【連載コラム:求人票の書き方 #13-2017】
「どこに求人を出せば?」
「欲しい人材は、どこで求人をみてる?」
最近、求人コンサルティングの現場でも
よくご質問を頂きます。
「中小企業・求職者双方が
採用に有効と考える手段とは?」
平成29年4月21日、閣議決定を受け、
経済産業省ホームページで公表された
「2017年版中小企業白書」
その調査データが公開されています。
今回のコラムは、求人票の書き方と併せ、
調査結果を「速報!」でお伝え致します。
※以下の資料は、経済産業省ホームページで
公開されている資料より引用します。
1.人材不足の状況とその影響 「2017年版中小企業白書」より
「2017年版中小企業白書」では、
中小企業が"求める人材像"を、
・中核人材:
高い専門性や技能等を有し、事業活動の中枢を担う人材
・労働人材:
中核人材の指揮を受けて、事業の運営に不可欠な労働力を提供する人材
の二つに区分
「人材不足の状況とその影響」を
さまざまな角度から分析を行っています。
2.求人をどこに出す?どこでみる? 「2017年版中小企業白書」より
今回のコラムでご紹介するのは、
そのうちの「採用手段のミスマッチ」
採用に当たって、
・中小企業が有効だと考える手段
・求職者が有効だと考える手段
その相違を実態分析した結果です。
【中核人材】
「有効性の認識」
■求職者(グラフ上段)
求職者を3つの年齢層
・18歳〜34歳
・35歳〜54歳
・55歳以上
に分類した調査結果によれば
いずれの年代においても
「ハローワーク」が1位
・18歳〜34歳:36.9%
・35歳〜54歳:41.8%
・55歳以上 :38.7%
「就職ポータルサイト」・
「紙媒体の求人広告」では、
55歳以上・未満では認識度に乖離が見られ、
「企業のホームページ」においては、
35歳以上・未満での乖離が顕著な結果となっています。
■中小企業(グラフ下段)
「ハローワーク」が55.6%で1位
・「就職ポータルサイト(15.6%)」
・「紙媒体の求人広告(17.5%)」
・「企業ホームページ(12.8%)」
などを大きく引き離した結果となっています。
求職者の入社経路としても、
中小企業の採用経路としても、
"ハローワークが一般的"であることが
うかがえる結果となっています。
【労働人材】
「有効性の認識」
■求職者(グラフ上段)
中核人材と同様に3つの年齢層
・18歳〜34歳
・35歳〜54歳
・55歳以上
に分類した調査結果によれば
労働人材についても、いずれの年代でも
「ハローワーク」が1位
・18歳〜34歳:40.7%
・35歳〜54歳:50.6%
・55歳以上 :60.0%
「就職ポータルサイト」・
「紙媒体の求人広告」では、
34歳以上・未満では認識度に乖離が見られ
「企業のホームページ」においては
各年齢層とも、認識度は1桁という結果となっています。
■中小企業(グラフ下段)
「ハローワーク」が64.8%で1位
・「就職ポータルサイト(17.9%)」
・「紙媒体の求人広告(27.1%)」
・「企業ホームページ(13.7%)」
などを大きく引き離した結果となっています。
数値は、中核人材とは若干異なるものの、
その有効性の認識は同様に
"ハローワークが一般的"であることが
うかがえる結果となっています。
3.「他社がマネできない求人票」 書き方のポイント
「2017年版中小企業白書」においても、
中小企業・求職者双方に「採用の一般的経路」と
認識されているハローワーク。
「ハローワークの求人票」
書き方の大事なポイントは、
「誰に・何を伝えるか?」
単に「詳しく書けば応募がある」ではありません。
求人票の書き方のポイントは、
「求人ターゲットに応じた適切・的確な情報発信」
白書の分析二つの区分
「中核人材」であるか?
「労働人材」であるか?
企業広告を企画する際に、
"ターゲットによって訴求ポイントが変わる"
ように
「欲しい人材像(=求人ターゲット)」によっても
興味・関心を惹く情報は自ずと異なります。
「求人ターゲットが興味・関心を惹く求人情報」
また、
中小企業・求職者に一般的だからこそ、
『他社の求人とはココが違う』独自情報の発信
求人とは、集客です。
「応募がある」ことは「集客できている」こと。
その本質は、みなさんが普段行っている
広報活動と何ら変わることはありません。
"求職者への広報"で大事なポイントは、
読み手である求職者に
「関与させてほしい・協働したい(ENGAGE)」と感じさせる
「エンプロィーエンゲージメント(Employee Engagement)の情報発信」
「『今の仕事・今の職場・今の会社』の良さ」を
社外の求職者に伝えること。
求人も"パブリックリレーションズ(PR)"
社外に向けた広報活動に他なりません。
「求人とは、集客」
「求人票も、広告。」です。
求人情報も伝え方次第。
どこに出すか?よりも、
だれに・なにを・どう伝えるか?
求人票でも・有料求人広告でも・採用ページでも
その本質は、商品・サービスを広報・PRする
視点・考え方となんら変わりはありません。
弊社では、ハローワーク求人票のほか、
採用ページ・各種媒体のリライトなどのご相談も対応しております。
よい求人・採用の実現に、弊社のノウハウをご活用頂ければと存じます。
【ご参考】
■求人票の書き方セミナー・講演実績
求人とは、集客。 欲しい人材に響く!「求人票の書き方」セミナー
Office Heart Rock 講演実績(求人票の書き方・採用面接の進め方)
求人票の書き方セミナー お客さまの声
■求人票コンサルティング・ライティング
求人とは集客、求人票も広告です。 求人票コンサルティング・ライティング
求人票コンサルティング お客さまの声・事例
■解説動画・オンライン講座
3分でわかる 欲しい人材に響く!求人票の書き方※2015.06.30
求人票の書き方 オンライン講座※2016.03.01 配信開始
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
みなさまのご参考になれば幸甚です。
では、また。
※本コラムは、各メディア情報等取材した内容を基にして、
記事として掲載させて頂いております。
【出典・引用】経済産業省ホームページ
2017年版「中小企業白書」「小規模企業白書」を公表します(平成29年4月21日)
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http://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/170421hakusyo.html
求人コンサルティング・セミナー等、
お問い合わせは、下記お申込みフォームからお願い致します。
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