「採用活動で利用する媒体」
「採用活動で苦慮している点」
大阪労働局は管内企業に
個別ヒアリングを実施、
その結果をとりまとめ公表しました。
今回のコラム、
その概要をご紹介致します。
※以下の資料は、大阪労働局ホームページ等で
公開されている資料より引用します。
大阪の企業 採用活動で利用する媒体/採用活動で苦慮していること
今般公表されたデータは
「令和3年度 第4回ハローワーク雇用等短期観測の結果」
平成25年度から四半期毎にハローワークによる
管内企業への個別ヒアリング調査の結果です。
以下、結果の概要をご紹介致します。
■ 採用活動を行う際に利用する媒体等
採用活動を行う際に利用する媒体
・「ハローワーク」:84.8%
・「民間の求人サイト・人材紹介会社」:69.9%
・「自社ホームページ」:56.0%
が上位に
そのほか
求人広告・求人誌(27.2%)は、
従業員からの紹介(30.7%)を下回り
「業務委託(による人材確保)」は、5.5%
「SNSによるPR等」は、4.7%
などの結果が報告されています。
■ 採用活動において苦慮している点
回答の上位は
・「(募集しているが)応募がない」:55.6%
・「(応募はあるが)技能経験不足で採用に至らない」:46.3%
・「採用コストの増加」:26.1%
そのほか、
・「自社PRに苦慮」:13.4%
・「業界全体のPRに苦慮」:11.2%
・「SNSなど新しいツール活用に苦慮」:10.4%
などの結果が報告されています。
求人への反響の鈍さ・応募者とのミスマッチで
採用活動が難航
▽
それに伴い、採用活動が長期化
▽
結果として、採用コストが増加
そのような"採用活動の悪循環"も
垣間見える結果が報告されています。
※ここまでの図表出典:大阪労働局 令和3年度第4回ハローワーク雇用等短期観測の結果
詳しくは【出典・引用】URLでご確認ください。
欲しい人材に響く! 求人票の書き方 (採用難を解消する"求人広告"の考え方)
・「採用活動で利用する媒体」の上位は、
ハローワーク/求人サイト・人材紹介会社
・「採用活動で苦慮していること」の上位は
応募がない・技能経験不足で採用に至らない。
データでご紹介した企業の採用活動の実態と課題
ハローワークを除く他の媒体は有料サービスです
たとえば、
「応募がない」課題を解決するため
複数の求人サイトに掲載したり、
長期に求人サイトに掲載しても、
応募がない・成果が出ない
求人コンサルの現場でも、
そのようなご相談は多々お受けします
先のコラムでもご紹介致しましたが、
ハローワークのインターネットサービスでも
月換算で約4,500万件のアクセスがある求人メディアです。
求人メディアに自社求人を展開する以上、
求人票や求人サイトの情報には
・自社が求める人材に
・自社の求人に気づいて、読んでもらう
・自社の求人に応募して、面接に来てもらう
という機能が求めれらます。
「自社求人の検索順位を上げれば目立つ」
「自社求人を求人サイトの目立つ場所に」
求人広告に費用をかけるのも、
これを機能させるためのオプションのひとつ。
ですが、
2012年(平成24年)以来、弊所が
本連載コラムや商工会議所などでの
「求人票の書き方セミナー」で
繰り返しお伝えしていることは
「求人とは、集客。」
「求人票も、広告。」
という視点・考え方です。
広告である以上、
「とりあえず、どこかに広告を出しておけば・・・」では、
費用対効果からも集客効果からも難があることは、ご理解頂けるはずです。
求人でも同じこと
「どこに・いくらで広告を出すか?」よりも
「だれに・なにを・どう伝えるか?」
求人票の書き方・伝え方に工夫・検討が
必要であろうことは想像に難くありません。
求人広告である以上、広告の読み手が存在します。
「自社が欲しい人材は、自分の将来を託す
仕事選び・職場選びにどんな情報を欲しがっていそうか?」
自社求人のコンテンツが、
・読み手のニーズ・ウォンツに応えていない
・読み手の興味・関心からピントがずれている
もし、そんな内容であれば
"応募という集客"がおぼつかなくなることもまた、
想像に難くありません。
求人票も書き方次第で
その印象はガラリと変わります。
みなさんは、仕事を探しているみなさんに
自社求人の「なにを・どう」伝えたいですか?
【関連コラム】
【出典・引用】
大阪労働局 2022.04.26
令和3年度第4回ハローワーク雇用等短期観測の結果
▽
https://jsite.mhlw.go.jp/osaka-roudoukyoku/content/contents/001138788.pdf
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
みなさまのご参考になれば幸いです。
※本連載コラムは、各省庁ホームページ公開情報等
取材した内容を基に、記事として掲載しています。