020年版ものづくり白書(ものづくり基盤技術振興基本法第8条に基づく年次報告)

https://www.meti.go.jp/report/whitepaper/mono/2020/honbun_pdf/index.html
 
独立行政法人 労働政策研究・研修機構 2020.05.27
「デジタル技術の進展に対応したものづくり人材の確保・育成に関する調査」結果

https://www.jil.go.jp/press/documents/20200527.pdf

欲しい人材に響く! 求人票の書き方( 人手不足と人材育成  求人募集のバランス感覚 )

    

「人手不足と人材育成」

2つの経営課題
 
ものづくり企業各社の
事業内容・技術力・人員構成など
諸々の事情によって、
そのバランス・プライオリティが
異なるであろうことは想像に難くありませんが
「採用と育成」は人材確保の車の両輪

 

そして、人材採用の入口である
求人募集のフェーズでは
自社の採用方針・欲しい人材像に
適う求職者からの応募を促すことは、
入社後の早期離職の回避・定着率の向上の
観点からも重要な戦略です。
 
「欲しい人材像の明確化」

 

求人戦略でよく語られていますが
明確にしておくことは

”〇〇できる人”といった
能力・スキル要件だけではありません。
 
採用方針に強く関係する要素は、
・短期スパンの貢献を期待する即戦力人材を採用するのか
・長期スパンの貢献を期待する育成人材を採用するのか
といった採用のベクトル

 

ここが曖昧なままだと
・入社後の育成で伸ばすスキル
・入社時に欲しい経験・スキル
の切り分けが不明瞭のままに
募集⇒面接⇒採用⇒育成の
サイクルを回すことになり

  
ミスマッチ⇒早期離職⇒再募集

悪循環に陥ることにもなりかねません。
 
そして、応募者を集める
求人票・求人情報のコンテンツも
自社がどんな人材を求めているかで
発信する情報が変わってきます。
  
「即戦力人材を採用する」のであれば、
・どんな役割・成果が求められているのか?
・どんな職場の環境で働くことになるのか?
・どんな処遇/労働条件が用意されているか?
といった事柄・情報が、
その立場の読み手の興味・関心事でしょうし

 

「育成人材を採用する」のであれば、
・入社後はどんなカリキュラムで育成するのか?
・社内の育成体制は/Off-Jt・OJTなどの体系は?
・5年/10年スパンでみた社内のキャリアプランは?
といった事柄・情報が、
その立場の読み手の興味・関心事であろうことは
想像に難くありません。


ただただ、
自社のアピールポイントを
事柄の関連性も脈絡もなく、
上から下に羅列することが
「詳しく書かれた求人票」ではありません。
  
「詳しい・詳しくない」は、
あくまで読み手の主観
"自分にとって欲しい情報"が
そこに網羅されているかどうかです。

 
2012年(平成24年)以来、
本連載コラム・求人票セミナーなどで
お伝えしていますが、 
「求人とは、集客。」
「求人票も、広告。」
です。
 
求人票・求人情報は、
"誰でもいいから"ではなく
「読んでほしい・応募してほしい」
人材像(読み手)が存在します。
 
その読み手は、
自社が仮定する「欲しい人材」
自社求人が狙うターゲットです

 

・ターゲットによって、見せるものを変える
・ターゲットによって、伝える内容を変える
・ターゲットによって、文体・表現を変える

は、その本質においては広告コピーのそれと一緒

    

「●●で〇〇なお仕事です」
「▲▲さん活躍中!△△な職場です」
「■■は□□なので安心です」

いかにも"あるある"なコピーが響くどうかも、

読み手の感性次第
  
伝える言葉も、読み手の興味・関心も、
生きものです。    
   
「こう書けば、必ず応募者が集まる」
そんな絶対法則的な書き方・文章表現など
存在しないことは想像に難くありません。
  
求人票も書き方次第
求人情報も伝え方次第

 
「見慣れた表現」・「ありがちな言葉」ではない
"自分の・自社の言葉"で紡ぐ
他社とは違う「自社で働く魅力」
 
自由な発想とオリジナリティあふれる言葉で
求人情報の読み手に伝えおきたいところです。  
 

みなさんは、まだ見ぬ"欲しい人材"に
なにを・どんな言葉で・どうやって伝えますか?

 

   
弊社では、
ハローワーク求人票、求人・事業所PRシートをはじめ
採用ページ・各種媒体のリライトなどのご相談も対応しております。
よい採用の実現に、弊社のノウハウをご活用頂ければと存じます。

 


最後までお読み頂き、ありがとうございました。
みなさまのご参考になれば幸いです。
 
※本連載コラムは、各所ホームページ公開情報等
取材した内容を基に、記事として掲載しています。

 


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