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  1. [求人ジャーナリストの連載コラム] Heart Rock Frontline NEWS
  2. 【連載コラム:求人票の書き方 】:欲しい人材に響く! 求職者から「選ばれる」求人票の書き方
  3. [2024年版中小企業白書]中小企業の経営課題/業種別人手不足の現状・内訳 [#14-2024]
 

[2024年版中小企業白書]中小企業の経営課題/業種別人手不足の現状・内訳
[#14-2024]

2024/05/13

***「求める人材像」その定義と求人情報***

 

「2024年版中小企業白書・小規模企業白書が閣議決定されました」 

経済産業省は、2024年5月10日 ニュースリリース

中小企業庁は、ホームページにその全容を公開しました。


本連載コラムでは毎年、本白書から

企業の求人・採用活動に参考となるデータを

紹介していますが

  

本年度の白書でも

「人材不足・人材確保」に関する興味深い

データがさまざまな切り口で報告されています。


本連載コラム、本年も最新版の

中小企業白書・小規模企業白書から

「求人・採用」に気になるデータを

ピックアップしてご紹介致します。


※以下の資料は、中小企業庁等

 ホームページで公開されている資料等より引用します

[2024年版中小企業白書より] 中小企業の経営課題/業種別人手不足の現状・内訳


今般ご紹介するデータは
2024年版「中小企業白書」
第2部 環境変化に対応する中小企業
第1章:人への投資と省力化 から

人手不足と経営課題について以下が
報告されています

■ 中小企業の経営課題

「最も優先度が高い経営課題」では
 ・人材の確保:46.6%
 ・人材の育成:13.1%
 ・財務・資金繰りの改善:7.5%
 ・資金の確保:7.3%
 ・業務の効率化:6.8%

「次点で優先度が高い経営改題」では
 ・人材の育成:34.6%
 ・人材の確保:16.3%
 ・業務の効率化:14.8%
 ・資金の確保:6.7%
 ・財務・資金繰りの改善:6.6%

「人材の確保・育成」に関する
優先度の高さがうかがえる結果が報告されています。



白書では、この「人材の確保」に
関連する「人材の不足状況」に関し
「中核人材」・「業務人材」の
2つの人材像に区分し「業種別」状況の
データを公開しています。

「中核人材」については
 ・建設業:82.3%
 ・宿泊業、飲食サービス業:79.2%
 ・情報通信業:79.1%
などの業種で割合が高く

「業務人材」については
 ・建設業:77.4%
 ・宿泊業、飲食サービス業:77.0%
 ・運輸業:72.0%
などの業種で割合が高い結果に

また、白書では
「中核人材」と「業務人材」の
不足感のギャップにも注目

"10%以上の差"がある
 ・卸売業
 ・製造業
 ・情報通信業
の3業種については、
中核人材の不足感が特に大きいと
指摘するとともに
「業種によって、求める人材の質に
 違いが生じている可能性がある」
とコメントしています。



※「中小企業・小規模事業者人材活用ガイドライン」による定義 
中核人材:
 ・事業上の様々な業務において中核を担う人材
 ・高度な専門性を有する人材
業務人材:
 ・事業運営において、各部門/業務の遂行を担う人材
 ・専門性や技術レベルは高くないが、事業の運営に不可欠たる労働力を提供する人材
以上 2024年版中小企業白書 注釈より引用

ここまでの図表出典:
中小企業庁 2024年版「中小企業白書」第2部 第1章:人への投資と省力化

詳細は【出典・引用】URLからご確認ください 

【出典・引用】
経済産業省 2024.05.10
2024年版中小企業白書・小規模企業白書が閣議決定されました

中小企業庁 2024.05.10 中小企業白書
 
中小企業庁 2024.05.10 小規模企業白書


   

欲しい人材に響く! 求人票の書き方 (「求める人材像」その定義と求人情報


今回ご紹介した
中核人材と業務人材の不足感は、
各業種の求人企業が「求める人材像」に
リンクしています。

・自社で「中核をなす業務」とは
・自社が求める「高度な専門性」とは

・具体的に担当する業務の内容は
・期待する役割やミッションは
・専門性を担保するスキル・経験は

「人材像の明確化」とは
 ・やる気がある人
 ・積極的に仕事に取り組める人
 ・協調性がある人
といった抽象的な「〇〇な人」ではなく、
自社の募集職種の職務を遂行ができる人材像に
掘り下げて検討しておきたいところです。

そして、本連載コラム・求人票の書き方セミナーなどで
10年来お伝えしていますが
「求人とは集客。求人票も広告。」です。

求人サイトやハローワークにあふれている
膨大な数の求人情報/求人票から自社の求人に
・興味・関心を持ってもらい
・選んでもらい
・応募してもらう
そのために、どんな情報を発信することが
適切・的確かを検討することは
広告のそれと本質は同じです。

例えば、具体的な仕事内容が薄く
「やりがいのある仕事です」だけな
求人票では、働くイメージはつかないですし

逆に、
複数行にわたる冗長な文章が
くどくどと埋めつくされた
「(自称)詳しい求人票」では、
そもそも求職者の興味・関心の
入口である「読みたい」気持ちと
なるかは甚だ疑問です。

求人票も広告
先ずは、手にとってもらって、
読んでもらってこそのものです。

求職者にスルーされては、
求人票にいくらお金をかけても
応募には繋がりません。

みなさんは、人材採用・確保のために
求人票で"だれに・なにを・どう"伝えたいですか?

最後までお読み頂き、ありがとうございました。
みなさまのご参考になれば幸いです。


※本連載コラムは、各所ホームページ公開情報等
取材した内容を基に、記事として掲載しています。




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