【連載コラム:求人票の書き方 #14-2019】
「人手不足等への対応に関する調査結果」
2019.06.06 日本商工会議所は、
全国4,125社の中小企業を対象に
調査を実施(回答2,775社)、
その結果を発表しました。
毎年、6月にリリースされる調査結果、
「業種別」過不足状況も報告されています。
今回のコラム、
その調査結果の概要と、
求人票の書き方を検証します。
※以下の資料は、日本商工会議所ホームページで
公開されている資料より引用します。
2019年度「人手不足への対応に関する調査」の概要(業種別集計)
振り幅が特徴的な業種は、
「介護・看護」
前年の68.0%から79.2%と
人手不足感が急激に上昇しています。
「宿泊・飲食業」は、79.1%から 81.8%
「運輸業」は、79.2%から 79.2%
ともに、人手不足感は約8割。
「建設業」:75.4%
「情報通信・情報サービス業」:72.7%
「その他サービス業」:72.0%
が続き、人手不足感は高止まり傾向で推移しています。
≪調査概要 抜粋≫
・調査地域:全国47都道府県
・調査期間:2019年3月25日〜4月25日
・調査方法:各地407商工会議所職員による訪問調査
・対象企業数:4,125社(回答企業:2,775社)
【出典・引用】
日本商工会議所 ニュースライン 2019.06.06
「人手不足等への対応に関する調査結果について」
▽
https://www.jcci.or.jp/news/2019/0606132502.html
「人手不足等への対応に関する調査結果」
▽
https://www.jcci.or.jp/20190606hitodebusokuchosa-kekkagaiyo.pdf
欲しい人材に響く! 求人票の書き方(競合多数で選ばれる求人票)
「人手不足感が高い業種」
視点を変えると
「他社求人と競合が激しい業種」
ともいえます。
同業他社の求人情報が溢れる状況での
応募先を選定する"読み手"の興味・関心
たとえば「労働条件が良い」という選択肢
その要素は、
「高時給〇,〇〇〇円」
「年間休日〇〇〇日以上」といった
給与・休日だけではありません。
・通勤に便利なロケーション
・希望する時間帯・曜日に勤務可能
・自分に合いそうな職場環境
などの読み手の事情による主観的な要素
「私にとって良い労働条件」が含まれることは
想像に難くありません。
そして、その事情・背景、興味・関心の対象は、
求人ターゲットの属性によって異なることもまた、
想像に難くありません。
また、求人競合が多数な業種では
・自社独自の仕事内容
・自社独自の事業の強み
・自社独自の職場の特長 など
競合他社との違い "横並びの差異"を
意識しておくことも「選ばれる求人」の
要素になり得ます。
なにを「自社で働く魅力」として、
だれに・どのように伝えるか?
2012年(平成24年)以来、
本連載コラム・求人票セミナーなどで
お伝えしていますが、
「求人とは集客。求人票も広告。」です。
どこに出すか? よりも大切なことは、
「だれに・なにを・どう伝えるか」
"人手不足"の状況は、転職希望者が
「応募先・転職先をが選べる」状況。
求人票・求人媒体から読み取る判断基準は、
「この仕事は・この職場は・この会社は、
私にとって、アリか?ナシか?」
企業の広告・広報活動を取り巻く状況、
巷に商品・サービスが溢れている状況と同じです。
その本質は、広告・広報のアプローチと
なんら変わるところはありません。
そこで大切な視点は、
「いかに、転職希望者(=お客様)に選んでもらうか?」
・自社の仕事の魅力(仕事の内容に興味)
・自社の仕事に活かせるスキル(能力・個性・資格を生かせる)
・自社の職場の現状(労働条件が良い)
よくある表現・曖昧なコピーや、
仰々しい表現・盛ったコピーで訴求するより
自社独自の具体的事実(Fact)を踏まえた
オリジナリティあふれるコピーで訴求する情報のリアリティ。
そんなコンテンツが、読み手である求職者に響く
求人情報であろうことは、想像に難くありません。
求人情報も伝え方次第。
弊社は、ハローワーク求人票のほか、
採用ページ・各種媒体のリライトなどのご相談も対応しております。
良い採用の実現に、弊社のノウハウをご活用頂ければと存じます。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
みなさまのご参考になれば幸いです。
※本コラムは、各メディア情報等取材した内容を基に、
コラム記事として掲載しています。