【連載コラム:求人票の書き方 #09-2020】
「2019年転職者の状況」
2月21日、総務省は
労働力調査(詳細集計)からの
分析データを公表しました。
今回のコラム、
調査結果の概要と
「求人票の書き方」を検証します。
※以下の資料は、総務省ホームページで
公開されている資料より引用します。
2019年転職者の状況「労働力調査(詳細集計)」より
■ 転職者数・転職者比率の推移
転職者数の推移について、
2019年は351万人。
リーマンショックの2008年後、
2011年から漸次上昇に転じ、
2002年以降では過去最多となりました。
転職者比率については、
・15〜24歳:12.3%
・25〜34歳: 7.8%
いわゆる「若年者層」の転職動向は
近年の横ばいから一転、
2008年以来の水準に上昇。
また、
・55〜64歳:4.4%
・65歳以上:2.4%
この年齢層の転職者比率も"過去最高"とのことです。
※転職者比率:「就業者」に占める「転職者」の割合
■ 「前職の離職理由」転職者数の推移
「より良い条件の仕事を探すため」は、
リーマンショック後の2008年に急下降するも
2013年以降は増加傾向で推移。
2019年の127万人は、
転職者推移と同様に"過去最多"
とのことです。
【出典・引用】
総務省統計局
統計トピックスNo.123 令和2年2月21日
「増加傾向が続く転職者の状況 〜 2019 年の転職者数は過去最多 〜」
▽
https://www.stat.go.jp/data/roudou/topics/topi1230.html
労働力調査(詳細集計)2020年2月14日公表
2019年(令和元年)平均結果
▽
https://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/nen/dt/index.html
欲しい人材に響く! 求人票の書き方(「より良い条件の仕事」ニーズに応える書き方のポイント)
「より良い条件の仕事を探すため」
その離職理由の詳細・内訳について
"入職理由"からアプローチしたデータが
「2017年版中小企業白書」で公表されています。
「現職の入職理由の割合」
5人〜29人規模から、300人以上まで
どの従業員規模の企業でも
求職者の現職への入職理由は、
・「仕事の内容に興味」
・「労働条件が良い」
・「能力・個性・資格を活かせる」
が上位。
「会社の将来に期待」・「収入が多い」に
比しても「より良い条件の仕事」については、
求職者は"仕事の内容を重要視"
そんな傾向を推測させる結果が報告されています。
【出典・引用】
中小企業庁 中小企業白書(白書・統計情報)
▽
https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/index.html
年明けの2020年1月6日
ハローワークのシステムが一新、
求人票も、A4片面からA4両面へと
そのデザインが一新されました。
(以下、「新・求人票」と表記します)
新・求人票では
表面の「仕事内容」欄は、最大360文字
裏面の
・「事業内容」欄は、最大90文字
・「会社の特長」欄は、最大90文字
・「求人に関する特記事項」欄は、最大600文字
また、求人票には表示されませんが、
ハローワークインターネットサービスで
表示される求人情報
「事業所からのメッセージ」も、
最大600文字の入力が可能です。
厚生労働省の公開リーフレットにも記載されていますが、
掲載する記載項目が拡充される効果は、
「求職者が求める情報をより詳細に伝えられる」こと。
2012年(平成24年)以来、
本連載コラム・求人票セミナーなどで
お伝えしていますが、
「求人とは、集客。」
「求人票も、広告。」です。
広告である以上、求められる"詳細"とは
読み手である求職者が求める情報についてのこと。
求人票の公開から応募へと繋げるためには
「どんな情報を、求職者に伝えるか?」
「どう読ませて、応募につなげるか?」
そんな視点に立った求人情報の
発信コンセプト
そして、書き方の視点には
求人票の読み手である"求職者の目線"
が大切です。
「より良い条件の仕事を探すため」
そんな、求職者のニーズ・ウォンツに応えるべく、
求職者が重視する情報、興味・関心のある情報を
新・求人票の各欄を活用して
的確に・丁寧に・わかりやすく発信することが
「応募に繋がる求人票」へのブラッシュアップ・
書き方のポイントです
「求人情報も伝え方次第」
「求人票も書き方次第」
「自社で働く魅力」を的確に発信するコピーライトは、
ハローワーク求人票に限った話ではなく、
有料求人広告でも・採用ページでも同じことです。
みなさんは、求人票・求人媒体で
だれに・なにを・どう伝えますか?
弊社では、
ハローワーク求人票、求人・事業所PRシートをはじめ
採用ページ・各種媒体のリライトなどのご相談も対応しております。
よい採用の実現に、弊社のノウハウをご活用頂ければと存じます。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
みなさまのご参考になれば幸いです。
※本コラムは、各メディア情報等取材した内容を基に、
コラム記事として掲載しています。