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大阪府社労士会 北東支部所属 Since 2012.06.15
  1. [求人ジャーナリストの連載コラム] Heart Rock Frontline NEWS
  2. 【連載コラム:求人票の書き方 】:欲しい人材に響く! 求職者から「選ばれる」求人票の書き方
  3. [信金特別調査]全国13,862社が回答"現場作業中心に人手不足が深刻化" [#30-2019]
 

[信金特別調査]全国13,862社が回答"現場作業中心に人手不足が深刻化"
[#30-2019]

2019/09/30
 

【連載コラム:求人票の書き方 #30-2019】


300人以下中小企業の
人手不足感
  
全国の信用金庫の中央組織、
信金中央金庫のシンクタンク
「地域・中小企業研究所」
は、
その調査結果を公表しています。

  

全国各地の信用金庫営業店の
調査員による「聴取り」調査
 
有効回答数は 13,862企業
うち従業員数20人未満企業は 70.7%

 
調査結果からは、
人手不足の実情が垣間見えます。

 

今回のコラム、
調査結果の概要と求人票の書き方、
求人戦略を検証します。
 
※以下の資料は、信金中央金庫
 ホームページ等で公開されている資料より引用します。

第176回全国中小企業景気動向調査 特別調査より

  

第176回全国中小企業景気動向調査
特別調査のテーマは、
「中小企業における人手不足の状況と働き方改革への対応について」
 
【問1】は「人手の状況の認識」 
 
人手の状況については、
「過剰」: 1.9%
「適正」:47.0%
「不足」:51.1%
  
【企業規模別】では
200 〜 300人:70.1%
 40 〜  49人:70.1% 
100 〜 199人:69.0%
 50 〜  99人:68.8%
 30 〜  39人:66.2%
   
【業種別】では
建設業:73.3%
サービス業:53.1%
製造業:52.5%
 
などの結果に
  
不足感の内訳として、
"具体的に不足している職域"でこれをみると 
・「現場作業関係」 : 36.3%
・「営業・販売関係」: 10.7%
・「経理・財務・管理関係」: 2.3%

 

営業・販売よりも現場作業が上位に
 
「現場作業」にフォーカスすると  
【企業規模別】では
100 〜 199人:57.4%
200 〜 300人:51.4%
 30 〜  39人:49.9%
 40 〜  49人:49.5% 
 50 〜  99人:48.7%
  
【業種別】では
建設業:67.2%
製造業:42.0%
サービス業:39.2%
  
比較的大きな規模の企業・
建設業での不足感の高さなどの
特徴が読み取れます。

 

 
  
また、過去の2008年・2012年 
各調査結果との比較・推移では、
  
全体での「不足」の回答は
20.4% ⇒ 32.9% ⇒ 51.1%
 で推移
  
これを職域別にみると、
「現場作業」では
16.5% ⇒ 12.0% ⇒ 36.3%

と人手不足感は急増。
  

  
「人手不足でモノが売れない」
よりも
「人手不足で現場が回らない」
  
人手不足がもたらす
現場オペレーションへの深刻な影響

  
そんな実情が垣間見える結果となっています。
  
【調査概要(出典より抜粋)】
1.調査時点:2019 年6月3日〜7日
2.調査方法:全国各地の信用金庫営業店の調査員による、
       共通の調査表に基づく「聴取り」調査
3.標本数:15,462 企業(有効回答数 13,862 企業・回答率 89.7%)     
  ※有効回答数のうち従業員数 20人未満の企業が占める割合は 70.7%
  
【出典・引用】

・信金中央金庫ホームページ 
第176回全国中小企業景気動向調査(2019年4〜6月期実績・2019年7〜9月期見通し)
【特別調査 中小企業における人手不足の状況と働き方改革への対応について】(2019.06.27)
 ▽
https://ssl4.eir-parts.net/doc/8421/ir_material1/123851/00.pdf
  
・信金中金 地域・中小企業研究所ホームページ
 ▽
https://www.scbri.jp/

 

・地域・中小企業研究所 ニュース&トピックス
 ▽
https://www.scbri.jp/PDFnews&topics/20190711.pdf

欲しい人材に響く! 求人票の書き方("現場作業関係" 求人情報の伝え方)

 

営業・販売関係よりも
現場作業関係で高い人手不足感
  
求人票で「現場作業」の内容を的確に伝えるには、
「仕事の内容」欄の活用がメインとなります。
   
「現場作業一般」ではない内容の詳細
・その作業内容に関する情報
・その作業環境に関する情報
・その作業の進め方に関する情報

 
また、
・入社後に任せる仕事
・将来に任せたい仕事
などの補足情報
  
賃金を除く労働条件としては
・職場の雰囲気に関する情報
・資格取得、人材育成に関する情報
など
 
「この仕事をするなら、こっちの職場・会社がいい。」 
求人票の読み手である求職者が、
そんな興味・関心を抱くような情報発信こそ

 
"売り手市場で選ばれる求人票"
訴求力ある求人票の書き方のポイントです。
 
2012年(平成24年)以来、
本連載コラム・求人票セミナーなどで
お伝えしていますが、 
「求人とは集客。求人票も広告。」です。
 
どこに出すか? よりも大切なことは、
「だれに・なにを・どう伝えるか」 
 

「情報の羅列」では読み手が疲れるだけ。
一方的に大量な情報を発信・提供しても
"読み手に受け取ってもらえなければ"
何の意味もありません。

  
読み手の興味・関心を意識しながら、
さまざまな要素・切り口で、
「自社で働く魅力・入社する魅力」を
自社の言葉で、的確に発信しておきたいところです。

 

"売り手市場"とは、

読み手が、他社の求人情報と比較ができる状況

   

そして、求人広告の読み手である求職者の

"応募する・しない"の意思決定・判断基準は

 
「この会社の求人は、自分にとってアリか?ナシか?」 

あくまでも、求職者の主観・相対的な尺度での

選択であろうことは、想像に難くありません。

 

読み手の主観的・相対的な選択であることは、
「求人情報でなにを伝えるか?

 その正解は、一つではない。」

ということでもあります。

 

とすれば、自社で働く魅力を

「やりがいのある仕事です」のような 

"求人広告でよくみかける ありがちなフレーズ"

だけで訴求してしまうことは、そのありがちさ故に、

他社との違いの訴求力に欠け、なんとも勿体ないことです。

   
よくある表現・曖昧なコピーや、
仰々しい表現・盛ったコピーで訴求するより
自社独自の具体的事実(Fact)を踏まえた
オリジナリティあふれるコピーで訴求する情報のリアリティ
  
そんな、

"自社独自(= 他社との違い)"を踏まえた言葉・

読み手を鮮明に意識し訴求するコンテンツが、

より、読み手に響く求人情報であろうことは、想像に難くありません。
  

求人票も書き方次第、

求人情報も伝え方次第。

  

その伝え方の本質は、 
コピーライティングのそれと、
なんら変わるところはありません。
 
弊社は、ハローワーク求人票のほか、
採用ページ・各種媒体のリライトなどのご相談も対応しております。
良い採用の実現に、弊社のノウハウをご活用頂ければと存じます。

 

最新の統計データ・エビデンスで読み解く

【連載コラム:求人票の書き方】

バックナンバーはこちらからご覧ください。

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最後までお読み頂き、ありがとうございました。

みなさまのご参考になれば幸いです。


※本コラムは、各メディア情報等取材した内容を基に、

コラム記事として掲載しています。


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