【連載コラム:求人票の書き方 #41-2019】
既に、弊社コラムで連載しておりますが、
2020年1月6日より
ハローワークのシステムが一新、
求人票の様式や求人の公開方法が変わります。
そのリニューアルには、
事業所登録票・求人申込書の
様式変更はもちろんのこと
従来の求人票に加え、
求人・事業所PR情報フォーマットの
新設も含まれます。
今回のコラム、入手した情報から
その概要をお伝え致します。
※以下の資料は、厚生労働省ホームページ
公開資料等より引用します。
ハローワーク「求人申込書」新項目と「求人・事業所PR情報(シート)」概要
今回のリニューアルで
求人申込書に新設される項目
・36協定
・必要なPCスキル
・UIJターン歓迎、外国人雇用実績
などの詳細は、既に本コラムでもお伝えした
厚生労働省公開リーフレットなどを
ご確認頂ければと存じますが、
これら新設項目のうち、
「事業所からのメッセージ」は、
求人票本体には掲載されませんが、
・ハローワークインターネットサービスから
・ハローワーク内パソコンから
閲覧可能に。
ハローワークの窓口では
ご参考までに、このほかに
「求人・事業所PR情報」には
・支店・営業所・工場等
・年商、主要取引先、関連会社
・福利厚生(最大510文字)
・研修制度(最大144文字)
・両立支援の内容(最大510文字)
・障害者に対する配慮に関する状況
など"事業所登録シート"からの項目で、
PR情報の掲載が可能とのことです。
【出典・引用】
厚生労働省ホームページ
2020年1月6日からハローワークのサービスが充実します!
▽
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_06574.html
三重労働局「ハローワークの利用方法が変わります。」
▽
https://jsite.mhlw.go.jp/mie-roudoukyoku/news_topics/topics/29032901/20170329_00033.html
欲しい人材に響く! 求人票の書き方(「事業所からのメッセージ」欄 使い方の視点)
さて、この「事業所からのメッセージ」欄、
・最大文字数は、600文字。
・事業所や求人のアピールポイント
(ex.従業員の働きやすさ・応募者に向けたメッセージ等)を入力
などが判明しています。
600文字は、400字詰め原稿用紙1.5枚分。
このスケール・分量となると、もはや
自社求人票の訴求力強化には、
「何文字書けます」な"ちょっとしたコツ"どころか、
「なにを・どう伝えるか」が大切な検討テーマで
あろうことは想像に難くありません。
たとえば、”応募者に向けたメッセージ”
求人票コピーライターの商売柄、
求人原稿の書き起こしの際には、さまざまな企業の
採用ページ(新卒採用・中途採用)を拝見します。
よくお見受けするのは、
採用情報のトップページ、あるいは
"担当者からのメッセージ"での
「求める人材像(人財像)」コンテンツ。
・〇〇スキルのある方
・〇〇的に△△できる方
・〇〇性をもって、自ら□□できる方
などのフレーズが並ぶ求人情報です。
2012年(平成24年)以来、
本連載コラム・求人票セミナーなどで
お伝えしていますが、
「求人とは、集客。」
「求人票も、広告。」です。
その視点で、採用ページを
一般的な企業ホームページのコンテンツに置き換え、
読み手目線でさきほどご紹介した、
「求める人材像(人財像)」の"〇〇な方"を見ると
ともすれば、それは
「当店に相応しいお客様は、〇〇な人」
とも受け取られかねないメッセージを、
ストレートに発信しているコンテンツといえます。
個々の企業が、この情報を発信する意図・目的、
期待する効果、訴求するターゲットなど
諸々な事情を見定め、適切・的確なフレーズで
伝えておきたいところです。
そして、もう一つ大切なことは、
「事業所からのメッセージ」欄は、
”求人申込書の新設項目”であること。
自社の求人票をみてさらに、
「求人・事業所PRシート」も閲覧しているという
読み手(=求職者)の行動動機・熱量を冷ますことのないよう、
個々のターゲットに合わせカスタマイズしたメッセージを、
しっかりと伝えておきたいところです。
求人情報も伝え方次第。
求人票も書き方次第。です。
求人申込書の新項目、
「事業所からのメッセージ」
みなさんは、ここで、
だれに・なにを・どう伝えますか?
自社の魅力は、唯一無二。
欲しい人材は、百社百様です。
そこには、
「これをこう書けば、採用が実現」といった
絶対法則のような正解パターンはありません。
自由な発想で、まだ見ぬ"欲しい人材"への
メッセージ欄としてご活用ください。
弊社では、ハローワーク求人票のほか、
採用ページ・各種媒体のリライトなどのご相談も対応しております。
良い採用の実現に、弊社のノウハウをご活用頂ければと存じます。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
みなさまのご参考になれば幸いです。
※本コラムは、各メディア情報等取材した内容を基に、
コラム記事として掲載しています。