ハローワークでの求人活動。 (1)単純に必要最低限の事項を記入していました。
(2)ハローワークの求人は経費がかからないが、こちらが
要望するような人が来ない。
(3)仕事に熱意を感じない人まで応募してくるので、
時間を多く浪費した。
実際に私がお聴きした
「お客様の声」です。
ですが、この求人票。

本コラムでも一部紹介していますし、
セミナーにてお話させて頂いております。
求職者目線で会社をPRする戦略とノウハウ
で、しっかりと作り込むと、
求人活動のみならず、
色々なシーンに展開できる
ポテンシャルの高いツール
だったりします。
例えば。
”会社のPRのネタ帳”として。
今回は、
私見&お寄せ頂いた「お客様の声」を交え
そのご紹介を。
1.ポテンシャルその1:他の求人媒体のネタ帳
本コラムでも触れていますが、求人票には、
「仕事の内容」・「特記事項」・「備考」の3つの欄
概ね200文字まで
の
自由記入欄があります。
ここに、きちんと
・ターゲットを絞りこみ
・情報整理・配置を行い
・求職者目線で伝わる表現
で情報発信すれば、
A4 1枚に内容の濃い求人広告のネタ帳
出来上がることになります。
これをたたき台・ネタ帳にして、
他の求人媒体、
例えば、
・折込広告
・フリーペーパー
・求人サイト
・自社HP
など、
自社の予算に応じて、
各媒体の長所を活かして求人活動を展開していくことも可能と
考えます。
なぜなら。
しっかりとネタを作り込んでいますから。ちなみに。ですが。
”求人媒体の一種”という視点でハローワークを検証すれば、
これは、以前、担当者様に取材させて頂いたのですが、
毎日、
全国 : 17万人
大阪府下 : 2万人
※リピーター含む延べ人数。
が訪問している求人媒体
とのことです。
しかも、
掲載期間中は、反応を見ながら、
メンテナンスフリーな求人媒体でもあります。
2.ポテンシャルその2:採用面接のネタ帳
これは、
ハローワークの担当者様から、
私がライティングした求人原稿を見て、
フィードバック頂いたことですが。
ここまで、作り込めば、
「この会社、本気で人を採ろうとしている」
ということが、我々にも伝わってきます。
私も、セミナーでもお話させて頂くことなのですが、
読み手(=求職者)にイメージしてもらう
ことを重視しています。
さて、これを読んで応募してくる求職者のモチベーション。
これは、商工会議所さんでお話させて頂いたときに、
フィードバックを頂いた言葉。
「『これ私のための仕事!』ってイメージできれば、
モチベーション上がりますよね」
とすれば、そういうモチベーションな求職者との採用面接の場がどうなるか?
想像に難くないと思います。
この求人票を
採用面接のネタ帳として
「質の高い質問」。
これも、ハローワークの担当者様からフィードバック
頂いたことなのですが。
入社トラブルでよくある事象。
「そんなこと聴いてなかった! 聴いてた話と違う!」
を回避するため、面接の場で十分な話ができるチャンスが
あるということができます。
また、読み込んでいるかどうかで、
応募者のモチベーション・関心のポイントや高さを測ることもできます。
なぜなら。
職場環境の情報・会社の情報を作り込んでいますから。そして、この場で、
求人票をネタ帳にして、
採用担当者の口から面接の場で直接、
・会社の強みなどをPRすること。
・仕事・職場のことを語ること。
これも、ハローワークの担当者様からフィードバック
頂いたことなのですが。
「なるほど。言ってることと書いてることに間違いはない。」
と求職者は思いますよね。
つまり、
”求人内容にウソがない=この会社、信頼できる”
と伝わりますね。
とのこと。
3.ポテンシャルその3:会社PRのネタ帳
最後にご紹介する このポテンシャル。
実は、実際に私が原稿ライティングのため、
お会いした経営者様から頂くフィードバックで頂く、
一番、
ご満足頂き・ご納得頂けることでもあります。
キーワードは
「会社の『本当の』強み・ウリ」
これを、セッションでインタビューさせて頂き、
その場で、私の言葉に置き換えてお伝えすることを
繰り返してブラッシュアップしていくのですが。
よくみなさんから、フィードバック頂く言葉。
「そうそう!こういうことが言いたかった!」
「なるほど、たしかにそこが本当のうちの強みですわ」
「いいですね!それ、使ってもいいですか。」
これを、「会社情報」として、コンパクトに求人票に
200字ぐらいで纏めていくのですが。
この文字数。
”話言葉で何分間ぐらいの長さだろう?”と調べてみました。
250文字〜300文字=1分
だそうです。
例えば、
ビジネス交流会で自社プレゼンの機会があった場合。
本HPの【お知らせ】にも紹介させて頂いてますが、
賞を頂いたプレゼンタイムは、
ほぼ1分のケースが多いです。
また、名刺交換の場面。
自社をアピールできる時間、そんなに長くありません。普通は。ここで、
・的確に自社の「本当の強み」を伝えることができたなら・・・
・1分で自社の強みを的確に伝えることができたなら・・・
これを3分・5分・10分と作っていくことは、
さほど難しいことではありません。
なぜなら。
自社の強みのコアなエッセンス、既にネタとして持っているのですから。いったん、しっかりと作り込んで、
求人票のポテンシャルをフル活用
頂ければと思います。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。
みなさまのご参考になれば幸甚です。
では、また。
※本コラムの内容は、各所取材の上、入手した情報を基に、
記事として掲載させて頂いております。