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大阪府社会保険労務士会 北東支部所属
  1. 【短期集中連載(4/5)】白書初!「子育て世代の就業意識(H25年版厚生労働白書)」から、求人戦略を検証・解析しました。
 

【短期集中連載(4/5)】白書初!「子育て世代の就業意識(H25年版厚生労働白書)」から、求人戦略を検証・解析しました。

2014/04/05
”育児休業給付 67%へ”
”キャリア形成促進助成金 
「育休中・復職後能力アップコース」新設へ”


いずれも、本コラムでご紹介してきました。

時代のトレンドは、
”女性の就業支援”
”家庭と仕事の両立支援”

今後もこのテーマの助成金(両立支援等助成金)の
統合・新設が予定されています。



では、
”女性、特に子育て世代の就業意識”

「平成25年度版厚生労働白書」。
初めての試みとして報告された
「若者の意識を探る」で、
「子育て世代の意識」もデータ報告がなされています。

私見ながら、
今回は、この「子育て世代の意識」からのアプローチし、

”子育て世代への求人戦略(効果的な求人票の書き方など)”

の検証・解析を試みてみました。

※以下の資料は原則として、
 平成25年度版厚生労働白書から引用


1.潜在的労働力率


現状の推移を捉えたデータがあります。
※職業安定分科会雇用保険部会(第93回)
 平成25年10月29日資料より引用

・女性の年齢階層(階級)別就業率
・女性の潜在的労働力率





この資料については、以下のようにコメントされています。

・25〜44歳の女性の労働力率は平成14年から平成24年にかけて上昇しているが、
 依然としていわゆるM字カーブが解消されていない。

・就業率と潜在的労働力率の差は大きく、
 ”働く意欲はあるものの就業に結びついていない者が多く存在している”
 ことがうかがえる。


2.就業経歴



では、”第1子出産前後”に就業に関し、どのような選択をしたかを
示すデータをご紹介します。




このデータに関して、白書は、このようにコメントしています。

妊娠前に就業していた妻の割合を100とした場合、出産後も継続して
就業している妻の割合は、
(1) 1980年代後半が39.0%であったのに対して

(2) 2000年代後半になっても38.0%と依然として低い状況にあり、

(3) 現在でも、妊娠前に就業していた女性の
  約6割が第1子出産前後に退職している状況にある。

少し、このコメントにある数値に関する補足をしておきます。

(1)の39.0% :
   1985〜89年
    就業継続(育休利用) :  5.7% ・・・@ 
    職就業継続(育休なし): 18.3% ・・・A
  出産退職       : 37.4% ・・・B

         @+A+B=61.4% ・・・C
           A+B=24.0% ・・・D

           D/C=39.0%

(2)の38.0% :
   2005 〜 09年
    就業継続(育休利用) : 43.9% ・・・@ 
    職就業継続(育休なし):  9.7% ・・・A
  出産退職       : 17.1% ・・・B

         @+A+B=70.7% ・・・C
           A+B=26.8% ・・・D

           D/C=38.0%

3.退職理由


次に、”末子の妊娠・出産”を機に退職した理由を
示すデータをご紹介します。



このデータに関して、白書は、このようにコメントしています。
正社員では「家事・育児に専念するため、自発的に辞めた」
とする割合が最も高いものの、
・「就業時間が長い、勤務時間が不規則」
・「勤務先の両立支援制度が不十分だった」
など、
”就業を継続するに当たっての両立の難しさ”
により退職した者も多い

もうひとつ、私見ながら、
非正社員(パート)では、
・「就業時間が長い、勤務時間が不規則」
・「勤務先の両立支援制度が不十分だった」
を理由とする退職割合が正社員に比して圧倒的に低い

こともポイントかと考えます。

4.復職(再就職)と就業状態の変化


ここまで”出産・育児を機に退職”に関するデータをご紹介してきました。

では、次のフェーズ
”退職後、復職まで”
白書では、これに関して、さまざまな切り口からの
データが提示されています。


(1)再就職までの期間



白書のコメントにもありますが、

正社員・非正社員ともに
・「1年未満」の割合が3割強
・「2年未満」の割合が6割強
と比較的早期に再就職いる傾向がみて取れます。


(2)再就職の理由




こちらも、白書のコメントにもありますが、

正社員・非正社員ともに
・「自分自身の収入を持ちたかったから」
・「子どもの教育や養育にお金がかかるため」

という
経済的な理由を挙げる者の割合が高くなっている傾向がみて取れます。


(3)就業状態の変化


このデータ、
個人的に興味深いデータでしたので、
併せてご紹介します。



補足ですが、ここにいう「第1回調査〜第9回調査」、
対象となるこどもの年齢に応じて、
このようなタイミングで追跡調査が行われています。

調査回における対象児の年齢
 第1回調査:月齢6か月
 第2回調査:1歳6か月
 第3回調査:2歳6か月
 第4回調査:3歳6か月
 第5回調査:4歳6か月
 第6回調査:5歳6か月
 第7回調査:7歳(小学校1年生)
 第8回調査:8歳(小学校2年生)
 第9回調査:9歳(小学校3年生)

このように、こどもの成長に応じて、

・就業形態が徐々に多様化(正社員占率の変化)
・パート・アルバイトでの就業率の上昇

していることがみて取れます。

5.データからみる求人戦略のヒント


以上のデータから、

「子育て世代」を求人ターゲット


とした場合の求人戦略ですが、

キーワードは、
”家庭と仕事の両立”と
”女性のライフステージ・スタイル”


そして、情報発信のポイントは、

@ 労働条件
A 福利厚生
B 将来のキャリア

の3つと考えます。


(1)労働条件


   就業状態の変化でもあるように、復職の際にパートでの就業のウェイトが高いことは、
   「子育てのライフステージに合わせた時間で働きたい」
   ことを意味します。

   とすれば、
   @ シフト勤務はいつ・どのように決まるか?

   A 子育ての事情をどの程度考慮してもらえるか?

   B 繁忙期の残業の見込みは?
   などが応募に際しての
   関心の高い・知りたい事項と考えます。


(2)福利厚生


   これについては、「託児所がある(外部リソース含む)」ことは、
   最大の関心事でありますが、
   
   それ以外の福利厚生に関する事柄。

   これは、実際に私が人事屋をやっていたときに、
   「工場のパート従業員(女性・子育て世代)」をターゲットにした
   求人をした際に、求人票に書いた事柄でもあります。

   もちろん、「女性限定」・「女性希望」などは書けません。

   ですが、
   職場の現実として、女性の多い職場であり、
   ラインの人間関係などの諸々の要素からも
   男性を採用しても長続きしない課題を抱えていました。

   ですので、
   この世代が気になることはなんだろう???
   と考えてみました。

   例えば、
   @ 社員食堂があるのかな??? 昼食補助はあるのかな???
   A 就業にどんな格好? 制服は買わないといけないの???
   B 休憩室はあるのかな??? 男女別になっているかな???
   C 職場に女性は何人くらいいるのかな???

   このようなことを知りたいのではないかと考えて情報発信しました。

   これ、実は根拠があります。

   ここまでで紹介したデータで紹介しましたように、    
  
   ・「自分自身の収入を持ちたかったから」
   ・「子どもの教育や養育にお金がかかるため」
   という経済的理由や世代のライフステージ・スタイル
   などの要素。

   これを求職者の目線に立ってみると、
   ・「働くのに無駄な出費はしたくない」
   ・「同じような人たちのいるところで働きたい」
   ・「働きやすい環境で働きたい」
   と解釈できるのではと考えた次第です。


(3)仕事の内容・将来のキャリア


   
   復職に際しては、
   ・以前の経験が役に立つだろうか???
   ・育児休業中に取得した資格が役に立つだろうか???

   も求職者には気になるところです。

   「仕事の内容」も
   より、「ここで働く自分」をイメージできる情報

   そして、
   こどもの成長に合わせ、子育てが進むにつれて、
   ライフステージを考えると、長期勤務から正社員へのキャリアアップ
   視野に入ってくることも考えられます。

   会社にこのような制度があると、情報発信しておけば、
   求職者自身が将来を見据えて、
   応募のモチベーションが高くなる事柄かと考えます。   


以上、「子育て世代」への求人戦略を検証・解析してみました。


本コラム・セミナーなどで、ご紹介しています通り、

ハローワークの求人票には、

「仕事の内容」欄・「特記事項」欄・「備考」欄
併せて、900文字(400字詰め原稿用紙2.25枚分)の自由記入欄

があります。



これらを活用して、

求職者が知りたい情報を発信する

ことが、

「応募してもらう」すなわち「採用の第一歩」


と考える次第です。




【その1】と【その2】、
2回にわけて、
介護サービスの職業に特化して、
求人戦略を解析・検証を試みました。

では、また。




最後までお読み頂き、ありがとうございました。

みなさまのご参考になれば幸甚です。

では、また。

 

 

※本コラムの内容は、各所取材の上、入手した情報を基に、

 記事として掲載させて頂いております。




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