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大阪府社労士会 北東支部所属 Since 2012.06.15
  1. [求人ジャーナリストの連載コラム] Heart Rock Frontline NEWS
  2. 【連載コラム:求人票の書き方 】:欲しい人材に響く! 求職者から「選ばれる」求人票の書き方
  3. "ジョブ型転職"時代 到来か? 「従業員退職型」倒産急増と求人票の書き方 [#13-2025] 
 

"ジョブ型転職"時代 到来か? 「従業員退職型」倒産急増と求人票の書き方
[#13-2025] 

2025/08/07

***求人票 仕事内容欄「最初の3行」伝え方の本質***

 

従業員「退職」で倒産、

前年比1.6倍に急増 過去最多を大幅更新へ


2025年08月06日

帝国データバンク(TDB)が公表した

「従業員退職型」の倒産動向(2025年1-7月) 

調査・分析レポートのヘッドラインです


今回のコラムは、

本レポートにフォーカス

求人票の書き方も検証します。


※以下の資料は、ホームページ等で公開されている

資料等の掲載許諾を得たうえで引用しています。

「従業員退職型」の倒産動向(2025年1-7月)の概要


今回ご紹介するデータは
株式会社帝国データバンク
2025年8月6日公開のレポート

2025年1-7月に判明した
「人手不足倒産」のうち

従業員や経営幹部などの
退職が直接・間接的に起因した
「従業員退職型」の倒産は合計で74件

前年同期(46件)から28件・約6割増
この"急増ペース"で推移すれば
「初めて年間100件に到達することが確実な情勢」
とのことです。


「従業員退職型」倒産を業種別にみると
最も多いのが「サービス業」:19件で全体の25.7%
「ソフトウェア開発、IT産業、映像制作などの業界で倒産が目立った」とのことです。

次に多いのは「建設業」(17件)
「製造業」「卸売業」や「運輸・通信業」でも
過去最高を更新

レポートでは個別企業の事例も紹介していますが

ITエンジニアや設計者や施工監理者などの
自社業務の遂行に不可欠な資格・経験を持つ
専門性の高い従業員の退職・流出により、
事業運営そのものの継続が困難な状況に至った

そんな事情・背景も垣間見える結果が報告されています。


図表出典:帝国データバンク 2025/08/06
20250804_「従業員退職型」の倒産動向(2025年1-7月)

詳細は下記、【出典・引用】URLからご確認ください
    

求人票の書き方・伝え方(「ジョブ型転職」と求人票の書き方・見せ方)


今般ご紹介した
「ソフトウェア開発、IT産業、映像制作業界」
や「建設業」を取り巻く状況

その業界で働き、慢性的に人手不足ともいわれる
ITエンジニアや設計者・施工監理者は
事業のコア業務を担う"その道"に長けた
スペシャリストやエキスパートという存在です。

近年の就活・新卒採用のトレンドとして
「ジョブ型採用・雇用」が注目されていますが
それは、まさに新卒採用から「専門性の高い人材」を
確保しようとするムーブメントです。

とすれば、社会人キャリアをジョブ型で
スタートした若手者の転職活動も
入社時に選択した専門性・分野や仕事内容を重視する
「ジョブ型転職」に意識が向くであろうことは想像に難くありません。

そんな「専門職での転職」を目指す求職者の
仕事選び・職場選び・会社選び

求人票・求人情報の興味・関心事はどこにあるか?

仕事内容が「〇〇業務全般」しかない求人票は選ばないでしょうし
「幹部候補」や「高収入」も、その訴求力には?がつきます。

とはいえ「現状のポジションを維持したい」のかというと、
そうでもない上昇志向があることはIT・映像業界などの
キャリア・ラダーをイメージして頂くと
ご理解いただけようかと思います。

それは従来のゼネラリストとしてではなく
スペシャリスト・エキスパートとしての
仕事の幅や深み、裁量・権限の拡大であるはずです。

そんな自分が望む仕事・役割・裁量など
諸々の在り方がこの会社で実現できそうか

「この会社に入ったら、こんなことができる」と
いう素材・要素を専門職の目線で発信しておきたいところです。

そのためには、まず求人票で一番注目される
「仕事内容」欄で求職者を掴み応募に繋げることが
求人票訴求力強化の大きなポイントになります。

ところで、最近では下図の
ハローワークインターネットサービスでの
求人検索結果の初期表示の仕様を引き合いに出し

「求人票を表示」をクリックさせるために
「仕事内容欄 最初の3行」と「職種」欄に
全集中すべしな論調のWeb記事・コラムの類を
みかけることがありますが、
これはなかなかな"曲者"です

図表出典:弊所「求人票の書き方セミナー」2025年版 資料

"最初の3行"に惹かれ、期待して
「求人票を表示」クリックした求人票

PDFイメージで表示された求人票
「仕事内容」欄の続きをみてみたら、
 ・4行目以降もほかのエリアも
  空白で内容スカスカ
 ・4行目以降に何か書いてあるが、
  企業側の一方的な圧が強い
  自己満足で読み手を考えていない
  ダラダラと冗長で読みにくい文章

そんな求人票を見た
読み手である求職者の心理を想像してみてください
その"期待ハズレな失望感"
1クリックの手間以上に大きいはずです。

最初の3行は、映画・映像作品のティザー映像。
・本編がティザー以上の深み・展開がないとしたら...
・ティザーが本編と大きく違うイメージだとしたら...
どんな反響が投稿されるかを想像してみてください

もう、おわかりかと思いますが
「訴求したい内容を"最初の3行"で見せれば応募に繋がる」
求人は、そんな単純な話ではありません

わざわざ「求人票を表示」ボタンをクリックして
求人票を見ようとする"求職者の期待"に応える内容でないと
応募には繋がらないはずです。
 
最初の3行だけにフォーカスして
「3行を魅力的」は、
ほんの入り口・ツカミのこと

開いた求人票が、読み手の期待以上の
内容でなければ「即。離脱」
  
応募に繋げるには、いくつものハードルがあり、
そもそも魅力的な「読ませるコンテンツ」でなければ
応募に繋がらないことはご理解頂けようかと存じます。

なぜなら、
本連載コラムでも「求人票の書き方セミナー」でも
繰り返しお伝えしている通り「求人票も広告」だから。

しかし、広告の訴求力とは
キャッチコピーやツカミだけではありません

手にとって・目に留まって読んでもらう
その機能・目的・役割から考えれば
「デザイン・レイアウトも広告のうち」です

応募に繋がる求人票の書き方の本質は
「仕事内容」欄をはじめとした
求人票全体を一連の広告として
 ・求職者に訴求する素材
 ・わかりやすい表現
 ・読みやすい構成
の3点をしっかりとデザインしてから、
「最初の3行でだれに・なにを・どう伝えるか?」
を検討し的確に情報発信することがポイントです。

それは「仕事内容」欄だけではありません。
「事業内容」欄も「会社の特長」欄も「特記事項」欄も
同じこと

求人票相談の現場でお話をお聴きすればよくわかるのですが、
一括りに「IT・建設」といっても
その事業領域・得意分野は百社百様、多岐にわたります。

なかには「日本で数社」な領域で長年事業を続けて
おられる企業もありますが、殆ど求職者に
知られていない・伝わっていないのが現実です。

どこに・どんな情報を載せれば
読みやすく・わかりやすく・
求職者の期待に応えた「詳しい求人票」となるか

自社が求める人材は、
会社選び・仕事選びに何を重視し、
どんなことに興味・関心を持ち
なにがあれば、応募のモチベーションが上がるか?

求職者に伝えたい・知ってほしい
「自社で働く魅力」とは、なにか?
 
求人票も書き方・伝え方次第
「どんな情報を・どう表現して載せるか?」で
その印象は見た目からガラリと変わります。

みなさんの求人票は
読み手である求職者のみなさんから
「選ばれる」内容となっていますか? 


最後までお読み頂き、ありがとうございました。
みなさまのご参考になれば幸いです。

【出典・引用】
帝国データバンク レポート2025/08/06
「従業員退職型」の倒産動向(2025年1-7月)


※本連載コラムは、各所ホームページ公開情報等
取材した内容を基に、記事として掲載しています。




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