今回ご紹介するデータは
厚生労働省 雇用環境・均等局が実施する検討会等
「女性の職業生活における活躍推進プロジェクトチーム」
各回議事の資料
「非正規で働くこと」について、以下の資料が公開されています
■ 現職を選択した理由別にみた非正規雇用労働者の推移
2019年から2023年の推移をみると
「自分の都合のよい時間で働きたいから」
「家事・育児・介護等と両立しやすいから」が
年々上昇傾向で推移
直近 2023年の状況をみると
「自分の都合のよい時間で働きたいから」は、712万人で全体の35%
男性:209万人 女性:502万人⇒女性が男性の倍
「家事・育児・介護等と両立しやすいから」は、229万人で全体の11%
男性:7万人 女性:222万人⇒ 9割以上が女性
なお、
「家計の補助・学費等を得たいから」は376万人で全体の18%
こちらも圧倒的に女性の割合が高い結果となっています
※図表出典:厚生労働省
第9回女性の職業生活における活躍推進プロジェクトチーム 資料5-1
■ 不本意非正規雇用労働者の推移(性別・年次)
こちらは、2013年から2023年 10年間の推移
いわゆる「不本意非正規」労働者の割合は
男女とも前年比で低下傾向で推移
2023年では男性:15.3% 女性:6.9%
となっています
※図表出典:厚生労働省
第8回女性の職業生活における活躍推進プロジェクトチーム 資料2
■ 「多様な正社員(限定正社員)」制度希望の有無と導入割合
本資料では、入社後「今後の働き方の希望」についての
以下の調査結果も報告されています
全体では
「正社員になりたい」:16.0%
「現在の雇用形態で仕事を続けたい」:73.9%
このうち「正社員になりたい」と回答したパートタイム・有期雇用労働者の
「多様な正社員(限定正社員)」制度希望の有無については
「選びたい」:68.2%
「選びたいとは思わない(通常の正社員がいい)」:30.2%
「多様な正社員(限定正社員)」の形態別では
・勤務時間を限定した(短時間)正社員:34.1%
・勤務地を限定した(転勤のない)正社員:44.5%
・職種を限定した(職務内容の変更がない)正社員:26.8%
となっています
なお、企業の導入状況については
令和5年度では、23.5%
各制度の導入状況をみると
・短時間正社員制度:17.0%
・勤務地限定正社員制度:14.6%
・職種・職務限定正社員制度:12.1%
事業規模別にみると
・500人以上:46.0%
・100~499人:34.7%
・30~99人:29.6%
・5~29人:22.0%
とのことです
※図表出典:厚生労働省
第9回女性の職業生活における活躍推進プロジェクトチーム 資料5-1