「人手不足の状況」
なぜ・どうして人手不足なのか?
各社の事情はどうなのか?
そんな調査データが
大阪労働局から公開されました。
今回のコラム、
その概要をご紹介致します。
※以下の資料は、関係各所
各ホームページで公開されている資料より引用します。
雇用短観調査「人手不足の状況」結果の概要
今回、ご紹介するのは
大阪労働局が四半期毎に実施・公表する
「ハローワーク雇用等短期観測」
ハローワークによる
管内企業への個別ヒアリングの結果です
第3回調査の「人手不足の状況」
上位となったのは
1.「欠員が常態化(慢性的な人手不足から欠員が常態化)」:52.0%
2.「技能継承・後継者確保
(技能継承・後継者確保の観点から若年者を採用したい)」:35.6%
3.「直近2か月以内に離職者(があった)」:32.4%
4.「技能職・専門職・IT人材が不足」:23.6%
5.「コロナ前より応募が少ない」:22.2%
・応募者が集まらず採用ができていない(選択肢 1.2.4.5.)
・採用してもすぐ辞めてしまう(選択肢 3.)
従来からの採用難の理由が、
より深刻になっている状況が伺えます。
図表出典:大阪労働局 2024.01.30
令和5年度第3回ハローワーク雇用等短期観測の結果
詳細は、下記【出典・引用】URLからご確認ください
【出典・引用】
大阪労働局 2024.01.30
令和5年度第3回ハローワーク雇用等短期観測の結果
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欲しい人材に響く! 求人票の書き方 ( 採用力とは「量」か? 「質」か?)
調査結果で半数超を占める
「欠員の常態化による人手不足」
この状況を打開するためには、
他社との採用競争のなかで
「自社の採用力をどう強化するか?」
が課題となります
採用力の強化には、まず
求人媒体への露出を増やす「量」の強化が考えられます
ですが、やみくもに有料の求人媒体を増やすことは
求人広告への課金競争に参入することを意味し、
中小企業では、資金力との相談とならざる得ません。
人材確保のための
コストパフォーマンスに加え、
タイムパフォーマンスも考慮して
「自社の現状に適った求人媒体」を
今まで以上に慎重に検討したいところです。
採用力強化で、もうひとつ考えられるのは
求人広告や求人票の内容を検討・改善する
「質」の強化です。
いくらお金をかけて、
あまたの求人媒体に露出したとしても
肝心の求人広告が
既視感たっぷり陳腐なキャッチと
よくあるフレーズだらけのコンテンツ
であったとしたら・・・
閲覧者の興味・関心を惹くこともなく、
読み飛ばされて応募に繋がらないことは
想像に難くありません。
本連載コラムでも
求人票セミナーでも
繰り返しお伝えしていますが
「求人とは集客、求人票も広告」です。
どんなにお金をかけて求人媒体に広告しても
不用意な"どこかで見たことがある"既視感満点の
借りてきたような陳腐な求人コピーでは
「その他大勢」の求人に埋もれてしまうことは
想像に難くありません。
求人掲載する媒体を増やしても
求人掲載する面積を増やしても
求人広告の読み手である
求職者にスルーされれば
その広告の費用対効果は・・・
大切なことは
どこに出すかよりもなにを伝えるか?
「求人の質」の検討です。
「技能継承・後継者となる若手人材」を
採用したいのであれば、
自社のなにを・どう伝えれば
求人内容に興味を持ってくれるか?
「自社で働く魅力」をどんな言葉・表現で
伝えれば、応募者をキャッチできるか?
その検討・検証プロセスは、
広告のそれとなんら変わるところはありません。
求人票も書き方・伝え方・見せ方次第で
読み手の印象・反響が変わります。
そして、求人票の「質の強化」は
「量の強化」のようなリスキーな競争ではありません。
自社の求人票の内容は
想定する欲しい人材の期待に応えているかどうか?
一度、ご検討ください。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
みなさまのご参考になれば幸いです。
※本連載コラムは、各所ホームページ公開情報等
取材した内容を基に、記事として掲載しています。