【連載コラム:求人票の書き方 #11-2019】
平成から令和へ。
G.W.直前の
平成31年4月26日
「2019年版中小企業白書」が
中小企業庁ホームページに
公表されました。
第1部 第4章のテーマは
「人手不足の状況」
今回のコラムは、
"従業者規模別入職理由"を
ピックアップ。
求人票の書き方も検証します。
※以下の資料は、中小企業庁ホームページで
公開されている資料より引用します。
「2019年版中小企業白書」 前職・現職の従業者規模別入職理由
「2019年版中小企業白書」では
・大企業:従業者数300人以上
・中小企業:従業者数299人以下
にカテゴライズ
前職 ⇒ 現職の転職行動を
① 中小企業から中小企業
② 中小企業から大企業
③ 大企業から中小企業
④ 大企業から大企業
の4つのパターンに分類し
「現職の入職理由」をまとめています。
4つのパターンともに
「仕事の内容に興味」が 1位
※①:21.5% ②:25.1% ③:24.2% ④:28.3%
各入職理由の回答割合を上位から並べると
・「労働条件が良い」
① 中小企業から中小企業:21.2%
③ 大企業から中小企業:21.1%
② 中小企業から大企業:20.6%
④ 大企業から大企業:18.4%
・「能力・個性・資格を活かせる」
④ 大企業から大企業:20.3%
③ 大企業から中小企業:19.2%
② 中小企業から大企業:13.0%
① 中小企業から中小企業:12.9%
ちなみに、
入職理由として「収入が多い」を挙げた割合は、
① 中小企業から中小企業:9.5%
② 中小企業から大企業:9.1%
③ 大企業から中小企業:6.5%
④ 大企業から大企業:7.8%
また、③ 大企業から中小企業への転職 では
・「通勤が便利」:10.6%
も特徴的な結果となっています。
【出典・引用】
2019年版「中小企業白書」「小規模企業白書」を公表します
▽
https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/190426hakusyo.html
2019年版「中小企業白書」
▽
https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/index.html
欲しい人材に響く! 求人票の書き方(従業者規模別の転職・入職理由で読み解く求人戦略)
大企業から中小企業へ
中小企業から中小企業へ
上記、白書のデータからも
中途採用で求人ターゲットとなる
転職希望者が抱える事情・背景は、さまざまです。
「仕事の内容に興味」
「労働条件が良い」
「能力・個性・資格を生かせる」
それぞれの事情・背景での入職理由
その判断基準は
「この仕事は・この職場は・この会社は、
自分にとって、アリか?ナシか?」
ハローワークの求人票や各種の求人媒体
あるいは、企業の採用ページを眺めながら、
そんな読み手の主観・相対的な尺度で
応募する・しないの選択をしているであろうことは、
想像に難くありません。
2012年(平成24年)以来、
本連載コラム・求人票セミナーなどで
お伝えしていますが、
「求人とは集客。求人票も広告。」です。
"人手不足"・"売り手市場"といわれる昨今は、
「応募先・転職先を求職者が選べる」状況。
企業の広告・広報活動を取り巻く
巷に商品・サービスが溢れている状況と同じです。
そこで大切な視点は、
「いかに、転職希望者(=お客様)に選んでもらうか?」
・自社の仕事の魅力(仕事の内容に興味)
・自社の仕事に活かせるスキル(能力・個性・資格を生かせる)
・自社の職場の現状(労働条件が良い)
よくある表現・曖昧なコピーや、
仰々しい表現・盛ったコピーで訴求するより
自社独自の具体的事実(Fact)を踏まえた
オリジナリティあふれるコピーで訴求する情報のリアリティ。
そんなコンテンツが、読み手である求職者に響く
求人情報であろうことは、想像に難くありません。
どこに出すか?よりも、
だれに・なにを・どう伝えるか?
求人票も書き方次第、
求人情報も伝え方次第。
その伝え方の本質は、
コピーライティングのそれと、
なんら変わるところはありません。
弊社は、ハローワーク求人票のほか、
採用ページ・各種媒体のリライトなどのご相談も対応しております。
良い採用の実現に、弊社のノウハウをご活用頂ければと存じます。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
みなさまのご参考になれば幸いです。
※本コラムは、各メディア情報等取材した内容を基に、
コラム記事として掲載しています。