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  1. [求人ジャーナリストの連載コラム] Heart Rock Frontline NEWS
  2. 【連載コラム:求人票の書き方 】:欲しい人材に響く! 求職者から「選ばれる」求人票の書き方
  3. [9月から] ハローワークのみ可"就職氷河期世代限定求人"・雇入れ助成金 [#28-2019]
 

[9月から] ハローワークのみ可"就職氷河期世代限定求人"・雇入れ助成金
[#28-2019]

2019/09/23
 

【連載コラム:求人票の書き方 #28-2019】


・「宝塚市『氷河期採用』に1,600人受験」(2019.09.22)
・「三田市『氷河期世代』を対象に、
  正規職員の採用方針を決定」
(2019.09.12)
・「ハローワーク『就職氷河期世代』に
  限定した求人を認める」
(2019.09.01)
   
既に、メディアでも報道されていますが
2019年9月から、ハローワークに限り
"世代限定求人"の受理が認められました。
 
それに先行し、2019年4月から
「就職氷河期世代 正規雇用の助成金」
スタートしています。 
  
今回のコラム、
それらの概要と求人票の書き方、
求人戦略を検証します。
 
※以下の資料は、厚生労働省・各労働局
 ホームページで公開されている資料より引用します。

就職氷河期世代 正規雇用の助成金 / 就職氷河期世代限定求人 概要    

雇入れ企業に対する正規雇用の助成金

 

【助成金の名称】

「特定求職者雇用開発助成金(安定雇用実現コース)」
 ※旧(長期不安定雇用者雇用開発コース)
 
平成31年4月1日から名称変更されたこの助成金は
 
いわゆる就職氷河期に
 ・正規雇用の機会を逃したこと等により、
 ・十分なキャリア形成がなされず、
 ・正規雇用に就くことが困難な方を
ハローワーク等の紹介により、
"正規雇用労働者として雇い入れる事業主"に
対して助成されるものです。
 
【支給対象期間と支給額の概要】

■支給対象期間:
 対象期間を6ヵ月ごとに区分
 ・第1期:雇入れ日から起算した最初の6ヵ月
 ・第2期:第1期以後の6ヵ月
■支給額(平成31年4月1日以降の雇入れより適用)
 ・第1期:30万円(25万円)
 ・第2期:30万円(30万円)
 ※( )内は大企業に対する助成額

 

本助成金、ご利用の詳細要件などは、リーフレット・

都道府県労働局・ハローワーク各所などでご確認ください。

 

      
なお、本助成金は
「特定求職者雇用開発助成金
(就職氷河期世代安定雇用実現コース)(仮称)」へ名称変更し

対象労働者の見直し・拡充(※支給額は拡充なし)を。

 

また、本助成金の活用と併せ
 ・就職氷河期世代限定求人の開拓・確保
 ・就職氷河期世代限定面接会、
  人手不足業種との職場見学会付き面接会の開催
などの取組みの実施も検討されています。  

ハローワークのみ可「就職氷河期世代限定求人」 概要

 
今般、ハローワークに限り認められることとなった
「就職氷河期世代限定求人」
 
具体的には、
雇用対策法による年齢制限に関する規定
の運用などによる対応となります。

cf.雇用対策法施行規則第1条の3 第1項

 

既に報道された内容・各所で独自取材した内容をまとめると
 ・雇用期間を設けず
  (有期雇用ではない「期間の定めのない」労働契約)
 ・経験等不問であること等
を前提要件として求人を受理
 
「35歳以上54歳以下」年齢限定
などで、
"就職氷河期世代の募集求人"の旨を
求人票に表記するとのことです。

 

cf.厚生労働省

「労働者の募集及び採用における年齢制限禁止の義務化に係るQ&A」
 Q1-6・Q1-7
 ▽
https://www.mhlw.go.jp/content/000541168.pdf
 
【ご留意ください】
 ・2019年9月22日現在、厚生労働省・労働局からの

  公式リーフレットは公開されておりません。
 ・当該求人の紹介を受ける「対象求職者」には一定の条件があります。

 ・具体的な"求人票への記載文言"は各所で異なる可能性があります。

 以上の留意事項を踏まえ、求人申込みの際には、
 管轄ハローワーク各所にご相談・ご確認ください。

    

また、限定求人の受理・公開に併せ、
就職氷河期世代のための専門窓口を全国のハローワークに設置
 
大阪府では、先行して7月から
「35歳からのキャリアアップコーナー(就職氷河期世代支援窓口)」を開設
 
兵庫県では、9月3日から
「キャリアチャレンジ応援コーナー」を順次立ち上げ
 
今後も、ハローワーク各所等での
具体的な就労支援がスタートする見込みです。
 

【ここまでの出典・引用・ご参考】
・厚生労働省ホームページ
「特定求職者雇用開発助成金(安定雇用実現コース)」のご案内
 ▽
https://www.mhlw.go.jp/content/11650000/000497097.pdf
 
・厚生労働省ホームページ
「特定求職者雇用開発助成金(安定雇用実現コース)」
 ▽
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000158169.html
 
・厚生労働省ホームページ
「就職氷河期支援施策の取組について」
 ▽
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_06487.html
  
・厚生労働省ホームページ
「令和2年度厚生労働省所管予算概算要求関係」
 ▽
https://www.mhlw.go.jp/wp/yosan/yosan/20syokan/
  
・厚生労働省ホームページ
「募集・採用における年齢制限禁止について」
 ▽
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/topics/tp070831-1.html

  
・大阪労働局ホームページ
「35歳からのキャリアアップコーナー(就職氷河期世代支援窓口)」のご案内
 ▽
https://jsite.mhlw.go.jp/osaka-roudoukyoku/hourei_seido_tetsuzuki/houkaisei_goannai/_17018/hyougaki_00001.html
 
・兵庫労働局ホームページ
「就職氷河期世代支援窓口のご案内」
 ▽
https://jsite.mhlw.go.jp/hyogo-roudoukyoku/newpage_00400.html

欲しい人材に響く! 求人票の書き方(ハローワークの機能と求人票の読み手)

 

2019年9月からスタートした 
「ハローワークのみ就職氷河期世代への限定求人」
「就職氷河期世代のための専門窓口を設置」

 
ハローワークには
■事業所向け
 求人受理・公開などの求人募集支援 
■求職者向け 
 専門相談員による職業相談・職業紹介支援

 
求人サイトなどの広告媒体にはない、
2つの機能があります。
 
"求人票の読み手"
   
この視点で考えれば、
専門窓口で職業相談・紹介を行う
相談員のみなさんもまた、
「求人票の読み手」です。

 
専門窓口での職業相談場面で
「紹介しやすい求人」となる
可能性を上げておくことは、
他社求人へのアドバンテージともいえます。 
 
"就職氷河期世代限定"
"就職氷河期世代歓迎"

 
専門窓口に向けた明確な表記に加え、
・専門相談員のみなさんにも
・窓口に来所した求職者にも
具体的な求人内容が"わかりやすい求人票"が
売り手市場で選ばれる求人であろうことは
想像に難くありません。 

   
「この求人、他社求人とココが違う」

 

相談員も求職者も、

そう判断・選択ができる

エッジが効いた求人票

 

そして、

今般「就職氷河期世代限定求人」が

認められた背景のキーワード、

”正規雇用”からの求人情報の戦略

 

2020年4月からの働き方改革関連法

「同一労働同一賃金」への対応では 

均等・均衡待遇の検証に、

役割・責任の違いなど

職務評価・職務分析手法による

アプローチがありますが

   

求人募集においても、同様に

・正規雇用に期待する役割

・正規雇用に求められる責任

などの情報も、

仕事の内容」に関連する補足情報として

わかりやすく・丁寧に伝えておきたい事柄です。

   

本コラムの連載などの機会に、
常々お伝えしておりますが、

 

「求人とは、集客。」
「求人票も、広告。」
です。

    
その選択を後押しするためにも、
"仕事・職場・会社の情報"
・求人票の限られたスペースで
・読み手が負担に感じないよう
・具体的に・わかりやすく・簡潔に

発信する情報素材・情報配置・文章表現などを

ブラッシュアップしておきたいところです。
     
そして、求人票を

 

"応募者を集める広告"として

機能させる大切な視点は、

     
どこに出すか?よりも、
だれに・なにを・どう伝えるか?  

  

限定求人を出すのであれば、

就職氷河期世代が興味・関心を寄せるような  
"自社独自の働く魅力"を発信することが
求人票の訴求力強化、書き方のポイントです。

 
求人票も書き方次第、   
求人情報も伝え方次第。  
 

  

ハローワークの求人票も
この3つのエリアを活用すれば、
「求人票の訴求力」を高めることができます。
    ▽   ▽   ▽

 

求人票でも・有料求人広告でも・採用ページでも
その本質は、商品・サービスを広報・PRする
視点・考え方となんら変わりはありません。   

  
弊社では、ハローワーク求人票のコンサルティングのほか、
採用ページ・各種媒体のリライトなども、ご相談に応じております。

よい求人・採用の実現に、弊社のノウハウをご活用頂ければと存じます。

 

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

みなさまのご参考になれば幸いです。


※本コラムは、各メディア情報等取材した内容を基に、

コラム記事として掲載しています。


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