【連載コラム:求人票の書き方 #05-2018】
「中小企業の雇用・賃金に関する調査結果」
日本政策金融公庫が、取引先を対象に
2017年12月中旬時点での動向を調査、
2018年2月28日、その結果を公表しました。
「従業員の増減理由」
その調査結果からは、
企業が抱える事情と思惑がうかがえます。
今回のコラム、
その概要をご紹介致します。
※以下の資料は、
日本政策金融公庫 公開データから引用します。
「従業員の増減理由」調査結果の概要
【増加理由】
正社員では
・将来の人手不足への備え:53.7%が上位。
・受注・販売が増加:42.2%
・受注・販売が増加見込み:28.5%
一方、非正社員では
・受注・販売が増加:45.1%
・将来の人手不足への備え:27.4%
・受注・販売が増加見込み:26.6%
が上位に。
・将来を見据えた長期的視点での人材確保
・足下の受注・販売対応のための人材確保
双方の思惑がうかがえます。
【減少理由】
正社員:54.9%
非正社員:43.2%
の高い割合で
・転職者の補充人員を募集したが採用できず
が突出。
有効求人倍率が高水準で推移している
"売り手市場"の現状を反映する結果となっています。
また、
・正社員「増加理由」の
非正社員を正社員に登用:13.9%
・非正社員「増加理由」の
定年を迎えた正社員を非正社員として再雇用:14.2%
・非正社員「減少理由」の
非正社員を正社員に登用:22.8%
からは、
外部市場からの採用のみならず、登用・雇用延長等による
"社内人材"のリテンション施策の充実もうかがえます。
ハローワークで人材確保 「転職者採用」と求人票の書き方
・転職者の補充人員を募集したが採用できず
が「減少理由」のトップとなった調査結果
"売り手市場"の求人・採用で
その課題を克服するためには、
「自社で働く魅力を求人情報で訴求」
することが、不可欠です。
"売り手市場"を転職者の視点でみれば、
「仕事を・会社を・職場を選べる」状況です。
"他社とは違う"
それは、消費者・お客様から選ばれる
企業のPR活動と本質は同じです。
・〇〇〇な仕事です。
・△△△が充実しています。
・□□□な職場です。
求人情報でよくみかけるキャッチコピーだけでは、
他社との違いが読み手に伝わらず、
"似たような求人"としか認識されません。
一歩踏み込んだ
「具体的で明確。そしてリアルな言葉」で、
自社の仕事・職場・会社を伝えることが、
"選ばれる求人情報"の大事なポイントです。
・買って欲しいお客様に、広告で"自社商品の魅力"を訴求すること
・入社して欲しい人材に、広告で"自社で働く魅力"を訴求すること
は本質の考え方は同じ。
求人も広告であることがおわかり頂けようかと存じます。
・求人票の限られたスペースで
・読み手が負担に感じないよう
・具体的に、わかりやすく、簡潔に
リアルで明確なメッセージを発信することがポイントです。
「他社の求人とはココが違う」独自の魅力の情報発信
単に「詳しく書けば応募がある」ではありません。
もちろん、広告である以上は、嘘は書けません。
それは、企業の広報活動と同じです。
「ハローワークの求人票」も書き方次第、
求人媒体の選択肢のひとつとして
ご活用頂ければと存じます。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
みなさまのご参考になれば幸甚です。
では、また。
※本コラムは、各メディア情報等取材した内容を基にして、
記事として掲載させて頂いております。
【出典・引用】
日本政策金融公庫 2018.02.28
「中小企業の雇用・賃金に関する調査結果
(全国中小企業動向調査・中小企業編2017年10-12月期特別調査)」
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https://www.jfc.go.jp/n/findings/pdf/tokubetu_180228.pdf
【ご参考】
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