【連載コラム:求人票の書き方 #02-2019】
「正社員有効求人倍率」
大阪労働局が1/31にリリースした
「労働市場ニュース」等によれば
有効求人倍率は、過去最高水準
企業の不足感もまた、
過去最高の傾向を示しています。
今回のコラム、
その概要をご紹介致します。
※以下の資料は、大阪労働局ホームページで
公開されている資料より引用します。
労働市場ニュース/平成30年度第3回雇用等短期観測 「正社員採用」の状況
■労働市場ニュースにみる求人倍率の状況
1/31 大阪労働局プレスリリースによれば
12月の正社員の有効求人倍率は、
前年同月比0.11ポイント上昇し1.34倍
103か月連続で上昇したこの倍率は
統計開始(平成16年11月)以来の最高を更新
とのコメントが記されています。
■平成30年度 第3回ハローワーク雇用等短期観測にみる過不足感
同日、大阪労働局からリリースされた
「平成30年度 第3回ハローワーク雇用等短期観測の結果」
「従業員の過不足感」について
正社員で「不足」・「やや不足」と
回答した企業は67.1%
前回から4.2ポイントの上昇は、
ヒアリング調査開始後最高とのことです。
また、パート・契約社員については、
「不足」・「やや不足」と
回答した企業は45.3%
若干の低下はみられるものの
依然として高水準とのコメントが
記されています。
【出典・引用】
・大阪労働局 2019.01.31
「平成30年度第3回ハローワーク雇用等短期観測の結果」
▽
https://jsite.mhlw.go.jp/osaka-roudoukyoku/content/contents/201901311320_1_2.pdf
・大阪労働局 2019.01.31
「大阪労働市場ニュース(平成30年12月分及び平成30年度分)」
▽
https://jsite.mhlw.go.jp/osaka-roudoukyoku/content/contents/201901311320_1.pdf
欲しい人材に響く! 求人票の書き方(売り手市場の正社員求人)
大阪府の正社員有効求人倍率は、
統計調査開始以来最高を更新し、
企業が感じる不足感も過去最高
"求職者が、応募する求人を選べる"
売り手市場の状況が続いています。
「A社とB社、同じ職種でもどこが・どう違っているのか?」
「A社とB社、自分にとって良い職場環境はどちらなのか?」
求職者は、そんな視点で各社の正社員募集の求人票を
比較し・選んでいることは想像に難くありません。
また、
"正社員就業を希望する求職者"と
"パート就業を希望する求職者"では
求人情報で知りたい興味・関心の視点が異なることも
想像に難くありません。
そして、
「売り手市場」な正社員求人の状況では
パートタイマーの求人情報においても
以前は"訴求力あり"とされた求人フレーズも、
ターゲットの属性により
ケース・バイ・ケースであろうこともまた、
想像に難くありません。
2012年以来、本コラム・
各所での求人セミナーでお伝えしていますが、
「求人とは、集客」
「求人票も、広告。」です。
どこに出すか?よりも、
だれに・なにを・どう伝えるか?
・仕事の内容(仕事情報、望ましい経験、期待する役割など)
・労働条件(職場情報、福利厚生、研修制度など)
・会社の特長(商品・サービスの特長など)
自社が求めるターゲットの
求人情報への興味・関心を刺激し、
就業の期待感を持ってもらうことが
応募(=集客)に繋がるポイントです。
ターゲット不在なままでの、
求人企業都合の一方的なメッセージでは、
欲しい人材には響かない
"訴求力の弱い求人情報"になりがちです。
「詳しい求人」とは、あくまでも読み手の目線
読み手(=働き手)の主観に基づく読後感・納得感です。
文章の量・文字数ではありません。
「他社求人との違い」・「自社で働く魅力」を
的確な言葉で「わかりやすく・ていねいに」伝えること
・その会社で働くことがイメージできる
具体的でリアルな求人情報
・働き手目線に立った、明確でわかりやすい表現
などを意識したいところです。
「求人とは、集客。」
その本質は、
・会社の認知度・知名度向上施策
・商品・サービスの広報活動
など、広告戦略と変わるところはありません。
"ターゲットに響く広告”とは、
"自社が想定する読み手の興味・関心に響く"広告。
求人票も書き方次第、
求人情報も伝え方次第。
求人票でも・有料求人広告でも・採用ページでも
その本質は、商品・サービスを広報・PRする
視点・考え方となんら変わりはありません。
弊社では、ハローワーク求人票のほか、
採用ページ・各種媒体のリライトなどのご相談も対応しております。
よい求人・採用の実現に、弊社のノウハウをご活用頂ければと存じます。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
みなさまのご参考になれば幸いです。
※本コラムは、各メディア情報等取材した内容を基に、
コラム記事として掲載しています。