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大阪府社労士会 北東支部所属 Since 2012.06.15
  1. [求人ジャーナリストの連載コラム] Heart Rock Frontline NEWS
  2. 【連載コラム:求人票の書き方 】:欲しい人材に響く! 求職者から「選ばれる」求人票の書き方
  3. [大阪労働局ハローワーク雇用短観] コロナ禍のパート採用 求める人材像 [#39-2021]
 

[大阪労働局ハローワーク雇用短観] コロナ禍のパート採用 求める人材像
[#39-2021]

2021/10/30

   

「ハローワーク雇用等短期観測」
 
大阪労働局が四半期毎に、
ハローワークによる管内企業へ
個別のヒアリングを実施しています。

 

2021年10月29日公表されたのは
令和3年度 第2回目の調査結果

 

2021年夏(8月2日〜9月10日)時点の
さまざまな雇用状況が報告されています。
  
今回のコラム、パート採用の現況を
ピックアップしてお伝え致します。

 

※以下の資料は、大阪労働局ホームページで
 公開されている資料より引用します。

コロナ禍のパート採用 2021年夏までの状況(令和3年度 第2回ハローワーク雇用等短期観測の結果より)

 

■ コロナ禍のパート等採用 活動の実績
 
「コロナ禍でのパート・アルバイト社員等の採用」

調査結果によれば
2020年4月頃から本調査回答時迄(2021年9月10日)で
 ・採用活動自体していない企業:51.6%
 ・採用実績のある企業(1名〜5名以上計):41.3%
 ・採用活動したが採用に至らなかった企業:7.1%

 

これを「採用活動した・していない」で括れば
 ・採用活動を行っていない企業:51.6%
 ・採用活動を行った企業:48.4%

 

その「採用活動を行った企業」の
「採用活動を行った理由」については
 ・退職者・休業者の補填:64.0%
 ・慢性的な人手不足:28.0%
 ・一時的な業務量の変動への対応:15.3%

が上位となっています

 

 

■ コロナ禍のパート等採用 求める人材


採用の際の「求める人材」について、全体では
 ①長期就労が見込める:58.5%
 ②経験がなくても意欲が高い方:43.9%
 ③時間内に効率よく働ける方:38.8%
 ④実務経験がある:32.3%
 ⑤対人スキルが高い:28.6%

が上位に

 

反面、従来のパート・アルバイト採用で
よく見受けられた人材要件
「交通費が少なくて済む近隣の方」は、14.6%
「将来的に正社員登用可能」は、11.6%

にとどまっています。
 
また、本調査では

 ・業績が厳しい中で、採用活動を継続している事情
 ・慢性的な正社員人手不足の状況でのパート採用に求める事情
など、ヒアリングした「企業の声」も掲載しています。

 


※ここまでの図表出典:大阪労働局
「令和3年度 第2回ハローワーク雇用等短期観測の結果」

 

詳しくは【出典・引用】URLでご確認ください。

欲しい人材に響く! 求人票の書き方 ( コロナ禍のパート・アルバイト採用 求人票の書き方 )

 

■ 調査結果で読み解く「求人票の書き方」
  
今般ご紹介した調査結果「求める人材」の上位項目の
いくつかを"求人票視点"で分類すると

・②経験がなくても意欲が高い方 ⇒「未経験者歓迎の求人」
・③時間内に効率よく働ける方・④実務経験がある・⑤対人スキルが高い ⇒「即戦力募集の求人」
と区分できます。 
  
 
2012年(平成24年)以来、弊所が
本連載コラムや商工会議所などでの
「求人票の書き方セミナー」で
繰り返しお伝えしていることは 
「求人とは、集客。」
「求人票も、広告。」
という視点・考え方
  
求人票も広告である以上、
自社が想定する顧客=読み手(ターゲット)が存在します。
求人の自社が想定する顧客とは「自社が欲しい人材」 
  
「経験がなくても意欲が高い方」を求めるのであれば、
未経験者ならでは就業への不安・疑問を解消する情報
  
「実務経験がある人」を求めるのであれば、
・担当する業務・業務遂行に必要な実務経験などの情報 
 
また「対人スキルが高い」と一言で言っても
業種・業態、職種・職務で求めるスキルは大きく異なるはずです。
 
入社後のミスマッチを回避するためにも
 「対人スキルの高い方、求む」や
 「コミュニケーション能力の高い方歓迎」
など、"ありがちな求人コピー"に逃げずに
しっかりとていねいに伝えておきたいところです。

 
そして、最上位項目であった「①長期就労が見込める人材」を求めるのであれば、
そんな勤め先を探している"求人票の読み手"が抱くであろうシンプルな関心事

    ▽

「長期就労できるような職場環境・会社であるか?」

そのニーズに応えるだけの
求人情報が求人票で提供されていなければ、

応募に繋がらないであろうことは想像に難くありません。
  

想定した読み手の興味・関心にフックしない広告は
いくら大々的なお金をかけても効果のない広告 
  
「自社求人への応募を増やす求人票の書き方」とは
「読み手の興味・関心に応える求人票の書き方」と同義です。
    
求人票も書き方次第
求人情報も伝え方次第
 
広告コピーの世界がそうであるように
求人コピーの世界もまた、読み手のニーズ・ウォンツを
的確にキャッチアップした求人情報のチョイスや言葉選びが
「求人票の書き方」で大切なポイントです  
  
■ 「求める人材」の最上位"①長期就労が見込める"に関する人材確保の戦略
 

「長期就労が見込める求人」
 
"求人広告の読み手"である求職者からみれば
長期就労に関連した雇用形態
「有期雇用か無期雇用か」は関心の高い事柄です。
 
「求人票の書き方」だけではなく  
本コラムでご紹介した調査結果「企業の声」での
「慢性的な正社員不足」な状況を補う仕組みとしても
 
従来のフルタイム勤務を前提とした「正社員」ではない
 ・勤務時間限定正社員 
 ・職務限定正社員
 ・勤務地限定正社員

などの「多様な正社員制度」を導入し、
そのうえで

「多様な正社員の求人募集」を展開する方法も
"人材確保"の有効な手段です。

 

「多様な正社員」制度について

厚生労働省では、その導入をサポートする

ポータルサイトを開設
 ・制度導入支援
 ・制度導入セミナー
 ・導入事例紹介

などのコンテンツを掲載しています。
 
詳しくは下記【参考URL】からご確認ください。
   
【参考URL】
厚生労働省 多様な人材活用で輝く企業応援サイト

https://tayou-jinkatsu.mhlw.go.jp/index.html

 


   

最後までお読み頂き、ありがとうございました。
みなさまのご参考になれば幸いです。

 

【出典・引用】

大阪労働局 2021.10.29 定例記者会見発表資料
令和3年度第2回ハローワーク雇用等短期観測の結果
  ▽
https://jsite.mhlw.go.jp/osaka-roudoukyoku/content/contents/000999423.pdf

 

※本連載コラムは、各省庁ホームページ公開情報等
取材した内容を基に、記事として掲載しています。

 



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