「7割の求職者が選考辞退を経験」・辞退するタイミング:第1位は「面接前の辞退」
・面接の辞退理由 :第1位は「応募後に再考したら、希望と違っていた」
・面接後の辞退理由 :第1位は「仕事内容が希望と合わなかった」
このデータ、
『エン 人事のミカタ』が、
3月31日に、
求職者2,605名を対象に、
「選考辞退」についてアンケートを行った結果を
ニュースリリースしたデータです。
せっかく、応募があったのに、「辞退」。
経験からも、
その徒労感たるや・・・
このデータをご紹介するとともに
求人戦略を検証しました。
※以下のデータは、
「エン 人事のミカタ」2015/03/31ニュースリリースより引用します。
1.「選考辞退」の概要
このような集計結果でした。


面接を受ける前、「面接辞退」が、1位となり
2012年よりも増加しています。
フェーズ別にみると、
・面接を受ける前の「面接辞退」: 53%(47%)
・面接を受けた後の「選考辞退」: 44%(46%)
・内定取得後の「内定辞退」 : 34%(39%)
※( )内は2012年調査結果
という結果でした。
2.「選考辞退」の理由
さらに深く、「辞退の理由」についても
調査結果がレポートされています。


「面接前辞退」の1位
・応募後に再考し、希望と異なると判断した「面接後辞退」での上位3つの理由
・仕事内容が希望と合わなかった
・勤務地・給与など条件が希望と合わなかった
・面接での説明と求人情報に齟齬があったという結果でした。
3.求人戦略の検証
「選考辞退」の要因を俯瞰してみるに
「面接前辞退」の1位
・応募後に再考し、希望と異なると判断した
「面接後辞退」での上位3つの理由
・仕事内容が希望と合わなかった
・勤務地・給与など条件が希望と合わなかった
・面接での説明と求人情報に齟齬があったこれらは、
面接官の態度・対応の要因もさることながら、
「求人募集段階」での「情報のミスマッチ」
が原因とも考えられます。
「情報のミスマッチ」を軽減するには、
やはり、求人募集段階での
・求人ターゲットに応じた
・求職者目線での
・適切な情報発信が重要です。
「情報の乖離」を軽減するためには、
ターゲットのセグメントと属性を考慮した情報発信。
受け手(=求職者)が
「この会社の・この職場で・この仕事をしている私」を
イメージしてもらえる情報の発信。
求人にも、
「広報・マーケティングの視点」が必要であることが
おわかり頂けるかと思います。
求人とは、みなさんの会社の販促・広報と同じ、
「集客の情報発信」つまり、
「求職者を集客する情報発信」です。
「この会社の、この職場で、この仕事をしている私」を
イメージしてもらうことが、
「じゃぁ、一度話を聴いてみようか」という
「応募から採用面接」に繋がることに繋がります。
「求人票の効果的な書き方」とは、
みなさんが、商品・サービスをプロモーションする
視点・考え方となんら変わりはありません。
そして、
この視点・考え方は、
「欲しい人材の明確化」などという類、
企業目線からの一方的な情報発信で、導かれるものではありません。
寧ろ、
「欲しい人材の応募の不安はどこにあるのだろう???」という視点、
求職者の属性・興味・関心を刺激する情報戦略なのです。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。
みなさまのご参考になれば幸甚です。
では、また。
※本コラムは、各メディアOA情報等取材した内容を基にして、記事として掲載させて頂いております。