【連載コラム:求人票の書き方 #40-2019】
既に、弊社コラムで連載しておりますが、
2020年1月6日より
ハローワークのシステムが一新、
求人票の様式や求人の公開方法が変わります。
そのリニューアルには、
求職者と各社の求人情報を繋ぐ
「求人情報検索画面」の
インターフェース刷新も含まれます。
今回のコラム、入手した情報から
その概要をお伝え致します。
※以下の資料は、厚生労働省ホームページ
公開資料等より引用します。
ハローワーク「求人情報検索画面」主な変更点の概要
【主な変更点】
■ 結果一覧で表示される求人票情報
各社求人票の中から、特に注目される情報として
以下の項目が”サマリー情報”として
「求人情報の結果一覧画面」に表示されます。
・職種 ・求人区分(フルタイム・パートタイム)
・事業所名 ・就業場所(市区町村まで表示)
・仕事の内容(※サマリー情報) ・雇用形態
・正社員以外の名称 ・賃金
・就業時間(時間帯のみ) ・休日
・年齢 ・求人番号
・(求人情報・事業所名の)公開範囲 ・求人数
・受付年月日、紹介期限日
■ アイコン化され、強調される求人票情報
以下の情報については、有料求人サイトでよくある
”アイコン化したタイトル”で結果一覧の
各社求人のサマリー情報に強調表示されます。
・「経験不問」・「学歴不問」・「資格不問」・「時間外労働なし」
・「週休二日制(土日休)」・「転勤なし」・「書類選考なし」
・「通勤手当あり」・「駅近(徒歩10分以内)」・「マイカー通勤可」
・「UIJターン歓迎」・「トライアル雇用併用」
【出典・引用】
大阪労働局HP パンフレット・リーフレット等
「求人者サービスのご案内」
▽
https://jsite.mhlw.go.jp/osaka-roudoukyoku/hourei_seido_tetsuzuki/_120244.html
厚生労働省ホームページ 2019.10.01掲載
2020年1月6日からハローワークのサービスが充実します!
▽
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_06574.html
三重労働局「ハローワークの利用方法が変わります。」
▽
https://jsite.mhlw.go.jp/mie-roudoukyoku/news_topics/topics/29032901/20170329_00033.html
欲しい人材に響く! 求人票の書き方(一覧表示から自社求人が選ばれるためには)
1月6日からインターフェースが一新される
求人情報検索の「結果一覧画面」
「結果一覧」とは、いうまでもなく
求職者一人ひとりが、なんらかの検索条件を設定し、
求人情報が絞り込まれた結果の一覧です。
この絞り込まれた条件がピンポイントでヒットして、
結果表示が1件のみであれば、自ずとその求人情報が
求職者に選ばれて、応募に繋がる可能性が高くなるで
あろうことは想像に難くありません。
しかしながら、
現実には、競合する他社求人と縦並びに
「一覧表示」されることもまた、想像に難くありません。
求職者一人ひとりが持つ、
求人検索の最初の検索条件
初期フィルタリングで
絞り込まれた結果一覧の求人情報。
ここで、自社の求人情報に注目してもらい、
詳細な求人情報が掲載されている
自社求人票の閲覧へと誘導したいところです。
サマリー表示される項目の中で、
競合他社との違い・自社求人の個性を
みせることができそうな項目の候補は
「職種」と「仕事の内容」です。
特に「仕事の内容」のサマリー表示は、
今般の求人票リニューアルで増量される
「仕事内容」欄 最大文字数の1/4に
相当する情報が表示されます。
絞り込まれた状態の
ファーストコンタクトでの
「この求人、もっと見たい」な衝動
そんな求職者の興味・関心を惹くためには、
文字数の変わらない「職種」だけではなく、
サマリー表示される「仕事内容」欄でのツカミ
「職種」+「仕事の内容」
”冒頭の1/3・初期表示”で
なにを・どう伝えるか?が
求職者から選ばれる確率を上げる
書き方のポイントです。
2012年(平成24年)以来、
本連載コラム・求人票セミナーなどで
お伝えしていますが、
「求人とは、集客。」
「求人票も、広告。」です。
"「仕事内容」欄は、何文字書ける"
そんなフレームワークだけが、
訴求力強化のノウハウではありません。
訴求エリア・文字数の活用とは、
「なにを・どう伝えるか?」
「どの順序で・なにを伝えるか?」がその本質。
2020年1月から「仕事内容」欄の
ただただ冗長に・まとまりのない文章を
"詳しく書き連ねる"ことは、かえって逆効果です。
求職者の興味・関心に寄り添った
"求職者目線の情報発信"
そのベースを支えるのは、
素材・言葉・表現の
チョイスとセンスとインスピレーション
求人票も書き方次第、
求人情報も伝え方次第。
新様式の求人票となっても
その伝え方・書き方の本質は、
なんら変わるところはありません。
よくある表現・曖昧なコピー
あおった表現・盛ったコピー
たとえそれで、
何百人・何千人に閲覧されようとも、
欲しい人材に響かず採用に繋がらなければ
その求人広告の集客効果はゼロ。
「集客できていないコンテンツ」です。
自社独自の具体的事実(Fact)を踏まえた
オリジナリティあふれるコピーで訴求する情報のリアリティ。
求人票でも・有料求人広告でも・採用ページでも
その本質は、商品・サービスを広報・PRする
視点・考え方となんら変わりはありません。
そんな、
"自社独自(= 他社との違い)"を踏まえた言葉・
読み手を鮮明に意識し訴求する"尖ったコンテンツ"が、
より、読み手に響く求人情報であろうことは、
より、応募に繋がる求人情報であろうことは、
想像に難くありません。
弊社では、ハローワーク求人票のほか、
採用ページ・各種媒体のリライトなどのご相談も対応しております。
良い採用の実現に、弊社のノウハウをご活用頂ければと存じます。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
みなさまのご参考になれば幸いです。
※本コラムは、各メディア情報等取材した内容を基に、
コラム記事として掲載しています。