【連載コラム:求人票の書き方 #12-2016】
「2016年版小規模企業白書」
2016年4月22日 中小企業庁からリリースされました。
「人材」に関する調査結果が、たくさん報告されています。
前回に続き、
「2016年版小規模企業白書」の調査結果を
「人材確保」・「求人・採用」の側面からの分析です。
第4回目のピックアップテーマは、
「出産・育児からの復職女性と小規模企業」
出産・育児からの復職先の選択として、
「従業員規模20人未満が40.4%」
そのほか、勤続年数などの特徴的な調査結果から、
女性採用の効果的な求人票の書き方を検証します。
※以下のデータは、中小企業庁HP公開
「2016年版 小規模企業白書」より引用します。
小規模企業白書(2016年版)
中小企業庁 2016.04.22
▽
http://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/H28/PDF/h28_pdf_mokujisyou.html
1.新卒女性と出産・育児からの復職女性 就職先の選択
育児からの復職女性については、
新卒女性と比べて、中小・小規模事業者に就職する割合が高くなっています。
小規模事業者への復職する割合でみると、
・2〜 4人:14.2%
・5〜19人:26.2%
合計すると、40.4%
この点について、白書では
女性の出産・育児からの復職時の受入れ先として、小規模事業者の方が
採用面において、より柔軟に対応していることがうかがえる。
とコメントしています。
2.女性の就業期間と小規模事業者について
正社員ベースで、女性と男性の就業年数の調査結果も
報告されています。
【女性】
【男性】
この点につき、白書では、
小規模事業者における女性正社員の就業期間は、
中規模事業者の女性正社員や男性正社員に比べて長く、
小規模事業者の方が女性にとって
長く勤められる雇用環境を有しているということができる。
とコメントしています。
3.女性採用 効果的な求人票の書き方の検証
ここで、白書の
「女性活用のための取組の制度の整備水準」の調査結果を
ご紹介します。
白書では、赤枠で囲った項目を
「大きな差が見られる取組」としてカテゴライズしていますが、
逆に、
この取組を行っているのであれば、PRポイントになり得ます。
1.でご紹介した、白書のコメント
「採用面において、より柔軟に対応していることがうかがえる。」
からも
復職前に培った経験・能力を十分に発揮するために、
家庭と仕事を両立させるための判断要素
「自分に合った職場環境であるかを判断できる具体的な情報」の発信が
復職希望の女性の興味・関心を惹く要素と考えられます。
「仕事の内容を詳しく書く」だけでは、
興味・関心を惹くことは・・・
また、求人フレーズとして、
・「女性が多い職場です。」
・「女性が活躍している職場です。」
では、情報の具体性としては・・・
・就業について、どのような対応をしているか
・なぜ、永く勤めることができているのか
・今、どのような取り組みをしているのか
求人においては、
このような事柄も訴求できるポイントとなり得ます。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
みなさまのご参考になれば幸甚です。
では、また。
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