「ハローワークの求人は、
どれくらいの人が見にきて、
なぜ利用しているのだろうか?」
そんなハローワーク求人に関するデータが
厚生労働省から公表されています。
今回のコラム、
その概要をご紹介致します。
※以下の資料は、厚生労働省ホームページ等で
公開されている資料より引用します。
アクセス数・新規求人数・早期離職率 ハローワークの実力と実績
ハローワーク求人の実績
直近では、2022(令和4)年度の実績
2023(令和5)年10月版として
以下の実績が公表されています。
・インターネットサービス平均アクセス数
1日平均:約240万件/日
※「求人情報検索(トップ画面)」へのアクセス数
これを暦日30日として月換算すると
240万件×30日 = 7,200万件/月
・提供求人件数(令和4年度末時点)
約126万件
図表出典:厚生労働省 公共職業安定所(ハローワーク)の主な取組と実績(令和5年10月)
ご参考までに、
ハローワークの職業紹介等の実績を示す指標を
令和5年10月版「公共職業安定所(ハローワーク)の主な取組と実績」から
いくつかピックアップしてご紹介致します。
■ 新規求人数の推移
※常用(パートタイム含む)
・令和元年度: 1,108.1万人
・令和 2年度: 877.1万人
・令和 3年度: 962.9万人
・令和 4年度: 1,052.8万人
コロナ禍で大幅減となった
新規求人数も2年連続の
上昇基調で推移しています。
■ 早期離職率(6カ月以内離職率)
※パートタイムを含み、学卒を除く。
・令和元年度:21.7%
・令和 2年度:22.1%
・令和 3年度:22.4%
※早期離職率:
ハローワーク経由で、
雇用期間の定めがない形で新規に雇用されたことにより
雇用保険被保険者資格を取得した者のうち、
6か月以内に離職(事業主都合を除く)した者の割合
(パートタイムを含み、学卒を除く)
詳しくは【出典・引用】URLでご確認ください。
欲しい人材に響く! 求人票の書き方 (ハローワーク 求職者の期待と求人票の書き方)
1日平均で約240万件
月換算試算で約7,200万件アクセス
ハローワークインターネットサービスの実績と実力
仕事を探す求職者は何を期待して
ハローワーク求人を利用しているのでしょうか?
2022年6月19日付け【#07-2022】の連載コラムで
厚労省の調査データをご紹介致しましたが
求職者が「直近の求職活動で利用している(いた)理由」のうち
・求人企業の詳しい情報を知ることができる:40.0%
・提供されている求人情報が信頼できる:34.7%
・求人件数が多い:29.0%
が上位にランキングされています。
「詳しい情報があるから・信頼できる情報だから」
自社の求人票が、そんな求職者のニーズ・ウォンツに
応えていない内容であれば、
読み飛ばし・スルーされてしまい
応募に繋がらないことは
想像に難くありません。
本連載コラムでも
求人票セミナーでも
繰り返しお伝えしていますが
「求人とは集客、求人票も広告」です。
求人票の役割と機能は
「求職者を面接会場に連れてくるための広告」
に他なりません。
それは、顧客獲得のために創る
広告の役割・機能と同じです。
応募してもらうための「自社で働く魅力」を
だれに・なにを・どう伝えるか?
この検討プロセスもまた、
広告のそれとなんら変わるところは
ないはずです。
求人票も書き方・伝え方次第で
印象が変わり・反響が変わります。
求人票の内容は
ハローワーク求人を利用する
求職者の期待に応えているかどうか?
一度、その内容を検証・検討してみてください。
【関連コラム】
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
みなさまのご参考になれば幸いです。
※本連載コラムは、各省庁ホームページ公開情報等
取材した内容を基に、記事として掲載しています。