【4/20公開】「2018年版中小企業白書」規模別求人数の推移と求人票
[#16-2018]

2018/05/08

【連載コラム：求人票の書き方 #16-2018】

"売り手市場"

全国都道府県別有効求人倍率も
1.00倍を超えた現在

求人数の推移を
従業員規模別にみると
特徴的な傾向がみられます。

平成30年4月20日　中小企業庁は、
「2018年版中小企業白書」を公表しました。

今回のコラム、中小企業白書の
データをご紹介しながら、
"求人票活用のメリット"も
ご紹介致します。

※以下の資料は、
中小企業庁公開データから引用します。

従業員規模別求人数の推移

経年でみると、
求人数が落ち込んだのは2007年

2009年には、全ての従業員規模で
底を打ち、増加に転じています。

特徴的な推移は、
従業員規模：1〜29人の推移

2011年から2013年・そして現在まで、
急激な右肩上がりで求人数が増加しています。

反面、

100人〜499人・500人以上の企業では、
大きな変化は見られずに推移しています。

ハローワーク活用のメリット欲しい人材に選ばれる求人票の書き方

たとえば
・求人サイト
・折り込み広告
・人材紹介会社
求人募集のルートは、さまざま。

最近では、"初期費用無料"を謳う
求人サイトもいくつか見受けますが、
媒体選定の際、意識しておきたいことは
「広告費用に対するリターン」
"費用対効果"です。

片や、ハローワーク。

よく「無料で使える」が
メリットとして挙げられます。

ですが、求人票を「広告」として捉えた場合、
更に大きなメリットがあります。

それは、
「掲載期間中にでもメンテナンスできる」
というメリット。

一般的な求人広告は、
掲載期間中の原稿修正は不可となっています。

片や、ハローワークの求人票
管轄のハローワークで手続きを踏めば、
適時、求人情報の修正・更新が可能です。

言い換えれば
「求人票の反響をみながら求人情報を
　ブラッシュアップ・アップデートできる」

このホームページコラムで、
2012年以来お伝えしている
「求人とは、集客。そして求人票も広告。」
という求人票の活用・書き方のコンセプトからも、

・求人市場の動向をみながら
・求職者の反響をみながら
・応募者の関心をみながら

早いタイミングで、

自社が訴求する求人情報を
「無料で更新できる機動力」こそが、

売り手市場でのハローワーク活用の大きなメリットです。

弊社コラムで繰り返しご紹介していますが、

・「仕事の内容」欄
・「特記事項」欄
・「備考」欄
３つの求人票活用エリアは、

・具体的な仕事の内容
・職場の特長
・会社の特長

など

「他社求人との違い」を
具体性のある文章表現で求職者に訴求できるエリアです。

"読み手である求職者"の興味・関心は、

「他社求人情報との違い」

「他社と違う職場の魅力」

「他社と違う会社の特長」

などです。

一歩踏み込んだ、

自社の仕事・職場・会社の魅力（=自社で働く魅力）を
「具体的で明確。そしてリアルな言葉」で、伝えることが、
"売り手市場で選ばれる求人情報"の大事なポイントです。

「他社の求人とはココが違う」独自の魅力の情報発信

単に「詳しく書けば応募がある」ではありません。

もちろん、広告である以上は、嘘は書けません。

それは、企業の広報活動と同じです。

"求職者への広報"で大事なポイントは、
読み手である求職者に
「関与させてほしい・協働したい（ENGAGE)」と感じさせる
「エンプロィーエンゲージメント(Employee Engagement)の情報発信」
　
「『今の仕事・今の職場・今の会社』の良さ・魅力」を
社外の求職者に伝えること。
　
求人も"パブリックリレーションズ(PR)"
社外に向けた広報活動に他なりません。

「ハローワークの求人票」も書き方次第、
求人媒体の選択肢のひとつとして
ご活用頂ければと存じます。