「2025(令和7)年3月卒業」
来年春卒業予定の
大学生の就職内定率
2025年1月24日
厚生労働省/文部科学省は、
2024年12月1日現在の状況を
取りまとめた結果を公表しました。
今回のコラム、
その概要をご紹介致します。
※以下の資料は、厚生労働省等
各ホームページで公開されている資料より引用します。
厚労省 1/24発表 来春(2025年3月)卒大学生 就職内定率状況(12月1日現在)
【就職内定率の概況】
全体の就職内定率は 84.3%
前年同期調査から1.7ptの減
コロナ禍だった令和3年3月卒の
82.2%から上昇基調で推移していましたが
前年同期の86.0%から4年ぶりに低下、
コロナ前の87.1%を大きく下回る結果となっています。
【直近の状況と推移】
・令和7年3月卒:84.3%
・令和6年3月卒:86.0%
・令和5年3月卒:84.4%
・令和4年3月卒:83.0%
・令和3年3月卒:82.2%
・令和2年3月卒:87.1%
この傾向は、
先に本コラムでお伝えした
10月1日現在の就職内定率と同様
「売り手市場」の状況下で
早期の就活・複数内定を得ていても
最終的な"就職先"の決定が長期化しているなどの
事情・傾向も伺わせるような結果となっています。
【就職内定率の内訳】
各内訳の就職内定率は以下の通りです
※( )は前年同期からの増減値※▲は減少
■ 男女別
・男子:83.3%(▲1.7)
・女子:85.5%(▲1.7)
■ 文理系別
・文系:84.2%(▲2.0)
・理系:85.0%(▲0.4)
■ 国公立・私立別
・国公立:84.4%(▲3.2)
・私立 :84.3%(▲1.2)
■大学 地域別就職内定状況
・北海道・東北地区:77.2%(▲0.2)
・関東地区:91.2%(+ 0.6)
・中部地区:83.2%(▲5.2)
・近畿地区:82.6%(▲2.1)
・中国・四国地区:79.3%(▲1.4)
・九州地区:78.3%(▲5.2)
・理系よりも文系
・私立より国公立
の就職内定率低下が特徴的な結果となっています。
ご参考までに「大学等」に分類される
就職内定率も公表されています。
・短期大学:65.2%(▲1.5)
・高等専門学校:96.2%(▲1.6)
・専修学校(専門課程):72.8%(▲0.4)
図表等出典:厚生労働省 令和6年度大学等卒業予定者の就職内定状況調査(令和6年12月1日現在)
【関連コラム】
【ご参考】
・「就職率」
就職希望者に占める就職者の割合
調査時点における就職者数を就職希望者で除したもの
・「就職率」における「就職者」
正規の職員(1年以上の非正規の職員として就職した者を含む)として
最終的に就職した者(企業等から採用通知などが出された者)
・「就職率」における「就職希望者」
卒業年度中に就職活動を行い、大学等卒業後速やかに就職することを希望する者
・「就職(内定)状況調査」は年4回調査実施
10月1日現在・12月1日現在・2月1日現在の調査結果を"就職内定率"と称し、
4月1日現在の調査結果を"就職率"と称している。
※以上は文部科学省通知 25文科高第667号 平成25年12月16日より引用
文部科学省における大学等卒業者の「就職率」の取扱いについて(通知)
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以上、最新データの概要をお伝え致しました。
詳しくは、下記
【出典・引用】URLからご確認ください。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
みなさまのご参考になれば幸いです。
※本連載コラムは、各省庁ホームページ公開情報等
取材した内容を基に、記事として掲載しています。
【出典・引用】
厚生労働省 報道発表 2025.01.24
令和7年3月大学等卒業予定者の就職内定状況(12月1日現在)を公表します
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文部科学省 2025.01.24
令和6年度大学等卒業予定者の就職内定状況調査(12月1日現在)
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