【連載コラム:求人票の書き方 #07-2016】
【若年女性の雇用等における課題】
応募自体が少なく採用が困難:41.1%
求めている人材が応募しない:38.8%
【若年女性の採用につながった募集方法】
公的な職業紹介機関:44.7%
このデータ
大阪産業経済リサーチセンターが
2016.04.12にリリースした
「若年女性の雇用・育成・定着に関する調査」からのデータです。
人材の確保・マッチングに関する課題が各々約4割と
入口の採用段階での課題認識が鮮明な結果となっています。
女性採用の求人票の活用戦略を検証します。
1.若年の女性従業員の雇用・育成・定着における課題
こちらの調査、中堅中小企業中心に、
母集団7,682 件から標本数2,000 件を無作為に抽出
242 件の回答を得た結果です。
「若年女性の採用につながった募集方法」は、
以下の結果でした。
「公的な職業紹介機関」とは、つまりは、
ハローワークでの採用が多いという結果でした。
2.若年女性採用の目的と5年間の見通し
「若年の女性従業員の雇用・育成・定着と今後の事業展開方針」の関連に
関する調査の結果は以下の通りです。
最も重視する割合が高いのは、8割超の企業が選択した「収益の拡大」
私見ながら、
「製商品・サービスの高付加価値化:39.9%」という数字も「女性活躍」の
期待役割・活躍フィールドに鑑みて看過できない数字かと感じます。
また、「今後5年間の若年女性の採用見通し」については、
以下の結果でした。
採用の見通しの背景・理由は、
「人材確保難」が45.6%と最も多く、
「女性の積極的雇用」も37.3%
約4割の企業は、女性を積極的に雇用する意向
という結果でした。
3.若年女性採用の課題と求人票活用の戦略
この調査では、
「若年の女性従業員の雇用・育成・定着における課題」についても調査を行っています。
・応募自体が少なく採用が困難:41.1%
・求めている人材が応募しない:38.1%
人材の確保・マッチングに関する課題が各々約4割と
入口の採用段階での課題認識が鮮明な結果となっています。
「人材確保」は、新しい経営課題の時代
をご認識頂けるかと感じます。
求人票の書き方セミナーでもお話していますが、
「全国で毎日延べ17万人(大阪府では延べ2万人)」が
利用しているハローワーク
そこで、みなさんの
「求人票を選んでもらう情報戦略」が必要です。
求人にも、
「広報・マーケティングの視点」が必要であることが
おわかり頂けるかと思います。
・求職者が興味・関心のある情報を
・適切な言葉・表現で
・求人情報として、効果的に発信する
ことが「求人票の訴求力」を高めることポイントです。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
みなさまのご参考になれば幸甚です。
では、また。